2006年11月中旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。



こないだ、ここに
めんどくさい時は、布団から出してきた昨日の湯たんぽを
机の下でそのまま使っても、なんとかいけると書きましたが、
やっぱり沸かし直すと(湯たんぽのぬる湯をやかんに、どぼどぼ入れて)
ほんとにあったか…。ぜんぜん違います。やっぱり沸かし直そう。

中に入ってたお湯をまた沸かすので、意外に早いですよ…。





[2006年11月中旬]



11月11日(土)

大学時代の女友達とお昼を食べた後、世田谷文学館へ行く。
今、THE BOOMのボーカリスト宮沢和史さんの
手書きの詞などを展示した「宮沢和史の世界」を開催していて、
友達がファンなので、誘ってもらったのだ。

そして今日は、「宮沢和史の世界に寄せて」という題で、
詩人の谷川俊太郎さん、ミュージシャンの谷川賢作さんの
親子での「朗読&コンサート」が行われる日。
これにふたりで応募したら、当選して! めでたく参加できることに。
そしてカワハラの名でも出しておいたら、それも当たったので、
カワハラもイベントに間に合うように後で来るのだった。






大学時代から、谷川さんの本をたくさん持っていたので、
こんな機会にお目にかかれるなんて、夢のようだ。
そして司会の方の紹介で現れた谷川俊太郎さんは、
カジュアルなセーターにパンツか何かで、
とてもさっそうとしていて、かっこいい。
いったいおいくつなのか。
私も年を重ねた時、こんなさっそう感を身につけていたいな。

そこからピアノをバックに詩の朗読や、単独での演奏、
親子でのトークも。掛け合いがおもしろくて、いい関係だなあと思った。

そして賢作さんのピアノは、
ぽろん、ぽろんと、なんとも言えず、しみわたった。
最後の「鉄腕アトム」 の演奏で、なぜか泣きそうに。いい歌です…。
(この曲の作詞、谷川俊太郎さんなのだって!!! すごい!)

サイン会もあって、並んでおふたりにサインしていただいた。
何か言いたい気持ちもちょっとあったけど、
ドキドキだし、失礼な気がして、
「ありがとうございます」 としか言えなかった。





それから、2階の宮沢和史さんの展示を見る。
手書きのノートは生々しくて、
この世にコトバが出てくる、その境界線を見るよう。
昔、矢野顕子さんのアルバムで聞いた 「中央線」は、
そういえば宮沢さんのつくった歌だった、と思い出す。
この曲、ほんとうにいい曲。大好き。


しばらくして、電話をするために1階に降りてきたら、
まだ谷川さん親子が、最後の数人の
サインをしていらっしゃるのが、遠くに見えた。
まだこんなに。
なんだか、しずかに感動。


カワハラと3人で 「ほんとによかったね」と言い合いながら、
軽くお茶して帰った。 誘ってくれてありがとう。









11月12日(日)


先週大慌てで更新したので、
日記に書き忘れていたのだが、
刷り上がった「くらすことの本」を藤田ゆみさんから送っていただいた。
初めて全体を見たのですが、とてもいい本でした。

表紙の紙の手ざわりがよくて、さわっていて気持ちが落ち着く。
「にぎにぎ」さんの提案する「お茶の葉のスモーク」や「ピクルス」など、
簡単そうでやってみたくなったし、
作家の廣瀬裕子さんのエッセイも、とてもよかった。

そして「小学生の現実の朝食と理想の朝食」 というページでは、
子供たちの絵にドキッとしました。
小さい子供たちももちろん、毎回の食について思ってることがあるのだ。
食って、やはり大事。

自分たちの「夕暮ノート」のページも、ADの嶌村美里さんによる、
私たちでは思いつかないようなデザインで、
とてもいい感じになっているのがうれしく、じっと見つめた。






また本の校正を続け、夜1時くらいに、赤字の宅急便を出しに行く。
帰りに空を見上げたら、
ぼおっと薄く光った半月が横に寝ていた。
オリオン座も輝いていた。
ただ美しい。











11月13日(月)

森ビル、アークヒルズのクリスマスポスターの
キャッチなどを送信。
ホンマタカシさんの植物の写真がすごくきれいで、
かわいくなりそうだ。


夕飯は、くにぞうと一緒につくる。
くにぞうが買ってきてくれたしめサバ、ひらめのお刺し身、
私が 昨日つくっておいた切り干し大根
(八百屋で売ってて、太めですごいおいしかった!
これ、また水で30分くらい?戻しておいたのを、
出汁に入れ、カツオ節も少し投入し、煮て、最後に醤油だけ。
たぶん甘いので、みりんはいらないと思ったら、その通り!
小分けにして残りは冷凍)。

あと、にんじんと小松菜の蒸し物。
(にんじんを蒸す鍋に入れておいて、もういいかなという頃に
その上にばさっと小松菜をかぶせると、すぐに火が通ります。
クタクタにならないよう注意です)塩や味噌で。
あとくにぞうが、きのこの炒め物をつくってくれました。
おいしかったです。













11月14日(火)

お昼にくにぞうが帰ってくる時は、麺が多し。
夏は、そうめん。冬は、うどん。釜揚げ風。
しょうがや、自家製梅干も添えて。

冬の長い日が差し込んできました。











夜は、ひとりだったので、チヂミ風。
といっても、お好み焼きとどう違うのか、全然わかってないが(笑)。
しかも中の具は、味噌汁の残り!
出汁取ったしいたけ、ワカメ、菜っ葉など(爆)!
しかしこれ、何が入ってても全然おいしいですよ。(味覚障害か…笑!?)
残り物があったら、ぜひ!!!










そのあと、急にデザートみたいなものが食べたくなり、
さつまいもを薄切りにして、3センチくらい水を入れた無水鍋へ。
それが沸いてくる間に、こないだ買ってあった紅玉を
ばんばん大きく切って、鍋に加える。
かぼすを2つしぼって、きび糖を少々入れる。
ざっくり混ぜて、中火でしばし待つ。

いもに火が通ってたら、りんごは半生でもいいくらいなので、
即できます。 おいしかったあああ。
ばくばく食べてしまった。(ダメじゃん…)
















11月15日(水)

昨日の深夜、自分はもう食べた後なのに、
夜遅くに帰ってきてごはんとなった
くにぞうのパスタを横からつまみ、
ちょろちょろ干しぶどうとチーズも食べたら、
今朝、体が重~~~~~。

チヂミ風を早い時間に食べたので、おなかがすいて、
つまんでしまったが、夜中に食べると、劇的に次の日調子悪いこと多い。
わかってるのに、まだやるか…。反省です…。

で、ヨガを30分やったら、
かなり、すっきりと体の中が通ったよう。
すごい!  ヨガ。
そしてありがとう、カラダさん…。

洗面所と机の上を掃除してから、仕事。
一ヵ所でもきれいになると、すっきり感が味わえる。
お昼は、玄米の卵掛けごはんと、昆布を梅で炊いたもの。






夜、昨日のりんご&さつまいもを、
クレープ(チヂミとまったく同じく、
小麦粉を水で溶いただけです、はっきり言って!…笑)
にしてみる。これもおいしかった。ハチミツをかけて。

リサ&ガスパールのお皿は、
ちょっと前にくにぞうがデパートで見つけたもの。
私が去年か一昨年、絵本や文房具をいろいろ買ってきてから、
ふたりとも好きで。かーわーいいですよねええ。









11月16日(木)

朝、くにぞうとヨガに出掛ける。
その後、私は仕事があったので、すぐ家に引き返してたら、
くにぞうが買物してきてくれたのだが、
なななんとお、白菜が安かったと言って、まるまる一個買ってきていた!
ひょえ~~~!
この忙しいのに、まるまるいっこ!
生まれてこのかた、買った時ないよ!

いつも1/4で浅漬けにしていたのがくにぞうの好物なので、
なんのきなしに買ったらしいが、
私の反応を見て、初めてこれは、たいへんだと思ったよう(笑)。
が、せっかく重いのに買ってくれたので、怒れないですよね(笑)。
それでお料理上手な嫁ぎ先のお母さんに電話で聞いて、
干してから、カメに漬けるやり方を聞き、挑戦してみることにした。


てなことで、梅干し用のざるをまた引っ張り出してきて、
ベランダに。曇りでそんなに日は当たってないが、まあ、しょうがない。











夜は、この間結婚された先輩のパーティがあるので、
くにぞうに「夜、白菜、中に取り込んどいてね~!」 と言い残して、
大慌てでお花屋さんへ寄って、会場へ。
幹事で仲良しの女性の先輩と話していたら、懐かしい顔が続々と。
代表で、江里子さんがプレゼント(夫婦茶碗とぐいのみ)
を買ってきてくださってた。

結婚されたおふたりは、住む新しい場所を探し中ということで、
みんなが遊びに行きたいがために、
沖縄に住め、住め、沖縄はいいぞお、と
何度も超しつこく勧めてて、すごい笑った。

その先輩は、ブログ(「なんでもかんでも」という名前)も
やっていると、こないだ会った時に聞き、
ちょっと見てみたら、結婚する前後のふたりの話も書いてあって、
11/4の包丁が家に来た話や、
11/5の冷蔵庫に料理が入ってる話とか、
読んでて、よかったあ…と思って、なんかじーんとしていた私。

そこに今日贈った花束もに載せてもらってました(11/17)。
12/2の携帯の話も好きだあ。ふふ。










11月17日(木)

もろもろの仕事をどっと送信。
夕方、白菜をカメに移す。
いちおう昨日と今日と2日、てきとうに干してみたら、
ちょっとしおれたよ~、ぐらいな状態だが、大丈夫なのか…。
梅干し用のカメに、塩をパラパラと入れながら
軸のほうが重ならないように、白菜を詰めていく。
(しかし、この目分量の塩が後でたいへんなことに…! coming soon…)





これで、上にお皿をかぶせ、ペットボトルを2本乗せて、廊下に。
ほこりよけにゴミ袋をかぶせておく。
梅干をやったので、なんとなくその要領でいけるのが嬉しい気分。







夜中。
この間買ったユリが、もうそろそろ終わり。
花が枯れる頃って、なぜだか、異常に美しく見えて、
なかなか捨てられない。


















11月18日(土)

またずっと校正など。
ほとんどもう、これが最後くらいと思ったほうがいい原稿。
清い気持ちでやりたかったので、
いつも玄関にあるくまちゃんの茶香炉を机に置いてやる。
(下は、「イコッカ」さんの大きめコースター)

今日は、ジャスミン茶にしてみたら、これもいい感じがした。
部屋が、少し、いい空間へと移りゆくよう。

















11月19日(日)

雑誌「リンカラン」で、「冷えとり」が取り上げられることになって、
その座談会に出掛ける。(ちょうど今頃、12/15発売です…!)
私の本を読んでくださって、不調が治ったという女性おふたりと
カワハラの計4名でお話。

司会役や、この原稿をまとめてくださる井上さんとは、
前に一緒に取材に行ったこともあるので、とても安心だ。

いろんなお話を伺って、とてもおもしろかった。
みなさん、うさぎの会の商品も使っていて、
持ち歩くポーチとかも見せてもらって感激。

こうやって実際にお会いすると、
ひとつの本が誰かに大きな影響を与えるんだなあと感慨深い。
私も、ほんとうに体が悪かった時に、
進藤義晴先生の「万病を治す冷えとり健康法」 (農文協)に
本屋で出会ってなかったら、どうなっていたことか…。
(あ、でも小林正観さんの本や、江原さんによると、
そういうのも、すべて出会う運命だったらしいが)

そしてまた、私の本でこうやって広がって、嬉しい限りです。

そして私はやっぱり、自分や誰か、自分と同じような人を
助けるようなことがしたいのだと思う。
直接ではないけど。遠いところで。











11月20日(月)

カワハラの誕生会もかねて、
くにぞうとちょっと離れたイタリアンへ。
しかし、都会ではない。
(最近都会じゃないところのほうが、意志を持っておいしいものを、
というお店が多い気がするが、知らないだけかな…)

途中の花屋さんで適当につくった花束を隠してて、
会った時に「おめでとう~!」と
カワハラに渡したら、「わー! うれしい~」と 。

「あのー、時間がなくて、珍しい花を選んで組み合わせてもらったら、
ちょっと妙な花束になっちゃったんですけど、
カワハラさん、芸術家なんで、
ちょっと変わってるほうがいいかと思いまして(笑)」
とか言うと、「全然変わってないよ。かわいい~」 と言っていた。

3人とも昔よりは少食になったので、メインはたのまず、
前菜とパスタをいろいろ。野菜多めで。
デザートも。おいしいので、結局けっこう食べてしまったけど、
こういう時だし、感謝していただく。
くにぞうが、だいぶ前からはまっているオペラを
カワハラに熱くすすめていました。