日記
日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。
[2009年5月]
5月2日(土)
結婚記念日。これで10周年なのです。わーおー。
なんか、すごいですね…。
自分のことだが、人に歴史あり、みたいな。
35歳で結婚し、すぐ36歳になったので、
わりに遅いほうだが、それもよかったのでは、というか、
すべて、それでよし、ということなのだろう。
私がいちばん成長するように、
私の魂がおおまかに運命を決めて生まれてくる、という説を今は信じている。
*********
新聞を見たら、剛君、不起訴処分になっていた。
とりあえず、よかった…。
夕方、思い立ってくにぞうの好物の餃子をつくることに。
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/073gyouza1.jpg)
仕事から帰ってきたくにぞうは、
「わーーー。まさか餃子だと思わんかったー!!!」とすごいよろこんでいた。
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/074gyouza2.jpg)
餃子に、もやしいため、焼きナス、里芋煮、ぬか漬けなのに、
キャンドル…(笑)。
こんな結婚記念日って…。
今回、混ぜるお湯を前よりかなり熱くしたから(偶然)か、
混ぜるオリーブオイルが少し多かった(今まで少なかった?)からか、
皮がもっちりして、今まででいちばんおいしかった…!
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/075gyouza3.jpg)
おいしかったので、焼き餃子も、いっちゃう!
料理というのは、奥が深いですね。
ちょっとしたことを変えるだけで、全然違う味になるのだから。
いや、料理だけでなく、なんでもそうなんだな。
ちょっとしたこと、は、すごく違うこと。
5月3日(日)
味噌の様子を見る。
相変わらず、カビなし! 焼酎パワー、いいぞお。
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/076miso.jpg)
世界卓球を見る。
岸川、水谷のコンビが、初の銅メダル以上獲得を決める!
(その後中国ペアに破れて、銅メダル決定)
いやー、メダルを決める試合、すごかった…。
これを取れば、ついに勝てるという第6ゲーム、
カウントは8-9でリードされている。(11点でゲームセットなので、あと2点)
水谷のリターンがエッジに当たって入り、
9-9にした!と思ったのに、
審判の判定は、台の側面に当たったということで、アウト。
10分も中断して、抗議を続ける日本側。
リプレイも何度が流されるが、入ってるように見える。
また後でネットで日本のコメントを見たが、
「台の中から打って、外に出たボールが、
台の側面に当たるわけがない」というのも、もっともな気がする。
が、くつがえらず、試合は再開!
どんな気持ちでやるんだろう。
今調べてたら、その時、水谷が
「5-10から8-10に追い上げたと考えよう」と岸川に声をかけたらしい。
それで岸川も気持ちがすごくラクになったと。
なんて、すばらしいふたりだろう…!
そこから、このふたりは2点入れて、同点に!!!!!
そして11-10と逆転! もう1点取れば勝つ。
しかし追いつかれる。11-11。
しかし、再び1点入れ、12-11。
そっから、最後勝ったああ…。
抱き合うふたり。
涙ぐむ私。
オリンピックでも、たしか、
あとほんと、もうちょっとのところで、メダルに手が届かなかったから、
ほんとによかったね…。
しかし、審判のずるっこ(間違い)があったから、
やっぱりこっちが勝ったなあ。
16歳の石川佳純ちゃんも快進撃を続けたよう。
卓球のみんなも、いいなあ。
5月4日(月・祝)
サン・アドの元同僚、デザイナーの小島君ちへ。
川原と、くにぞうとおじゃまする。
なんと小島君は一昨年、建築家に依頼し、お家を建てているのです。
そしてその家とともに、
『渡辺篤史の建もの探訪』に出演したと、
以前会った時に聞いて、びびびっくり!
駅まで迎えにきてもらう。
静かな住宅地を少し歩いて、 「あれです」と言われた先を見ると、
白い壁に小さい窓がちょこんとついていて、
外観からほんとにかわいいお宅!
ガレージから始まって、玄関からちょっと進むたびに、
3人で、「すごーい! わー、これ何?」とか、
「え、ここはどうなってるの?」とか、
「これ、かわい~! これも自分で探したの?」とか、
随所で超質問ぜめにして、なかなか2階に上がらず、すいません…(笑)。
ノブひとつにしても、自分達でアンティーク屋さんで探してきたり、
隅々まで自分達の好きなもので、という心があふれてる。
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/077kojimatei1.jpg)
これ、2階のリビングから、下の中庭を見下ろしたところ。
三角形の中庭に面して、ガラス張りになっているお家なのです!
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/078kojimatei2.jpg)
中庭から、さっきのリビングを見上げたところ。
窓が全開になるのだ~! かっこいい~!
『建もの探訪』のHP(→「放送したお宅」の中の、2008年/10/12放送)に、
小島君の家の様子もアップされているので、見てみてください。
また20周年を記念してつくられた本
『渡辺篤史の建もの探訪BOOK』(朝日新聞出版)にも紹介されてます。
なんと一番最初に。
その中庭で、おしゃれな七輪でいろいろ焼いて、頂く。
「なんか、リゾートホテルみたいだよね~(笑)」と私ら。
奥さんの寛子さんは、
「雑穀のエキスパート」という資格もお持ちだそうで、
「焼きナスと水菜、パクチーのサラダ」にかかっていたのは、
「粟(あわ)入りドレッシング」。
粟をちょっと茹でてから、入れるのだそうだ。
プチプチの食感もよくて、おいしかったあああ。
最後には、雑穀入りの焼きおにぎりも。めちゃくちゃおいしい~。
*************
暗くなってきて、2階のリビングで、その探訪のDVD録画を見せてもらう。
おおおおお~、ほんとに篤史が、この家に!!!
「すごーい、いい感じじゃーん!」と盛り上がる。
終わって、じゃあ、お茶どうぞ、
とテーブルについたら、すごいことが!
なんと、「10周年」と書かれた
バウムクーヘンに花束を合わせたデコレーションのプレートを
小島君夫妻がニコニコと運んできてくれて。
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/079kojimatei3.jpg)
あまりにびっくりして、何も言えない私…。
「な、なんで…?」と聞くと、
寛子さんが、去年のこの頃は、どんなものを食べてらっしゃるのかな、と
私の日記をのぞいてくださったそう。
そしたら、結婚記念日のすぐ後だ!と知って、
小島君に急いで報告しにいって…、という話を聞いて、感激…。
この飾り付けもすごくかわいくて、気がきいている。
私たちが篤史のDVDに見入ってた時に、
急いで隠れて、ふたりで文字を書いてくれてたのだそう。
全然気づかなかったあ…(泣)。
その後、なぜかケーキ入刀(笑)、みたいな話になって、
記念写真を撮ってもらった。
10年前の、ほんとの結婚式では、披露宴はやらず、
みんなでご飯を食べただけなので、
入刀とかやったことがなくて、ちょっと涙ぐんでしまう。
こんなことができるおふたりって、なんて素敵な夫婦だろうと思う。
すごくいい日をありがとう。
5月5日(火・祝)
この間から、本の原稿の直しやイラスト書きなど、ずーっとやっている。
GW明けに提出することになっているので。
世間がお休みの日にやるのも、静かでいい感じ。
5月7日(木)
ヨガの後で、本の打ち合わせ。
全体の進め方などなど。いい感じになりそうで、ほっ。
その後、カワハラと夜ごはんに。
中華で、野菜が多い前菜と、あったかい汁そばなど。
ふたりで最近の話。
日常のいろんな場面で、「なんか足腰の弱りを感じるねー」という話になって、
ヨガは習っているものの、
私ら、通勤もしてないし、パソコンの前で座りっぱなしも多く、
やはり、これはいかん…という結論に。
で、「運動の会」をふたりで発足させることに。
「とりあえず歩く?」「卓球できるとこないかな?」「バトミントンとかは?」
「カラオケも立って踊ったり、声出すから、いいらしいよ…」と
話だけ盛り上がりましたが、ほんとにやるのやら(笑)。
しかし昔の人に比べて、
現代人の「体動かしてない率」は、あきらかですよね。
家事でも真剣にいろんなところを毎日拭き掃除とかすれば、
すごく運動になるとわかってるんだけど、ねえ…(笑)。
でもヒンズースクワットは、時々やってたら、
20回、下まで降りてできるようになったし、
ちょっとやって、できるようになると、
またちびっと進むんじゃないかな、と思っている。
5月12日(火)
「冷えとり毎日」の7刷りが届く。
ほんとに、ありがとうございます。
「体験が誰かの役に立つ」、
これ、
私が、やりたかったことなのじゃないかなと思う。
5月13日(水)
年にほとんど4、5回しか行かないクリーニングへ。
コート類を、えっちらおっちら抱えていったら、休みだった!
がーーーーーん!
確かめていこうよー。
がっかりしつつ、
パン屋に行って、サンドイッチでも買って帰ろう、と歩いていたら、
お友達にばったり。
重くて、暑くて、へろへろな感じで、恥ずかしかった。
前は洗濯機で洗っていたウールのパンツとか、
年々縮んでいるような気がして、今回クリーニングに出してみることに。
太っているだけではないでしょうかあ(笑)。
楽天のマー君は、5連勝!
完投はしなかったので、
ノムさんに、頭をはたかれていたが、いいじゃんねー。
肩の調子は、本人にしかわからないから、自分で守るしかないぞ。
5月14日(木)
冷蔵庫に余っていた豚肉(&たしかラムも)と、長ネギなどを入れて、
肉じゃが風に。
肉じゃがは、まだちゃんと煮くずれなく、つくれないけど、
とにかく水気が少ないと、いい気がする。
特にビタクラフトだと水に浸かってなくても、火が通るので、
思いきり出汁を少なく。
あとじゃがいもの皮をむかないほうが
煮崩れないし、簡単なので、この頃そうしている。
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/080nikujaga1.jpg)
こんな感じ。でも崩れてるとも言える(笑)。家庭風ですね…。
長ねぎは、入れるとおいしい!
![](https://www.aokimi.com/wp-content/uploads/2020/10/081nikujaga.jpg)
5月15日(金)
スマスマ特別編、木村君の「同学年」の録画を、
興味のある人のところだけ見る。
ベッキーが出ていた。(当然、同い年ではないが)
日常の中で、木村君が「疲れたと言わないようにしてる」と言うと、
「それ、まったく同じです!」と。
ベッキーは、
『疲れた』と『忙しい』は、絶対に言わないようにしているそうだ。
疲れた時は、「がんばったなあ」
忙しい時は、「充実してるなあ」
と言うそうだ。
えらいー。
ベッキーは、前に「オーラの泉」で見たけど、
たしか言霊とか、こういう精神的なことを、すごく大切にしているので、
マイナスの言葉が、マイナスを連れてくることを知っていて、
こんなことも、気をつけているのだろう。
感動して、くにぞうに言ったら、
ある日、仕事から何時に帰ると知らせるメールの中に、
「今日は充実」と書いてあったので、
へー、そうかあ、よかったなあ、と思っていたら、疲れていたそうだ(笑)。
自分で言って、忘れてた。
「疲れた」は、なんか、まあ、軽い息抜きな気もするけど、
「忙しい」は、だんだん、言ったらマイナス方面な気がしてきた。
言い方もあるだろうね。
まだできないかもしれないけど、
こういう人もいる、と知ることで、
私の将来にも、何か変わってくることがあるだろうと思う。
ベッキーは、スマップのライブ、
関係者席じゃなくて、自分でファンクラブでチケット取って来てるらしい。
そいで、思いきり盛り上がるそうだ。いいねー。
ベッキーの本もすごく売れてるみたい。
こういうことで、
若い子に精神的なことを、いろいろ知らせてあげる役目なんだろうなあ。
彼女は、言葉だけじゃなく、「実践」してるから、えらいと思う。
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あと「同学年」には、
WBCでも活躍した、日ハムの稲葉が出ていて、
話しながら、顔から汗がたらたら流れていたので、びっくり。
緊張してるのか、スーツで慣れないスタジオが暑いのか、わからないけど、
そのまんま一生懸命喋っていて、稲葉、いい人だなあと思った。
楽天、草野が、
球団記録を更新する、21試合連続ヒット達成!!!
(この翌日止まるが)
打率4割なんです…。すごすぎるー! かっこいい~!
5月16日(土)
録画して、ずっと見れてなかったニノのドラマ、
「DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン」を見て号泣…。
ほんとにアメリカであった話が原作だそう。
ニノ、ほんとにうまいなあ。
そして樋口可南子も、最高…。
(以下、ネタバレです!)
ずっと追い払ってたマンションの管理人さんが、
だんだん変わってきて、ニノのネクタイを結んであげたり、
ひとりでパチンと留められるネクタイをあげるところで、泣く…。
何軒も何軒も延々断られても、がんばって、
工夫して、やり方を考えて、
最後には、おばあちゃんたちの絶大な信頼を得るシーンも。
社長さんが、会社がつぶれた時、
裏でニノの再就職をたのんでたところも。
毎回のお弁当に入っているお母さんの手紙も。
亡くなったお父さんの名言が書いてあるノートも。
「お父さんなら、こんな時こう言う」と
お母さんが息子のニノに話してあげるんだけど、
その格言は、お母さんが考えて、言っていたことだったのかもしれない、
とずっと後になってわかるくだり。
そして病床のシーンは、だだ泣き…。
同じ人間なのに、
とても分厚くて、楽しい、
人生を歩んできた人が、ほんとにいるということ。
困難を友として。