2012年1月上旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。





[2012年1月上旬]


1月1日(日)

(今頃なんですが…)
お正月は、こんな。くにぞうとふたりで、東京で。
メニュー的には、だいたい前にやったのと同じかな。

鶏肉のおすましのお雑煮
(具のにんじんと大根は、くにぞうの実家風、
おすましは、うちの実家風。鶏は、ただ好きだから)。
お母さんの黒豆&私の黒豆。かまぼこ(山口の白銀)。






大皿の上は、
数の子(塩加減を格闘したけど、なんとかなったよう…)、
ごまめ、高野豆腐(お義母さんの)、
かぶの千枚漬け風、煮物。





奈良の先輩の奥様から送って頂いた
「栗の渋皮煮」を冷凍しておいたもの。
奥様も、季節にたくさんつくって、
お正月にも並べられると聞いて、真似してみました。
おいしー。





つつがなく、新年。
くにぞうと向かい合って、ちょっとお燗をつけ、
「今年もよろしくお願いします」と挨拶する。



くにぞうがお燗でいい気持ちになって、昼寝してた時、わりと大きめの地震。
別の部屋から、ぱっと寝室を見たら、
ぽつりと「みえぞう…」と言ったけど、また寝てしまった。
寝るんすか…! 
逆にまあ、こんな人だと、安心したりするけど。




       *********



こないだから数日、時計を取り外した壁を何度も見て、
「はっ、ない…!」ということを繰り返しているので、
私の部屋にある時計を、
新しいのが届くまで、掛けておくことにする。
(これは、防水の風呂用。いるかと思ったけど、
風呂の給湯部分にも時刻が表示されるので、使ってなかった)






けっこうちっちゃいので、遠くからそんなによく見えないけど、
「はっ、ない…!」よりは、いい。
置き時計なので、後ろをひもで引っかけてある。
吊るしたら、なんかかわいくて、これでもよかったか。
いや、さすがに小さすぎ。

時計の位置ひとつで、
人間の習慣というものを、まざまざと思い知らされた。

だから、その途中は大変かもしれないけど、
なんだって、
じんわりと習慣にしてしまえば、大丈夫なんだろう。











1月3日(火)

カレンダーを買いそこねたので、
ふと思いついて、探してみたら、
やっぱり、無料でダウンロードできるカレンダーがあった。
シンプルで、いろんなサイズもある。

私は、昔のフロッピーディスクくらいの、小さいサイズをダウンロード。
前後の月も付いてて、ナイス!
プリントアウト→カットして、机の見えやすいところに留める。
もし、すごくいいのがなかったら、これでいこうかな。



       **********



去年の10月にTBSで放送した
「たましいの授業」という番組の録画を今頃、途中まで見る。
(剛君が司会なので、録っておいたのだが)
何人かの芸能人が、一般の学校に行き、生徒さん達に授業をするのだ。
そのなかにベッキーもいて、すごくよかった。

「夢のかなえ方」という授業。
「自分の夢を人に話したり、言葉にするというのは、
すごく大事だなって思います」と言っていた。
「話すと、人からそういう目線で見られるから、
プレッシャーにもなるのだけど、
それがいいパワーになるんじゃないか」とも。
これ、昔からベッキーが、自分でも実践していることなのだった。



一番印象的だったのは、
質問コーナーで、
「私は自信がないんですけど、
どうしたら、ベッキーみたいに自信が持てますか?」
と聞かれ、
「私も自信ないですよ!
自信ないって、テレビで言ってないだけで…。
でも私は、自信ない人間のほうが…、いいと思う!

自信ない人間のほうが、
ほめられた時の喜びもちゃんと感じられるし、
向上心も持ってるってことだし、
そういう人のほうが、
成長する『のりしろ』があるんじゃないかなって思うから、
自信がないままでいてください!」
と。

その質問した子が、かわいい笑顔で、「はいっ」と言ったので、
泣きそうになった。


いい答だなー。
そのままでいいんだよという、全面肯定だし、
そっちのほうが逆にいいんだよ、という詳しい理由付き。
うーん、やっぱりすごい。ベッキー。
自信がない私も、これを聞いて嬉しくなった。



最後には、ベッキー直筆のメッセージカードが箱に入ったものを、
ひとりひとりに引かせてあげていた。
アトランダムなんだけど、「あなたが引いたってことは、
何か意味があって、手の中に入ったってことだから」とベッキー。
まさに、そう。

その言葉達も、「大丈夫!」とか、
「その涙があなたを育てる」とか、すごくいいの。
生徒達は、興奮して、
「やばい…」「家宝にする!」とか言っていて、すごくかわいかった。


なんとなく不安でいっぱいの、この10代の女の子達に、
今、自分が何をしてあげられるか、最大限に考えて、
具体的なことを残していった
ベッキーって、ほんとにすごい人だなと思う。

私もがんばろう。










1月4日(水)

はや2、3年前に、「ギャラリーfeve」であった
なかしましほさんの展覧会で、
まいにち食べたい“ごはんのような”シフォンケーキの本』を買って以来、
ずーーーっとつくろうと思っていた
シフォンケーキ。
(私って、ここまで引き伸ばす人間なのだ…と、がく然としますね)



年末に、「こんなんじゃいかん!、
年が明けたら、もう絶対絶対つくる!」
と固く決意をしてて、豆乳も買っておき、今日ついに決行。


シフォンの型も、泡立て器も、そうとう前に購入ずみなのだった。
ただ寝かせていて、ほんとうにごめんね…。

泡立て器は、いいのにしてみました。
(「クイジナート スマート パワー ハンドミキサー」というやつ)
人生初めての、電動泡立て器だ…。
2コの羽根にもできるみたい。
普通のこの↓使い方以外、よくわかってませんが。






材料を揃えたところ。
あ、柳 宗理 のステンレスボウル(卵はいってるほう)も
ずっと前に2コ買ってて、
これ、深くて使いやすいので、泡立ての時、絶対あったら便利。





で、つくる工程を載せちゃうと、
間違うことになっちゃうかもしれないので、ぜひ本をご覧ください。
細かく、細かく、段階ごとに写真入りで載ってます。



寝かされていた型…。
ついに出番だぞ!






手順に従って、泡立てていくと、
あっけないほど、すぐここまで完成。↓
(あ、卵の白身をやや凍らせるのが、
冷凍庫に入らず、小さい茶碗に入れて凍らせ、出して、ボウルに移しましたが)



完成した生地を、型へ。
ちょっと真ん中に垂れちゃったけど、なんとか、いい感じじゃない~?
と思ったこの数秒後に、大惨事が起ころうとは!!!





型の性質を理解していなかったため、
真ん中の煙突を持って、持ち上げようとした私!!!
(そこは、固定されていないのです、あおきさん!!!)

一緒にざばあっと、生地があふれ出して!!!
ぎゃーーーーっっ!とパニック。
すぐに沈めてみたけど、
1/3ぐらいの生地が、机の上にあふれだしてしまったという。
がーーーーーん。

しかし、机はさっききれいに拭いていたから、
その生地をすくって、入れたですよ。
あーー、しかし、なんで、よりによって、そこ持っちゃった?

で、ちょっとあきらめぎみになりながらも、焼いてみましたら、
ななな、なんとか、いちおう膨らんだ…(号泣)!







憧れのひっくり返し。(ビンの上に挿している)
シフォンならではの冷まし方みたい。
(生地があふれたので、型の周りに、いっぱいくっついてしまっている…)






冷めたところで、取り出す。
あとになってみたら、
これはかなり水分が多いというか?、焼きが足りないというか?、
なんだろうけど、
最初だったので、できてるじゃあーーーん、と大感激。







カットして、くにぞうと食べてみたら、
「なにこれ! すっごい、おいしい!!!   
できてる! シフォンだよ!(そうですけど…)」
「お店のみたい!(違いますけどね…)」
興奮しているため、言語がおかしいふたり。







「うーん、すごい、この私が、シフォンを…」と感動しながら、
ふたりで、切って食べまくり。
いちばん上のほうは、ちょっと蒸しパンチックな感じもあったが、
そんなことは、どうでもいいくらい、おいしい。

素人が初めてやって、しかも型入れで派手に失敗したのに、
ここまで膨らむとは、しほさんって、すごい!!!


とにかく、年の初めから、いい感じ。
自分が、なにか、ちょっとできる人のように思える。
ぜひ、みなさんも、やってみてください。
感動しますよ…。

泡立て器がすごいということも、初認識。
ぴゅーんとすぐに、きれいに泡立って、まったく手が疲れない。
できるヤツだ…。











1月8日(日)


くにぞうが、仕事の間に、お昼を食べに帰宅。
が、ここ数日の朝と夕方の校舎は、どちらも都心にあり、
駅でいうと、3、4個離れているだけなのだそう! 

いっぽう、家に帰ってくるのは、たぶん1時間くらいはかかっていて。
家での滞在時間は、1時間40分なり。
でも、いったん家で、ほっと休みたいらしい…。
というか、外のカフェなどで時間をつぶせないし、外食もしない人だ。
「帰ってきて、ええ?」と聞かれる。

ええ。自分の家なのですから、自由に帰ってきていいのですよ。
うどんを食べて、またすぐ出動していった。



       *********



こないだの、あまりの感動に、シフォンをまた焼く。ふふふん。
今度は、ちゃんと型の横を持ちました。
焼き上がって、ひっくり返し、
しばらくしたら、
なにかかすかに、どさっという音がしたような。

台所からテーブルを見ると、はあああああっ!
中身が落ちてる!!!!






ビールの小瓶の太さにまで、真ん中の穴が広げられ、見事に落下。
しかし、何かにこのことが書いてあったはずだ…、
と必死に思い出し、
同じく、しほさんの本「おやつですよ」の中だったかも、
と見てみたら、あった!

「おやすですよ失敗百科」というページ。
(百科事典風になっていて、
ここ、ただ読んでも、ほんとにおかしいので、おすすめ…)

項目名は、「どすん」だった(笑)。
水分が多いと、落ちるらしい。
しほさんも、この音をよく聞いたと。
そうなのか。かなり安心する。


そういえば、卵が1回目のより、大きかった気がする。
4個使うので、そういえば、かなり違ってくるかも。

(※あとで、しほさんに伺ったら、最初の頃のは、
「卵の大きさではなく、メレンゲの泡立てが圧倒的に足りないようです。
もこもこっとしたメレンゲになるまで、しっかり泡立ててみてくださいね」
ということでした。
しほさんは、この生地の写真を見ただけで、それがわかるのだった…。
当たり前だが、プロってすごい…)


さてさて、今のこの、どすんと落ちた状態を
どうしたらいいのか、わからなかったのだけど、
型に戻して、なにげに、あとちょっと焼いてみたりした。

でも、こんな感じになっても、
家で食べる分には、全然おいしいなあと思う。










1月9日(月・祝)

バスに乗ったら、成人式帰りだと思われる
着物のかわいいお嬢さんが乗り込んでこられた。

そうしたら、後部席で、
わりと大きな声で喋っていた保育園くらいの男の子が、
「きれいねー。おめでとう!」と言った。

お嬢さんは、一瞬「え、わたし?」と思ったふうだったけど、
そちらを向いて、ちょっと微笑んで、会釈していた。
ほほえましい風景。

ほんとは、もっと、こういうことが、
街のなかで起こると、あたたかくなるだろう。









1月11日(水)

ヨガの持ち寄りに、持って行くものが思いつかず、
こないだクリスマスにつくった
バルサミコドレッシングのサラダにしてみる。
ベビーリーフに、クレソン、春菊を足して。
(春菊は、生じゃないほうがよさそうだったので、やめ)







あと、時々家で飲んでいる、簡単サングリア。
みかんがあったので、みかんを赤ワインにしぼり
(半分に切って、ちょっと果肉も指で掘り出しつつ)、
りんご(これで1/4個)をみじん切りにして、初めて加えてみる。
あとはハチミツ少々。ただ混ぜるだけ。

どのくらいの甘さか、どのくらいのお酒具合がいいか、
何度も何度も味見してたら、わからなくなった(笑)。
ちょうどいい入れ物がなくて、ペットボトル…。

右は、持参するバルサミコドレッシング。
(バルサミコ酢、レモン、すりゴマ、オリーブオイル)







そして、成功したら持っていこうと思っていた
シフォンケーキ、3回目。
卵の量を減らしてみたら、水分量が、今までで一番うまくいったっぽい!
よかったー。

(無意識だったけど、きっと、
この時のほうが、メレンゲをよく泡立てたのだろう。
あっ、あと、うちのオーブンレンジは、火力が弱いと思い出して、
この時は、少し温度を上げてみたのだった。
こうやって、ちょっとずつ、いろいろやって、慣れていくんだな)









どれも、冷えとり的には、あっためるものではないかもしれないけど、
保存料などない、いい材料を使った手づくりだし、
大量に毎日食べるわけではないし、
まあ、こういう時には、そんなに考えないです。
たのしいほうのことを考えたい。








1月12日(木)


朝ヨガをやった後、
そのメンバーのまま、しおりちゃんちに移動して、新年会。
みんな、食べ物も朝、ヨガ教室に持参して。
(写真撮り忘れ&間違いあったら、お許しを~)




左は、鶏肉に見えるけど、干しタケノコの炒め。
初めて食べたけど、しゃくしゃくして、おいしい!

右は、くるみ入りのグリーンサラダ。
ドレッシングは、白味噌、 白ねりゴマ、柚子のしぼり汁、醤油などを合わせた、
ちょっとねっとりして、冬らしい味。






かぼちゃとお豆腐のディップ。真似してやってみたい!
わらびのおひたし(おみやげ)。





やまいものわさび醤油漬け(でも白いんだね…)
&安曇野のほうのお漬物、わさび漬け(おみやげ)。
オリーブなどが入ったおいしいパン。





冬瓜とスウィーティのサラダ。干しエビが入っている。
冬瓜を、生から、ちょっとしんなりさせてこうやって食べたの初めて。
柑橘類と合って、おいしい!






サングリアをホットにして、くまちゃんの小さい器で。かわいい~。
一晩置くと、りんごがしんなりしてて、よかった。

くまちゃんが、なんと、重いのに、
自分の小鍋を2個、出汁ともども、抱えてきてくれていた。
車麩、粟生麩、下仁田ネギ、水菜のお鍋。
お麩が、いいお出汁を吸って、くーっ! あったまる。





チヂミが焼けてます~!!! 
わー。ひっくり返し方など、見に行く。
これは、野菜(にら、にんじん、玉ねぎ、長ねぎ、えのき)だけで、
あと油揚げも入っている。
みんな、千切りにしてあるので、間に層ができるというか、
それでぺったりせずに、カリッとなるんじゃないかと思ったことだ。






焼けましたよ~!の図。 カリカリふわふわ。





つけて食べるタレの中身は、
醤油、酢、ゴマ油、てんさい糖、にんにく、ネギ、ゴマだそう。いい!
(チヂミは、このあと、さらに3回焼かれました~)


夕方になる頃、学校から帰ってくる、わー君や、
また新しい参加者さんにも向けて、ピザ~!
エビと長ねぎ。皮がうまー!






パスタは、カラスミ~!、ブロッコリー、にんにく。
製麺所のペンネで。
カラスミって、ほんと味わい出ますね。






最後にシフォンをカット。けっこうちゃんと焼けていて、ほっ。




しおりちゃんちにあった生クリームを添えてもらった。わーい。
みんなが、「私、大きいの取っちゃお」とか、
「すっごいおいしい!」と言ってくれて、とてもうれしかった。





お昼から、えんえん8時半くらいまで。
いやー、おいしいものばかり、食べた、食べた。

料理って、すごいねえ。