2013年3月上旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。




[2013年3月上
旬]


3月2日(土)


(今書くと、懐かしいが)
WBC初戦 。

2006年のWBCから野球にはまり、
2009年には入れ込みすぎてて、
試合やニュース、インタビューなどの録画から、
DVDディスクを22枚もつくってしまったので、
録りすぎないように気をつけよう…。
そこまで見返す時間は、人生にはないのだ、と知る今日この頃。
(2009の決勝は、けっこう見たけどね)

まあ今年は、メジャー組も出ず、
監督やメンバー的に、どうかしら…と思っているので、
そんなに録らないであろう。

案の定、格下のブラジル戦で、8回まで3-2で負けてて!
(どうも調子がよくないマー君が、やはり打たれてしまい…)

え、え、予選のこんなブラジル戦で負けるの?!と思っていたら、
代打の井端が見事な右打ちで、同点にーーーー(泣)!!!




インタビューで、
「軌道は全部、カズオに教えていただきました」
と言っていた井端。

その時の裏側が、後でスポーツニュースに出てきてて!
(大盤振る舞いの映像ですよ…、これ )

ベンチ裏でバットを振っていた井端に、
楽天のカズオ(松井稼頭央)が、
「スライダーはそんなにない。
まっすぐは、外めにシュート」とか、
さっき対戦した相手ピッチャーの特徴を教えていて。
(井端は代打だから、それまで自分が対戦してなく、わからない)

それで、あの起死回生の同点タイムリーが。
カズオさん、かっこいい~、と思った映像でした。

そして同じく代打の阿部も打って、5-3で勝ち!!!
「勝ったーーー!!!」
「井端、すごいー!!!」とくにぞうと喜び合う。

よかった…。
代打で打つ人って、ほんとにその勝負強さを尊敬する。







3月4日(月)


本棚が乱雑になってきたので、本の整理。
全部ガバッと出して、中を拭き、今いるものは戻し、
もう絶対読まないものは、段ボールへ(まとめて古本に出す)。

まだとっておく本は、
押し入れのほうにある可動式の本棚へ。(昔、安い通販で買った)
その中も見直して、減らす。

(『妙に役立つ日々の知恵』にも書きましたが)
本の処分での、
私なりのコツは、本の中身をパラパラと見ること。

本の背表紙を見ると、なにか愛着があって
捨てられない気持ちになるけど、
中身を読んでみると、
「ん? これって、またいずれ私、読むのかな…」と思えたりする。


昔より、
「ちょっとは読み返したいけど、きっと、だいぶ、
私の身になってくれているだろうから、処分してもいいか」
という判断ができるようになってきた。

でもやっぱり、世間一般の方よりは、
資料的にとっておく本が、ダントツに多いと思うけど。
昔よりは、全体の風通しがよくなってきた気がする。




     **********




ふたりでご飯をつくる前に、
ちょっと靴下が湿って、ひんやりするので、
くにぞうに「靴下履き替えていい?」と聞くと、
「ダメってあるの?」と笑っていた。
「遅くなっちゃうから、いちおう、おことわり」と言う。

そしたら、なぜかくにぞうが小芝居。
「『おいおい、何枚履くんだ?! 
靴下だけで健康になるんなら、靴下屋さんはみんな健康だぞ』
なんて怒るダンナさんだったら、どうする?」
だと(笑)。

でも、それに近い方もいらっしゃるだろうなあ…。
そんな嫌みを言われても、笑顔でスルーしてくださいね。
うちは、ありがたい。







3月5日(火)




「うさぎの会」に注文しておいた絹毛布が届く。

絹毛布は、初代のもこちらで買ったのだけど、
冷えとり初めて数年くらいだったかな。
だから、たぶん15年くらいは使っている…?んじゃないかと思う。
もう来年こそは買い替えよう!、と思ってから、
はや2、3年たってて、ついに決断。


年に1、2回、洗濯機でそっと洗っちゃってたので、
けっこう毛がはげてきてて。
もっと、洗わなくてよかったのじゃないかと、今は思う。
それかクリーニングのほうが、やはり傷まなそう。
(でもクリーニングも、水洗いではないから、
ちょっと考えてしまうが)
今度は、数年に1回、洗濯機で洗うことにしようかと考え中。

でも、まあ長く使ったほうなのかもしれない。
きっと、いろいろと吸い取ってくれたであろう。
ありがとう。

夏はさすがに、感触的に温かすぎるので使わないけど、
それ以外は、ほぼずっと使用してました。
やっぱり、気持ちいいです。
長く使えるので、思い切って買ってみるのも、よいかもしれませんよ。
両親へのプレゼントなどにも。



新しいものは、
毛並みがすべすべしてて、やはりうっとりだ~。







ちなみに下に敷いてるものは、
冬は、綿毛布的な感じの厚手のシーツ。(綿100%)
大昔に、ネットで買ったのでは。


夏は、 麻のシーツ(麻100%。無印良品のだけど)。
麻ってやっぱり、体感的にちょこっと涼しい!と思います。

検索したら、無印のは、これかな。
なんだか、ベッドの写真がもっさりしてますね。
たたんであるほうが、かわいい気がする。↓

この夏用に、去年買い足しておいたのを思い出したので、
写真撮りました。
(「大人のふだん着」の湯たんぽのヒモは、これのです)






  


あと近年たくさん売り出されている
夏、クールに感じられるという化繊の敷くやつとかも、
「化繊だからなあ。けど…、ほんとにすっごい違うのか?」と
疑いつつ、去年買ってみたら、
やっぱり私は、今のところ、ほぼ何とも涼しく感じず。
なんなんだろう。あれ。
人によって違うのかな。
うっすら? でもうっすらとも。

ひとつ、ふたつしか試してないから、わからないけど、
たくさんの会社から出ていて、
どれかは、そう感じるのもあるのかな。

ま、そっちがよかったら逆に困るので、
今は天然の麻のシーツに落ち着いて、よかったとも言える。




       ******





WBC、キューバ戦。
2次ラウンドに行けるのは、もう決まったから、
これは、言うなれば、負けてもしまってもいい試合。

で、「6-3」で負けたんですけど、
その途中、
稲葉がゲッツーにしてしまって、ベンチに帰ってくる時、
みんなに「ごめん、ごめん」と言っていたのに、
なんか感動した私…。
(後でニュースか、ワイドショーの映像で見たのかも)


WBCって、
独特の雰囲気があるし、
しーんと沈黙して、固くならないように、みたいなことを感じた。
わからないけど。

2009年にイチローが不振だった時も、
稲葉だけが
「イチ君、次、次」みたいに声を掛けたようだし。


ゲッツーだったら、
ベンチに帰っても、何も言えないことも多いだろうけど、
こういう国際試合で、
一緒にやっていこうと集まった仲間に向かって、
「ごめん、ごめん」
と言える年上の稲葉が、なんか素晴らしいと思った。



    


そして、なんと!、韓国がリーグ敗退決定だと!
また韓国と死闘かと覚悟していたが。
最後に台湾に逆転勝ちしたのに、得失点差らしい。
WBCって、恐ろしい…。



   ***********



くにぞうが、また何かテレビのレシピでつくってくれた
菜の花の上に、鶏の炒め物だったかな。甘酢っぽい味。
おいしかった。









3月8日(金)



WBC台湾戦は、ものすごい激戦だった。

(以下、前に扉に書いてたことも)
ファン歴の浅い私が見た過去の試合の中で、
イチローが打って決めた2009年の決勝と、
一二を争うくらいの緊張感のある、奇跡のような試合だった…。

まさかの能見が押し出しで1点失った後、
三振にきってとって、吠えた摂津。
そして、8回につ、ついに…2点入れて(泣)、3-2に。
そこも井端のヒットから!

牧田がバントフライへ、
必死にダイビングしてキャッチ! という素晴らしい場面もあり。


でも1点負けてて、
もう9回の2アウトで、さすがに覚悟しましたが、
そんなとこで、と、と…、鳥谷が盗塁!!!
もし、さされたら、ゲームセットなのに!
(これ、行けたらいつでも行け、という指示だそうです。
おじけずきますわよね…。鳥谷エラすぎ!)


そして、井端が打ってーーー(号泣)!!!!
解説の古田と工藤、実況の清水アナが、
「よっしゃーー!!!!!やったー!!!!!帰れ帰れ!!!!!
3塁蹴った!!!わああああ!!!!」
みたいなことをおのおのに大声で叫んでいて、
ほんとに何を言っているのか全然聞き取れず…(笑)、ツボだった。

井端は、走りながら、力強いガッツポーズ。
塁上で、ほんとに嬉しそうなバーンのポーズをベンチに。
(このシーン、何度見たかわからないくらいリプレイした)

いやああーーー、神様、仏様、井端様!
2ストライクで追い込まれて、あのヒット。信じられない…!
くにぞうと抱き合って喜ぶ!!!
夢かと思ったよ、もう。


これで3-3の同点にし、延長に持ち込む。
そして延長で中田の犠牲フライで、4-3で勝利!!!
ベンチから飛び出したみんなの顔が、
嬉しすぎて、見ていて、ほんとに幸せな気持ちになる。


    **********



今回、裏側の映像もけっこう出してくれてて、
このシーンの放送席の模様を
後で「Get Sports」が一瞬映してくれていた。

そしたら、よく実況をしている清水アナが、
「同点ーーー!!!!! 日本、同点ーーー!!!!!
井端打ちましたーー! 追いついた!!、9回2アウトーー!」
と超絶叫しながら、
ガバッと立ち上がり、顔を真っ赤にして、
片足でガンガン踏みならすようにし(膝が映ってた)、
さらにガッツポーズ、バンザイか、工藤さんにハイタッチ、
みたいに超興奮しているのを見て、
え、あの温厚そうな人が、と思ったが、
それほど思い詰めたところへの爆発だったのだと思った。
(この映像がほんの一瞬で、清水アナが見切れているのが、残念…)

だって、9回の2アウト、2ストライクだもんね…。
奇跡だよ…。
(井端は後で、
「『野球は2アウトから』の意味もわかったし、
野球のおもしろさを体験できて、よかったかなと思います」
と言っていた)





あと、その前の鳥谷の盗塁で、
清水アナが、
「鳥谷がスタートしているーーーーー!!!」
と叫んだのも、ツボ。
びっくりしたんだろうね。見たら、もう走っていて(笑)。

「走っちゃってる…(まっさお)」といった雰囲気で、
ちょっと非難がましいところが、心配げでかわいかった…。
清水さん。ファンになるわあ。



井端は、後でのインタビューで、
「鳥谷選手が走ってくれて、
急に打席の中で元気が出たのは今でも覚えてますし、
その時に一気に視界が広がったというか、
急に周りが見えて、
あのへんにヒットを打てばいいな、というのも出てきたので、
アウトになることは、まったく考えなかったですね」
と言っていた。
なにか、神がかっていた瞬間だったのだね。


でも破れた台湾も、ほんとうに強くて、紙一重での勝ち。
王建民もすごかったし、素晴らしい試合だった。



   **********



その試合での話。
震災の時に、
台湾がたくさんの義援金を届けてくれたお礼に、
お礼のプラカードを掲げていた日本人の観客がいたみたい。
それが台湾で報道されたよう。
これこれ。下の方に台湾の方のコメントも。

自分がしたことではまったくないのに、
お互いの反応がすごく嬉しくて、ちょっと泣いた。


国と国も、人と人も、
助けたり、感謝したりすると、
心を打って、
同じものが返ってくるのだろう。

いがみ合い、侮辱したり、非難すると、
きっと同じような、痛いものが返ってくる。

だから、人と人であれば、
非難することからは、何も生まれず、
ただ「ありがとう」と 感謝を差し出すことが、
関係を変えるのじゃないかと思います。






3月10日(日)


WBC、オランダ戦。
ホームランがこれでもかというほど出て(6本)、
16-4で7回コールド勝ち!
これで無事、決勝ラウンド進出決定! アメリカへ。

「たまにはこういう安心して見れる試合もないと、
緊張で体がもたない…」
とくにぞうに言う。





3月11日(月)


震災のあった日に、私は野球関連のものを見ていて、
なんだか悪い気持ちになる。

他の方のブログを見ると、
ちゃんと考えた、いいことが書いてあり、
余計にそんな気持ちになる。


でも、しょうがないか。
せめて自分のことを、ちゃんとやっていこう。

テレビの震災の特集を録画し、
どっしり見る覚悟がある時に見ようと思う。





3月13日(水)


ちゃんとした朝昼兼用ご飯。
味噌汁は、くにぞうので、大きいお椀。
納豆、大根おろし、玄米、菜花のおひたし、白菜の古漬け、
無添加めんたいこ(ネットで。冷凍してたのを出す)、しらす。
青い鍋は、玄米の入ったル・クルーゼ。



3月14日(木)


ヨガに行って、花粉症で
「あんまりくしゃみとか出るので、昨日初めてマスクをして出てみた」
と報告。

冷えとりでは、出したほうがいいのだけど、
今年の花粉は特に多いみたいで、
(というか、私の毒が多いのでしょうね)
あんまりにも、くしゃみ、鼻水で
ヘトヘトになってしまうのに疲れてしまい。

薬はこれから先も、たぶん飲まないと思うけど、
ふと、そこまで意地でがんばらなくても、
ちょっと外でマスクだけしてみようか、と思ったのだった。

そしたら、けっこうラクだったので、
晴れてる日なんかは、そうしてみようかなと。

(そうしないで、がんばる方は、もちろんそちらで)


マスク初心者なので、
「このマスクの中の蒸気みたいなのは、
このまま耐えるんでしょ?」とか、慣れてる友達に聞く。
そうらしい。
なので、「喉が乾燥してる時もいい」と言っていた。



      *********




喫茶店で待ち合わせをして、
大和書房の編集の鈴木さんに、新刊の見本を1册頂く。

かわいい…。(何度も言ってる)
デザインのわたなべひろこさんには、
色使いや、いろんな細かい部分まで、
奇をてらわず、素直な、まっすぐな感じに仕立ててくださった。

帯やタイトルは、鈴木さんが考えてくださって、
とてもいいなあと思っていて。

こうして、形になって、ただ感謝しかない。




      *********




困った時の、キャベツのナムル。
ざくざくと数センチ角に切って、ビニール袋に入れ、
塩、コショウ、ニンニクパウダー、ごま油をたらっとして、
袋の上から軽くもむ。

ちょっと置いておくより、
食べる直前にやるほうが、逆に新鮮な歯ごたえなので、好き。
おかずが足りない時に、時々やるもの。








3月15日(金)


無事に確定申告、提出。
ほっ。




最近の自分の断捨離ブームの一環で、
ずっと以前にカワハラのお母様からもらった古い着物(ご親戚の)を、
ついに、引き取りに出すことにする。

前から、カワハラに
「ごめんねー。やっぱり着る機会がなくて。
もし使われるようだったら、お戻しするけど」
などと相談していて。
引き取りのことも、お母様ともども了承ずみ。


ネットで探すと、たくさんそういう業者さんが見つかり、
宅急便(箱も送ってもらえるし、送料は無料)で送っておいたら、
びっくりするくらい安い査定額で…。

「いちおう金額の内訳というか、査定内容を教えてください」
とメールしたら、教えてはくれましたが、
どうも気が進まなかったので、
送料払って(大きい箱なので、送料のほうが高くなるくらい…)、
戻してもらうことにした。






そこからネットでいろいろ調べると、
着物の引き取りは、
ほんとうに二束三文だと書いている人がたくさんいて。
ウールの着物や古いものは、値がつかないとかも。
そうなのかあ。日常的に着れる着物が多かったからなあ。
じゃあ、あの値段も、そんなに不当ではないのかもしれない、
とも思い直す。


だから、
「オークションに自分で出せる人は、そのほうがいいのでは」
と書いている人も、たくさんいた。

しかしオークションってやったこと、ほぼないし、断念。

で、またいろいろ調べて、
別の業者さんにお電話してみて、感じがよさそうだったので、
そこに送ってみたら、
前のところよりは、ちょこっと高かったので、
もうそれでお願いすることにする。



いやあ。初めての体験で、勉強になる。

後で川原にも報告。
「それは、かえってたいへんだったね」なんて言ってくれる。

こんなことも、
着物の処分を考えている方の、参考になるかしら、
なんて思って書いてみました。

でもその着物のスペースが空いて、さっぱりしたし、
送った先で、
なにかしらで活用してもらえるのだったら、それでいい。




     **********




夕飯の一部。
くにぞうの実家から送ってもらった
イカナゴ、イカナゴの新子、ホタルイカ。

イカナゴは、新鮮でないと、なので、
東京ではそんなに見ないですよね。

クールで送ってもらい、すぐその晩、
フライパンにアルミホイルを敷いて焼き、ショウガ酢醤油で食べます。
くにぞうの実家で、生まれて初めて食べたイカナゴ。
おいしいです。
キスみたいな雰囲気かな。

新子は、酢醤油で食べるのだったかな。
やわらかな、シラスの大きいのみたいな感じ。








3月16日(土)


もう今年の味噌の仕込みをしないといけないので、
前年のを出して、カメをあける作業。

今回は、生麹を冷蔵庫に入れ忘れるという事件があって、
心配したけど、なんとか無事できたよう。
カビも、焼酎のふきんのおかげか、全然なしでいけた。









重しとラップを取って、混ぜたところ。







ジップロックに分けて、冷蔵庫へ。
けっこうな分量なので、冷蔵庫のいらないものも、整理してから。






今年も無事できて、よかった…。


3月17日(日)



「モーネ」井上さんに、
切り紙展の様子がまとめられたリーフレットを送ってもらった。
これ、富士山の切り紙を送ってくれた
たくさんの、たくさんの方に、
ひとりひとり送られているのではないかと思う。すごすぎる…。


ブログに、その展覧会のお礼の文章が。
(写真は、亡くなったお父様だと思う。かっこいい…)


普段はよくメールで返信してしまう私だが、
このリーフレットのお礼に
また切り紙してみよう、と思い、ちょろっとやる。
また適当な雑誌を切り抜いて。

桜にしようと思ったが、ち、ちがうね…(笑)。
なんとなくの、春の花。





でも、どんなもので、できると嬉しくなりますよ。
友達へのおたよりなどに、いかがでしょう。




3月18日(月)


「大人になっても、悩んだりしていいですか?」
の発売日。

いくつかの本屋さんで、
平積みにしていただいているのも、見かけた。
ありがとうございます!

誰か、ちょっとでも、
これでラクになることがあったら、と願う。




    *********


そして、負けたら終わりのWBC準決勝。
結果は、負けてしまった。

(以下、扉に書いていたことも)

よりによって、がんばった井端と内川が、最後あんなことに。
(8回に1点返したあと、追い上げムードの中、
ダブルスチールだったが、
井端が行けないと判断して、戻り、
内川がそれを見ずに走って、アウトに)

「行けたら行け、という
ダブルスチールのサインをあそこで出すか?」
という意見に私も賛成。
解説者で「あの場面で、あの作戦はありえない」
と言っている人もいたし。


井端があとで、
「行けたら行けというサインは出てたんですけど、
やっぱり、三盗(三塁に行く)は、
120%セーフにならないといけないので、
そこまでのいいスタートが切れなくて、自粛したんですけど、
ああいう結果になるなら、どうかなと思っても、
行っておけばよかったなと、今後悔しています」
というのを聞いて、また泣きそうに。
ちゃんと判断して、戻ったのに。


内川とも話したらしく、
「僕を信じてきてくれたと思うんで、
そこまでの勇気を持って行けなかったのが
申し訳ないと伝えました」と。


内川も、すごく泣いていて、それを見て泣く。
あの場面(私の想像)、
内川は自分の足が遅いから、
下を向いて、一心不乱に走っていたように見えた。
それで井端が戻ったのに、気づかなかった気がする。
自分がアウトにならないように、必死だったよね。

ここまでこれたのは、内川のおかげでもあるって、
みんな知っているから、泣かないで。



     *******



帰国後の井端のインタビューも、みな素晴らしかった。

「過去2回優勝していて、
優勝って、どんなものなのかというのが、負けて思ったので、
また4年、気持ちも体も若返らせて、
代表に選ばれたいなと思いますけどね」
と言っていた。
(4年後は、41歳だが、そうなってほしい)

「もっとうまくなりたいという気持ちが出てきたし、
より勝負強くならないといけないと思います」
とも言っていて、
一番勝負強かった選手なので、
「こ…、これ以上、勝負強くなるんかい!」
と思ったけど、
負けて帰ってきた今、
そんなことを言えるなんて、すごい人だと思う。




でも、選手達みんな、みんな、
結果が出なかった人でも、
どの試合も、がんばってて、
少年みたいな顔で、ベンチ前に飛び出して、喜び合ったりして、
ほんとにいいものを見せてもらった。

途中でメンバーから外れた人は、これを見て、
ほんとに出たかったろうな、と思う。

とにかく、選手のみなさん、ありがとう。