2012年1月下旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。






[2012年1月下旬]




1月13日(金)

ちょっと前から読んでいた大平一枝さん
(一度だけ天然生活の取材にライターとして来てくださって、お会いした)
の本、「もう、ビニール傘は買わない。」(平凡社)が、よかった。

暮らしの中のいろんな習慣、やり方で、
「これはできないけど、これはできる」
ということが、体験から具体的に書いてあって、
きっちりできない私にも、できそうなことがあって、嬉しかった。

また各章の最後に、
「物理的に何が得られるか」
「精神的に何か得られるか」
という項目があって、とても新しかった。

人間は、物理的だけじゃなく、
精神的に満足したいから、何かを変えていくんだろうなあ。










1月14日(土)


かえるちゃんこと、松本朱希子さんのご自宅にご友人を招く形の
「かえる食堂」にご招待していただいた。
(一般の食堂ではありませんので、お間違えないように!)

これは、モーネの井上由季子さんが、
とあるお礼として、ご招待してくださったのだった。
くにぞうとふたりで、ありがたく伺う。


ご自宅の1階を、食堂とされている。
初めて伺ったのだけど、ほんとうに、素敵な場所だった。
小さな花が、あちらこちらにいけてある。

かえるちゃんの初めてのお料理の本、
はじめまして。「かえる食堂」です』(主婦と生活社)
に、その室内もちらりと載っているので、ぜひ見てみてください。

冬なので、ストーブの灯が、美しく灯っていた。




お料理は、コース仕立てになっていて、2つだけ写真を。
最初の、
ゴボウの素揚げや、カブ、
故郷、広島から届けられた香り高いセロリが入ったサラダで、
もう、くにぞうと「わーーーー」とのけぞる。
ドレッシングには、カボスも入っているそう。
野菜の力を感じる…。組み合わせも絶妙。
なんともいえず、すばらしい。








百合根豆腐なのです。
んーーーーー。もう! もっちり。「ひじき塩」で頂く。






このあと、いろいろ。
「サワラの笹包み焼き」も、香りがよく、
びっくりするほど、ふっくらだったなあ。
くにぞうはごきげんで、ワイン1本ほとんど、ひとりで飲んでしまった…。
(おいしいと、どんどん飲む)



このお魚の「笹包み焼き」や、「百合根豆腐」などは、
先程の本にレシピが載っていますよ!

自家製のお味噌でつくられた味噌汁も、
滋味があって、おいしさが違う…。

料理を極めていくことの、深さは、いったいどこまでなのだろう、と思う。

田舎でお野菜をつくって届けてくださる、
かえるちゃんのご両親にも、感謝だ。

最後のお茶とカステイラをいただきながら、
酔っぱらってフネをこいでいるくにぞうをほっといて、
かえるちゃんといろんな話もできて、楽しかった。

かえるちゃんの本は、
お菓子から保存食、刺繍など、たくさん出ていますので、ぜひ。











1月15日(日)

テレビでやった、
「借りぐらしのアリエッティ」(録画) をくにぞうと見る。

小さいものが好きなので、すべてがかわいくて、ワクワクした。
あの三浦友和が声を演じるお父さん、理想。かっこいい…!

見終わって、
くにぞうが、お父さんの口調の真似をしてくれたが、(似てはいない)
アリエッティのほうにも手を伸ばし、
「だって、○○よ!」とか言い始めたので、
「そっちは、いいから」と止める。







1月16日(月)


友人の平岩夏野さんのアトリエへ、パンツをつくってもらいに。
この間の展示会に行けなかったのだが、
冬に数年、履き倒したワイドパンツの次のものを、と。

お茶と一緒に、手づくりの
芋餅のお菓子を出していただいた。

120116_145742




すごくおいしかった!
つくり方は、夏野さんのブログ(1/13)に書いてあった。
さつま芋も、餅も大好きなので、私もやってみたいなあ。










1月17日(火)


ツタヤで、なんとなく借りた
ペーパーバード 幸せは翼にのって」が、よくて、くにぞうと見て泣く。
スペインの内戦?で、少しわかりにくいところもあったけど。
戦争のない、今の日本の、幸福。









1月21日(土)



くにぞうの予備校は、生徒さんの試験が始まると、お休みが多くなる。
センター試験で、一段落し、
私がいろいろ、バタバタしているので、連日ご飯をつくってくれている。


朝(or 昼)は、パンと半々だが、今朝は玄米。
味噌汁、鮭、めんたいこ(無添加を冷凍)、大根おろし、昆布の佃煮。
納豆、漬物なども、見えないところに。
卵焼きだけ私が焼いた。
とても、ちゃんとしたバージョンの朝食。








和食って、パンより、準備するのがかなりたいへんだ。
でも、やはり栄養的にも幅広く、胃にもラクだし、
なにより、ゆたかな感じがする。

最近、玄米は、
おかわりに立たなくていいように、テーブルの真ん中へ。


あっ!、あとですねえ、
一晩(短くても数時間)浸水しないと、玄米は炊けないと思っていたけど、
洗ってすぐでも、炊けました…! えーっ。

しかも、うろ覚えだけど、
30分くらい置いて炊いたもののほうが、
一晩浸水より、べっちゃりしてなくて、おいしいかも…という、
驚愕の結果に。

これは、うちの、
「ただずっと弱火で水気がなくなるまで」という炊き方の場合ですけど。

うーん。なんでもやってみるもんだなあ。
でも、そうとわかったら、玄米が炊きやすくて助かる。
やはり、これは、ル・クルーゼだからではないだろうか。



       *******



夕飯の一品。
エリンギが余ってたので、小松菜とビタでさっと茹でて、
くにぞう作のポン酢で。
(ポン酢も、めんつゆに続き、何か、本のレシピを見て、よくつくっている)
うま!
きのこって、野菜と茹でて、おひたしにするの、おいしいと思う。
















1月22日(日)


義父の誕生日に、
以前から義父が、肌触りが大好きで着倒してる
スメドレーのコットンタートルをネットで探してたら、
なんか、日本語なんだけど、外国のサイトっぽいところで発見。

日本のスメドレーに電話して、事情を伺う。
それは、本国イギリスの…?みたいな。
ふむ。
なんか、わからないが、
とにかく、それしか見つからなかったので、頼んでみた。


そしたら、ほんとにイギリスから、最後はDHLかなんかで届くのだった!
日本で頼むとすぐ届くけど、けっこう1週間以上は、かかった気がする。
今、どこにいる、という荷物の追跡が
たしか英語で見れたのだけど、
「おお、やっと東京に着いた…」とか、ひやひや。

ギリギリで家に到着し、
届けた人に、関税か?なんかの分を少し払い、
今度はクロネコさんに託し、誕生日に間に合った。










1月23日(月)

去年、この日記の下が空白で、びよーんと伸びて直せない件、
下のほうの記号を、これかな?といじってみたら、直った…(泣)。
やるぜ、わたし…。感動。
日記の格納を急ぐ。






1月26日(木)

実は、秋に出る本があって、
そのことで去年から、かなり長い期間、
いろんなことで右往左往しているのだけど、
今日はがっつり、編集の方と長時間打ち合わせをした。明日も同様に。
ふう。でも少しほっとする。

(またお知らせできる時になったら、しますね)







1月28日(土)

柏木江里子さんの東京での巡回展のことが、バタバタと決まって、
かなり急ぎで、DM制作に取り掛かっている。

近い2つの会場でやることになったので、
一体型の地図もモーネさんで制作してもらうのだけど、
その目印などを実際に確かめに行ったり。
展示物のこと、連絡、もろもろ。まだまだやることがたくさん。

でも、できることになって、ほんとによかった…。








1月31日(火)

仕事のことと、展覧会の準備で、頭がパンパンの限界となり、
近所に散歩に行くことに。
くにぞうも行くという。

ふっと、違う方向に、ちょっとだけ遠出する感じで歩いてみたら、
前から存在は知ってたスーパーで、
すごくいい魚が産地から直送され、安く売ってたり、
大きい本屋があったり、大発見!だった。


ぜひ近所の、違う方向へ、歩いてみてください。
あと隣の駅とかも。
きっと、いろんな発見がありますよ。




     *****



帰ったら、くにぞうが、
そのスーパーのお肉で、赤ワイン煮込みの仕込みをしていた。
なんだか写真に撮ると、
シェフかっ、っていう感じですけど…。






自らやってくれるので、ありがたい。

この頃は、ふたりの間で、お互いに細かいことでも、
「ありがとう」を、たくさん言えるようになった。

「ごはんつくってくれて、ありがとう」
「片づけてくれて、ありがとう」
「湯たんぽ入れてくれて、ありがとう」



言わないけど、
「いてくれて、ありがとう」