2006年7月中旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。


あまりに日記が遅れたので、
ばっさり飛ばして、新しいとこから、というのも考え中です…。
ともかく梅干しがどうなったのかという顛末だけは、と思って、
ちらちらと書いてたら、やっぱりだらーっとなってます。





[2006年7月中旬]



7月12日(水)


ついに塩付けしていた梅にシソを加えようと思い、
八百屋さんで、シソの束を買ってきた。
長年、これって梅干し用だよねー、でもできないしなーと、
憧れのまなざしで見てたものを
ついに自分で買う時が来たのだと思うと、感慨深い。
(お金を渡す時も、そういう気持ちだったが、
まったく誰も気付いてないようで惜しい)

また数冊の本と首っ引きで、簡単そうな方法を取っていく。
葉っぱだけをちぎって、洗って、乾かす。
でも乾かすって、けっこうたいへん。

ざるにあけて、ふきんで押さえてみたりするが、
こんなくらいでいいのかなと思う。まだ濡れてると言えるよね…。
しかし、色はとてつもなく、きれい。








それで、この間に
シソジュースを、少しだけつくってみることにする。
昨年夏、展覧会用の制作中に、くまちゃんちで
すごくたくさんごちそうになっていたもの。
雑誌のレシピを取っておいたのがあるので、これで初挑戦。

えー、写真、汚く見えますが、
さきほどのシソの葉を鍋でしばらく煮て、
お酢を加えると、ぱあ~っと魔法のようにきれいな色(右の)に変わる。
感動的…。それに、もうできてる。簡単! 甘味は、きび糖で。
で、鍋から熱いのをすくって飲んでみたら、おいし!(原液だが)
そんなで、熱いまま何度も飲んでたら、すごい少なくなった。







いちおう、瓶に。
お~、またちょっと料理する人みたいだわ。







で、肝心の梅干し用のシソに取りかかる。
ま、葉は乾いたということにして、塩もみ。
ぎゅーぎゅーと手でもんで、アクを出すらしい。(写真ボケてますね)
(いちおう薄いビニール手袋をしてやってみました)








で、いろいろ書いてあるやり方は違うけど、
そのしぼったシソをもうカメに加えていい、ともあったので、
入れたら、ほんのり全体が薄ピンクに。 おお、また感動…。(写真暗いですが)
ちょっと混ぜて、じっと眺める。
今まで、こんなに長く何かを仕込んだりしたことなかったので、
感慨深い。
料理というのは、なんだかやっぱり、素敵なものですね。









(あ、ちなみにビニール袋に入れて仕込んだ梅は、
袋が薄かったようで、 数日後、容器の中に梅酢がもれていて、おわ~!
で、考えたあげく、
逆にこういうビニールと空気のすき間のほうが
カビがあぶないかも、と思って、すぐ袋を捨ててしまいました。
だから、ただ普通の容器に入った状態に)



もうひとつは、今までせっせと回してきた瓶付けの梅に、
自然食品屋さんから届いた、
もう塩漬けになったペースト状の赤シソを加えてみるもの。

注文した時、シソの生の束が届くのだと思ってたのだが、
ペースト状だったので、こういうのか~と、ややがっかり。
で、やっぱりシソの葉からやってみたかったので、
両方でトライすることにしたのでした。
こちらはただ混ぜるだけなので、一瞬で完了。カンタンのきわみ。
しかし、どれもシソの量は適当。
シソを入れないやり方もあるから、ま、いいかと思って。







はあ~、とにかく、これで、
赤シソ投入までは、無事にすべて終了!
あとは干すまで、カビがはえず、無事にいきますように、と願うだけだ。
しかし挑戦って、何でもやりがいありますね。









7月14日(金)

大学時代のクラブ、ESS (英語会)の同窓会へ。
数年前にも参加したのだけど、すごくひさしぶり。
大学近くのお店でやるというので、
親しい女友達2人と待ち合わせて、
構内をぷらぷら散歩してから行くことにした。

久しぶりの大学は、ほんとにきれいになっていた。
校舎がすごく立て直っている。
しかし、最初に語学の授業を受けた校舎は、まだそのままだった。
「うわ~、変わってない!」 と騒ぐ。


私とひとりの友達は同じ文学部で、
今となっては気の迷いとしか思えないが、
第二外国語に使えないロシア語を選択しており、
もう全然まじめに勉強してなかったので、
追試とかも受け、かなりあぶないところだった。

それほど、体育会系の英語会に拘束されていたとも言える(笑)。
だって英語なのに、合宿が死ぬほどあったり、
夏休み中、ずっと図書館に詰めてリサーチとか、
関西の大学にディスカッションの遠征に、とか、
もうはんぱじゃないんですよ(笑)。
4年間、大学に行ったというより、ESSに行ったという感じだ。

でも、ほんとにたのしかった。
ここにいれてよかったと思った。




そして久々にみんなに会ったら、 みんなぜんぜん変わってなくて、
銀行とか固い職業の男子も多いのに、
なんか卒業してすぐみたいな雰囲気だった。
で、この人たち、やっぱりいい人だなと思った。

幹事のKJ君が、思い出場面のDVDをつくってくれていて、
すごい盛り上がった。
後で彼からHPにメールをもらったら、
自分でぬか漬けとか、家庭菜園とか、水筒とかすごいやっていて、
男の人(結婚して、お父さん)なのに、 かなりロハスな生活をしてるみたい。
これから、こういう男の人、増えるといいね。

しかし、大学のことを話そうとすると、もう20年以上前のことなのだ。
まったくもって信じられない。
でも、その時、その時、やったことが、
今の私の何かになっているのだろう。
それが嬉しい。どんなことも。私をつくったはずだ。







7月17日(月・祝)

剛君の映画、「日本沈没」 をくにぞうと見に行く。
よかった…。
最後は、泣きっぱなし。
くにぞうも泣いてました。

最初、沈没なので、ちょっとこわいかと思ってたけど、
ストーリーが、人間愛でよかった。
それを支えるCGは、 こういうのなら、
CGでリアリティを出す意味が確かにあるなと思わせるもので、
しかも、かなり、ほんとに怖かった。
(映画館を出てから、このあたりはまだ沈んでないけど、
早く家に帰らないと、としばらく、ぼおっと思ったくらいだ…)


そしてどの役の人にも、それぞれいい見せ場があって、
及川ミッチーとか、大地真央とか…、全員よかった。

当然ファンなので、剛君の小野寺は、ものすごくかっこよくて、
あの役柄を、ほんとに静かに、強く演じていた。
柴咲コウさんとの最後のとこは、ほんとにもう。うう…。

音楽も、編集も、
監督さんの目指すところに、 みんなの力がごっそり加わったという感じ。
なにか結集力を感じた。



後でテレビの番宣とか見たら、樋口監督って、すごいいい人そう。
つよぽんも、こういう人、きっと大好きだろうなと思う。
もうふたりの喋り口調が、仲良しぽかった。
でも監督に映画の話を聞くと、特撮は信頼できる他の人に依頼したり、
すごく前からこれをやりたいと思ってて、
災害が多い今の時代に合うものを、と話を練ったり、
ものすごく粘り強い人なのではないかなと思った。
そのことが書かれたパンフレットも、非常に読みごたえあるものだった。

人によって感想はいろいろあると思いますが、
私はほんとによかったです…。
これで、また剛君にいい役のオファーがくるだろうと思うと、
いちファンとして嬉しい。






7月19日(水)

今週から、お友達で革作家の
須藤華順さんにヨガを習うことになった。

くまちゃんと瀬戸口しおりちゃんが習いはじめた話を聞きつけて、
私も混ぜてもらったのだ。
華順さんは、もう5年くらいヨガを習っていて、
今、習っている先生の代行をしばし、されることになったこともあり、
その準備もかねて、私たちにも、
声に出して指導しながらの、授業をしていただくことに。

で、最初はついていけるか、自分がドキドキだったが、
授業は想像を超えた素晴らしさだった。
華順先生の声は、ほんとにアルファ波が出てると思う。
静かで、透明で、心からリラックス。
ポーズも、難易度に合わせて、
「無理だったら大丈夫ですよ~」とやさしく指導してもらえる。

終わって、「すごいよかったです…。もうほんと、先生ですね」 と言うと、
「いやいや~」と謙遜していた華順さんだが、
これまで私がスポーツクラブや道場でいくつか体験した中で、
いちばんの心地よさだった。

終わった当日は、指圧後のように、体がどわーんとしていたが、
それもたいへん気持ちがいい感じで。
これから、ここで学べるかと思うと、すごく嬉しい。
いまさらですが、ヨガって、やっぱり、絶対体にいいですね。




夕飯は、またもや、居酒屋的な野菜の適当おかず。
枝豆、もやし炒め、ししとう焼き、
じゃがいもソテー(切ってフライパンに油を敷き、焦げないように焼くだけ。
中火か弱火で、意外と早く火が通る、簡単メニュー)
ソーセージ、ぬか漬けなど。
ひとつを「ひと野菜」でつくると、安易に皿数が増えます(笑)。