2006年1月中旬(マッチ展画像も)

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。



更新の遅い、このHPを見てくださってる方は
どのくらいいらっしゃるのだろう、と時々思う。
ひとりでただ書いてたら、それもおもしろいけど、
なんだか不安になることがある。

もし見てくださってるご好意のある方、
「見てます!」とひとことメールしてみてください…(笑)。
あと冷えのこととかで、何か聞きたいことなどありましたら、
できるものは、日記の中ででも反映させられたら、と思います。





[2006年1月中旬]


1月11日(水)

マッチ展の搬入の日。
オーパ・ギャラリーで
カワハラとくまちゃんと待ち合わせしていたが、
いちばん最初に到着してしまったので、
こういうのをひとりの作家さんとして搬入するのは、
まったくはじめてなので、内心びびる。

が、 笑顔のオーナー藤波さんに笑顔で迎えられ、
ややほっと。少しお話する。
しかし他の、ちゃんとしたイラストレターさん達が、
すごく精巧に書き込まれたマッチや、
ディスプレイの置物や、名刺などを並べてらっしゃるのを見て、
「あ、プロフィールの紙とかいるんだったんですかね…」 と、
目が泳ぐ。

「どちらでも。ほとんどの方はないので、大丈夫ですよ」
と藤波さん。「あ、ほんとに…」と私。
こういう時におどおどしない、ちゃんとした態度でいたい、
といつも思うが、40数年できたためしがないので、
もう死ぬまでこのままであろう(笑)。それもよいではないか。
なので、そういう人を見かけるととても親近感がわくという
長所がある。昔の三谷幸喜さんとか(失礼…)。

とにかく平静を装って、マッチをちまちま並べ替えてたら、
ふたりが到着。普通に出して飾ってるので、そっと尊敬する。
ふたりの作品を見ると、それぞれの世界感がある。
こないだの「ちいさなかたち展」では
3人でひとつのものをつくっていたのに、
ひとりひとりは、やはり違う。
でも違っているのに、ひとつのものも、つくれる。
あたりまえだけど、おもしろい。
だから、誰かと何かを組んでやってみたくもなるのだろう。

まあ、そんなこんなで無事に搬入も終わったので、
お昼を食べようということになり、
くまちゃんが行ったことないので、「Annon Cook」へ。
気持ちのいい表参道を歩きながら、お散歩。
はあー、太陽って気持ちいい。


到着すると、渋谷さんもいらっしゃる日で会えてよかった。
こちらには自費本「ひとりがけの椅子」 を置いて頂いてて、
「ちょうどさっき最後の1冊が売れたので、
また注文を、と思ってたとこなんですー」と言ってもらえる。
おお、すごいタイミング! ありがたいことです。
そしていつものようにおいしいランチ&デザート。
やっぱりここには、いい「気」が流れてる感じがする。
働く人の「気」 って、空間に流れ出すに違いないと思うぞ。
最後にスコーンなどもテイクアウトして、おいとま。
日だまりな時間でした。

そっから「どっかぷらっとする?」ということになり、
「どこいこう」 と考えるも、うーん?と顔を見合わす。
カワハラが「明治神宮は?」と言う。
「あ、いいかも!」 とくまちゃん。
「でもあそこ、たしか4時とか4時半とかに閉まるんだよね」
と私が言い、時間を見ると3時50分くらい。
「まあ、行ってみてダメなら代々木公園散歩するとかしようか」
なんつって歩き出す。
が、途中で「いい女が3人、ぷらぷらするつって、
洋服とかお店見るでもなく、お参りって…(笑)」と私。
「でもお参りは大事」と主張するカワハラさん。
江原さんの影響みたいだ。
そういえばオーラの泉で言われてたかも。

行ってみたら閉門10分前くらいにすべりこめた!
「すごいついてる~!」「さいさきいい~」と言い合う。
明治神宮も初めてのくまちゃんに、
「中は広いんだよー」と言いつつ、森の中を歩く。
砂利の音が、話の間に響いてくる。
そしてお祈りをすませ、 帰ろうとしたら、ほんのり夕景だった。
美しい。






で、道々、私の田舎でのおみくじ遍歴話をしてたのだけど、
「また引いてみよ(笑)」と行く。
箱がふたつあって、何も考えずにそのひとつから引くと、
「それ、英語のだよ」とカワハラに言われ、
「はあっ!」 と言って戻しちゃいました。
どこまでもおみくじに難がある女よ。

で、ちゃんと引いたら、
「大吉」とかではない、言葉だけのおみくじで、
私のは「心は素直であるように」という趣旨。
はあー。ぴったりだ。
私は意外に頑固なとこがあるので、
もっと人の意見も、ちゃんと心から聞いて取り入れたい。
でもいろんな本のおかげで、
昔よりは、だいぶできてきてるとは思う。
だからもっとできるだろう、と思えるのが今は嬉しい。
「凶」のないこのタイプのおみくじ、いいですね。
また引きたい(笑)。

で、昨日もあんまり寝てないっぽいくまちゃんと別れ、
カワハラと「どする?」ということになり、
なぜか、ちょーひさしぶりにカラオケ。
ふたりなので、あんまり歌えないやつも歌い、
「あ、だめだ、これ…」 と消し放題。
「カワハラさんもお好きなの、どんどんいってくださいよ」
と言いつつ、
お互いに独自の路線(私はスマップ、嵐も…笑)をつっぱしり、
「かみあわね~(笑)」と言いつつ、すごい楽しかった。



夜。遅く帰ってくるくにぞうと、
昨日のつくっておいたものをそのまま食べる。
ひき肉少しだけの肉じゃが。
白菜と干しエビと春雨を出汁にほうりこみ、弱火で煮て、
塩を最後に入れるだけのスープは、簡単で甘くて、いーですよー。











1月12日(木)

久々の休みのくにぞうと出かける。
時々買うブランドの洋服を見にいったら、
偶然最終日でさらに安く! 明日だったらもう終わってたそう。
しかもくにぞうが探してたスーツがちょうど
最後の1着とかで、ラッキー続きでした。

それからついに「チキン・リトル」 を見に!
いやー、よかった…。
ほんとうに単純すぎるストーリーなんだけど、
あのリトルが動き回ったりするだけでかわいくて満足。

自分のお父さんに好きになってもらおうとがんばる姿や、
がっかりしたり、嬉しそうな表情に涙が、つーー…(笑)。
終わったら、くにぞうに
「かなり最初から泣いてらっしゃいましたけど、
どこで泣けるの?」 と言われた。
「いーんです! 親子愛じゃん! あー、まんぞく…」
と涙目、赤い鼻でご満悦な嫁。
恥ずかしいので、トイレに行く間にプログラムを買ってもらった。
誰も泣いてる人は見かけなかった…。


夜は、イタリアンでメインを抜いたにもかかわらず、
けっこう後でどーんとくる感じがあった。
最近、野菜や玄米が多いからなあ。
外食が徐々にきびしくなっている。ま、いいことだ。





1月13日(金)

くにぞう、おにぎり6個とご出勤。
卵焼きを中にいれてみようとしたが、
ばっくり割れて握れなかった。(大きすぎ&玄米だったし…)
その卵焼きを小さく混ぜこんだ
チャーハン握りみたいなものを1個紛れ込ませる(笑)。

「リトルプレスの楽しみ」が発売される前に、と
あれこれHPを更新。
クー・ド・ビーのほうも連絡とって、更新原稿など送った。







1月14日(土)

最近、普通のお菓子をなんとか減らそうと
さつまいもなどをちょいちょい買ってきている。
そのまま蒸して食べたりもしてるが、
牛乳、黒糖とで煮て、クリーム状にし、ケーキの容器に詰めてみた。
なかなかいけました。 またやろう。









1月15日(日)

くにぞうと古畑任三郎の正月SPの第1話を見る。
途中で「あー、わかったー!」と
最後のノートのトリックを見破る。
「当たってんじゃん!」 とくにぞう。天狗になる嫁。
が、最後は自白っぽく、もうひと押しほしかったわ。
私が好きなのは、有無を言わさぬ、コロンボ的ひっかけトリック。
真珠が傘から出てくるやつとか。
手袋してるやつとか。(なんのことやら)






1月16日(月)

昨夜、冷蔵庫の菜の花をシャキッとさせようと、
水にさしておいたら、咲いちゃってた。
かわいい。
これから食べちゃうんですけど。
かんちがいさせて、ごめんね。




昼ご飯は、五穀米と納豆とじゃこ、みそ汁。

午後、さつまいもと同じように、
かぼちゃのクリームもつくってみた。おいしい。
そのまま甘く煮るとおかずで、
形を変えるとデザート的気分が満足するのはなぜだろう。






1月17日(火)

去年の年末、ちょっと2、3こ先の駅の大きな本屋さんで
ヨガのDVDを買っていた。
それをついにやろうと、先週あけたら、なんと中身がなかった!
おわ~!なぜに?! 驚いたが、
きっとディスプレイ用のとかだったのかなと思い、
忙しくなさそうな朝に電話しようと、今朝掛けてみたら、
すごくいい店員さんがすぐ謝った後に、
店長さんにつないでいただき、
「申し訳ございません、私、今からお届けにあがります」
と言われてどびっくり!

私は全然、また今度取りに行けたら、って思ってたので、
「いえいえ、いいですよ! 
そんな、たいへんですから」と言っていたが、
「大丈夫です。すぐお使いになりたいでしょうから」
と言われるので、恐縮しながら、電車からの道をお教えしたり。

で、届けてもらうのに、こんなダラけたかっこうではいかん!
と緊張して、ちょっと普通めのセーターに着替え、
髪もなにげにととのえる(笑)。

そしたら、しばらくして
ほんとにいい感じの店長さんが見えて、お謝りに。
「いえ、寒い中、わざわざありがとうございます」
と受け取ろうとすると、
「また入ってないと困りますので、
念のため、開けてみてください」 と言われ、
しーんとした中、開けにくいパッケージを
なるべく急いで爪で開け、開け…開かない、開いた(よかった)、
「あ…、ちゃんとありますね…」 と笑顔でほっとするふたり。

「今度からこういうことがないように致しますので」と
ビール券まで頂いてしまった。
で、「あの、そちらはお店の皆さんが、とてもいい感じなので、
よく行ってるんですよ」 とか言ったら、
「ありがとうございます」と深々と頭をさげ、帰っていかれた。

なんか、たったこれだけのことなのに、朝から感動。
何かあった時の対応ひとつで、
印象というのはがらりと変わるものだし、
失敗した時こそ、取り返すチャンスなのかもしれない。
こんなだから、店員さんの教育も行き届いているんだろうなあ。
ほめすぎかしら…(笑)。
でもうれしい出来事でした。



夜は、すいとん入りの豚肉とほうれんそうの鍋。
味噌をお椀で溶いて食べた。すいとん、やっぱおいし~。





1月18日(水)

風呂でついに、「夏子の酒」 の最終卷。
ちゃんとした時に読みたいからと、間があきすぎたので、
5卷から読み直して、また泣いたり。
あー、よかったあ。 よかったよ。
なんだか夏子の保護者のような気持ちにもなる。

これはフィクションだけど、
がんばっている人は、
神のような領域に達することもあるのだろうと思う。







1月19日(木)


夜。最近鍋が続くので、豆乳鍋にしてみたが、どうでしょうかね。
おいしいけど、何杯も食べ進むと味噌とか塩のほうが好きかも。

発作的におからを買ったので、パンケーキをつくってみることに。
まず、りんごをうすく切って
フライパンでバター、黒糖とソテー。
そして小麦粉、ベーキングパウダー、牛乳、また黒糖少しを
全然計らず(家の母親とそっくり)適当に混ぜ、
そのフライパンに流し込んで焼いてみたら、おいしかった~!

でもこれは、お正月に小学生の姪っ子が
つくってたのを参考にして、
そこにおからを加えたものなんだけど。
(写真撮りわすれました。また今度)

おからって、混ぜて焼いたら全然入ってるってわかんない。
なんでもいけそうだ。どんどんやってみよう。
豆腐屋さんで70円だった。
あまったのは、小分けにして冷凍した。
(それでも「すぐ使ったほうがいいですよ」って言われました)






1月20日(金)

オーパ・ギャラリーで行われた
マッチ展の様子を少しお届けします。

マッチの1面に写真のプリントアウト、
もう1面にハンコで押した言葉を載せました。
マッチとしては、ちょっと異質な雰囲気かと思いましたが、
自分ではこの小ささとか、表現の仕方、好きでした。
見てくださった方、ありがとうございました。







夜は、サン・アドの元同僚の送別会へ。
久々にたくさんの懐かしい顔に会え、同窓会みたいになる。
かわいい後輩の人と喋ったり、
昔の思い出話でめちゃくちゃ笑ったり。
旅立った同僚は、いい感じの顔であった。
これからまたずんずんと仕事をしていくんだなと思う。

20代のある時間を
サン・アドで過ごせたことを今さらながら、幸福に思う。