2008年10月

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。




[2008年10月]


10月1日(水)

雑誌「天然生活」の取材の日。
うちに取材の方が来られるのは、まったく初めてなので、
だいぶ前から、あっちもこっちも掃除したり、隠したり(笑)。
お出迎えする時は、けっこうあがっていた…。

その中のおひとりは、
以前別の会社の時、私とカワハラの展覧会に来ていただいた方だった。
ご縁、というのがあるのだなあと感じる。
そしてみなさん、ほんとにいい方で、安心して喋ることができた。
顔写真は、やっぱり不得手だが…。
すごく楽しい時間でした。






10月4日(土)

いしげまりこさんの展覧会「手仕事と北欧雑貨展」を見に、
吉祥寺の「ギャラリーfeve」へ。カワハラと。
色使いが素敵なニットの針山や、
北欧の木のボックスなど、すごくかわいいもの達がたくさん。

いしげさんはすごく編み物がお上手みたいで、
「簡単なのよ~」と言われていたけど、
全然編み物ができない私は、ほんとに尊敬。

その後、カワハラとごはんを食べよう、と言って、吉祥寺をうろうろ。
初めてのところは、ほんとに迷う。
路上でお好み焼き屋さんのチラシを配ってる女の子がいて、
ちなみに場所や食べ物を聞いたら、
すごい押しが弱くて(笑)、いい子だったので、
そこにしようかとも言ってたのだが、
結局、まだぐるぐる回って、気軽なフレンチみたいなところへ。
わりとおいしかった。近況を喋りながら、軽く食べて帰る。






10月5日(日)

楽天、岩隈投手が、ついに21勝目!!!
これは、両リーグを通じて23年振りの大記録なのだとか。

これは歴史的な日になるかもしれないから、くにぞうと
急に仙台まで見に行っちゃおうか話まで出ていたのだけど、
雨(中止の可能性も)かもしれず、すごく寒いというのと、
レッドソックスのプレーオフを明日テレビで見ないといけないのもあるし、
あきらめて、テレビ観戦。

そしたら岩隈は、びしっと押さえて、
女房役の藤井が打ち、山崎が2ラン、草野がソロホームラン!
8-0で勝利!
すばらしい! インタビューもかっこいい!

そしてこんな寒空の下でじっと座って応援する
スタンドのファンのみなさんも、とても素敵に見える。

お立ち台でのインタビューの後、いつものようにグラウンドを回って、
金網の向こうから手を出している
ファンのひとりひとりにタッチして周る岩隈投手。
いいなあ~。
kスタは、最後にこれがあるから、
やっぱり今日行きたかったなあなんて思うけど。
とにかくよかった。
仙台のみなさんもおめでとうございます!
 







10月7日(火)

レッドソックスが、エンジェルスにサヨナラ勝ちで
リーグ・チャンピオンシップシリーズへの進出決定!
いやー、よかったあ~。

こないだから、プレーオフを
くにぞうと手に汗にぎって見てたけど、
昨日はベケットなのに、12回延長で、ロペスが出てきて、5-4で負け…。
あああー、という感じだったので、
今日はほんと嬉しい…。

9回、ベイが2ベース打った後、
もう2アウトだったんだけど、最後のサヨナラヒットは、なんとラウリー!
ベイは、2塁からけっこうな「とっこと走り(失礼…笑」)で、
もーアウトになるかというところを、見事に滑り込んで、
家で絶叫! 
ベンチから飛び出してくる選手達! 
松坂も! 全員もみくちゃになって、ベースの上で、飛び跳ねている。
何度も何度もリプレイして、「いやー、よく走ったねー」
「最初に飛びついてきたの、誰?」とか、くにぞうと言い合う。

ベイって、フライでも、なかなか突っ込めないくらいの足だから。
いやー、よく走ったわああ。そしてスライディング、超うまーい!

その前にスクイズを防いだバリテックもすごかったけど。
あー、しかし、劇的。
これで、いよいよ、岩村のいるレイズと対決。
強いよねーーー。どーなるんだろう。






夜は夜で、王監督の引退試合。仙台で、楽天と。
なんと大雨の中、12回延長になっていて、
最後、山崎が劇的なサヨナラヒット!
楽天はこれで、ソフトバンクを抜いて5位でシーズンを終了だ。

試合後、王監督へ、ノムさんから花束が贈られた。
子供の頃から見ていた王さん、ほんとうに人格者だなあと思う。
イチローがあれだけ尊敬する、という人も珍しい。
WBCの優勝のシャンパンファイト前の掛け声、
「諸君はすばらしい、今日は思い切ってやろうぜ!」をまた聞きたくなった。






10月11日(土)

レイズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦。
松坂が登板! 
最初はフォアボール続きで不安だったけど、よく押さえて、2-0で勝った~! 
岡島もマスターソンもパペルボンもよく押さえたなあ。
敵地で、よっしゃです!







10月15日(水)

くにぞうと落語を見に行く。
「五代目 桂米團治 襲名披露公演」。
桂米朝さんのお子さんの、桂小米朝さんが、
米朝さんの師匠の名前である「米團治」を継ぐことになったのだ。

私、落研だったくにぞうと違って、落語に詳しくないので、
襲名披露というのは、生まれて初めて。
米朝さんをはじめ、たくさんの落語家さんが来てらっしゃって、
それぞれに落語をされるのだ。

なんと、桂吉弥さんも! 
言わずと知れた「ちりとてちん」の草原兄さん~!!!
うわー、ほんもの~。あれからファンになった私は、感動…。
出し物も、よくやってほしいと言われるという「ちりとてちん」だった。
汗びっしょりかいての熱演。
やっぱり人柄が話に出るのかなー、見ててニコニコしてしまった。



      *************



休憩後、襲名の「口上」と呼ばれるご挨拶。
小米朝さんを真ん中に、ずらっと皆さんが舞台に一列に座って、幕が上がる。

そこから紋切り型の挨拶を、ひとりひとり言うのかなあと思ってたら、
なんと司会がいて、それは桂吉弥さん。
そしてひとりひとりにご挨拶をふっていくと、
小米朝さんについてのおもしろい昔話やら、ちゃかした話やら、
司会の吉弥が最近天狗になっているの、いないの…、
爆笑話の掛け合いオンパレードで、もー、最高でした!!!
ざこばさん、鶴瓶さん、花緑さん…、みんな頭がいいし、おもしろい!


その話のなかでも、小米朝さんが、
おっちょこちょい、というか、天然…という話(これは有名らしい)で、
最近、上方落語協会の「副会長」になった鶴瓶さんに話しかける時、
自分の襲名する名前「米團治(よねだんじ)」と
なぜかごっちゃになったみたいで、
「副團治(ふくだんじ)兄さん!」と呼んだ
とかいう話も暴露されて(すいません、うろおぼえですが…)、
ほんとうに腹を抱えて笑った。
小米朝さん、ものすごくいい人みたいだー。





そしてお父さんであり、人間国宝である米朝さんは、
ちょっと話すだけで、かっこいい…。
昔一度だけ、くにぞうと名古屋まで見に行ったことがあるけど、
ほんとに声が素敵で引き込まれるうえに、
こういう時の発言が、ぶっちゃけで、おもしろい…。

こないだの小米朝さんの「情熱大陸」も、おふたりがすごくよかった。
おうちにまでカメラが入ってて。
親子でビールを飲みながら、「襲名にあんなネタはあかん」みたいな話も。
父が人間国宝って、どんな感じなのだろう。

あー、しかし、襲名の口上、おもしろい!
あればっかり、もっと聞きたいくらいだ。
これからまだまだ全国を回って、襲名披露は続くらしい。
米朝さんも、ご一緒に何十ヶ所も回られるらしい。
体が大丈夫だといいけど。
ともかく今日が立派に終わって、おめでとうございました。







10月16日(木)

須藤華順さんの「バッグと革小物展」を見に、恵比寿の「イコッカ」へ。
くにぞう、カワハラと。

今日は、シンクロチックなことが。
というのは、
私、いつも改札で、スイカのカードをいちいち鞄から出すのが面倒くさくて、
パンツのポケットに裸で入れてたら、一度落としたことがあって、
(この日記に書いたのだったっけ? すぐ止めて大丈夫だったけど)
何かいい方法ないかなあと。

で、そうだ!、
華順さんの定番である、革ひもが付いたキーケースに、
何か、定期入れみたいなものを付けられないか、
ずっと相談しようかなあと思ってたのだ。

そしたら、出迎えてくださったイコッカの福地さんが、
首から下げていらっしゃるのは、なんとそんな感じのもので、
華順さんに話を聞いたら、やっぱり皮ひも付きの定期入れ!
えええ?!
自分の目を疑う私。

なんだか願いが勝手に実現したような気分…。
色も何色もあって、シンプルで、ものすごく素敵なのですよ。
革ひもがあるので、鞄に付けると落ちなくて、
ひもをたぐって、すぐに取り出せるのだ。
ほかの「マチ針刺し」とかも、すごくかわいかった…。
あと「イコッカ」から独立された石川ゆみさんも、
ちょうどいらしてて、お話できて、うれしかった。



      *************


そして華順さんに別れを告げ、
ダンナさんである須藤拓也さんの陶芸の展覧会へ向かう。
こちらは、神楽坂の「ラ・ロンダジル」。
たしかギャラリーだけ?、今は新しい場所に移転されてて、初めて伺う。
すごく素敵な場所…。
靴を脱いで畳に上がる。

須藤さんと、
その後でご飯に行くことになってた谷山さんが、もう中で話をしていた。
茶室のような雰囲気の場所にすごく似合う器達。
陶芸的に新しい取り組みもあって、展示もすごく美しかった。

そのあと、神楽坂の隠れ家的なところで、みんなでご飯。
おいしい~! 
組み合わせの妙があり、やっぱり料理って奥が深いなと思う。
赤ワインを飲んで、楽しい気分で帰宅。






10月17日(金)

レイズとレッドソックスの第5戦。
なんとレイズが3勝1敗のリードで、もう王手をかけている…。
この試合を落とせば、レッドソックスはもう終わり…。

そんな試合に松坂が登板で、なんとホームラン3本打たれる!
がーーーーん。
7回まで7-0で、もう完全に終わりだと思って、くにぞうとぼけーと見ていた。
が、1点返した後、
なななんとここにきて、不振のオルティーズが3ランーーー!!!
7-4に! うわああああ。
やったあああーーーー!!!

そしたら、その後、ドリューがあああ、2ランーーー!!!!
うっそーーー!!! 7-6

そして、クリスプの2ベースヒットで、ななんと同点ーーー!!!
シンジラレナーイ!!!
くにぞうと、何度も抱き合って、飛び上がって、喜ぶ。





そして9回には、ぺーニャが、ロンゴリアの送球を捕れず、ランナーが残り、
なぜか次のベイを敬遠し、ドリューとの勝負に。
なんで? さっきホームラン打ってますけど?
と思ってたら、ライトへ二塁打だあああーー!!!
7-8のサヨナラ勝ちーーー!!! マジでーーー!

いやー、こんな試合、なかなか見たことない。
さすが、過去に4者連続ホームラン打ったことのあるチーム…。

しかし4時間を越える試合で、
日付もたしか次の日になっており、
7回まで7-0だったもんだから、帰ってしまったボストンファンも多く、
椅子ががらんと空いているところも。
アナウンサーの人が、
「この方達はいったい今…」と残念そうに語っていた。

いやー、なんでも最後の最後まであきらめたらダメということだな。
そして奇跡は目の前で起きる、と。

スポーツを見ていると、
そういうことを教えるために、スポーツが存在しているような気さえする。








10月18日(土)

楽天、岩隈投手の「スポーツ大陸」を録画しておいたのを見る。
全編、ものすごくよかった…。

私はこれまでのことを全然知らなかったのだけど、
4年前には最多勝を取ったのに、
岩隈の特徴でもある「2段モーション」という
足を一回止めて、2回上げるフォームが禁止になり、
フォームを全面的に見直す必要に迫られたのだそうだ。
そして、フォームを一から改造。
ひじや肩に負担がかかっての投球で、
一昨年はわずか1勝!、去年も5勝だったのだそう。

それで去年、傷みが続くひじの手術に踏み切り、迎えた今シーズン。
三振よりも、変化球を打たせて、
玉数を増やさずにアウトをとることに集中し、このすばらしい成績が!
重みが違う…。





またアテネオリンピックの雪辱をきすために、出たかったという
北京オリンピックの選手に選ばれなかった時、
奥さんが「逆によかったんじゃない」と言ったのが、すごい。

奥さんも岩隈とソファに並んで、インタビューに答えていたけど、
美人で、ほんとにかわいらしい方だった。

「ここ数年、1年ちゃんと(シーズン通して)できてなかったから…、
逆にチームのためにできるから、どっちでもいいんじゃない?
選ばれるのも光栄、選ばれないのも光栄、というか、
チームのためにがんばれるじゃん、って言って、
そんな感じだったね」
と岩隈のほうを、ニコニコ見て。

で、落選にがっかりしていた岩隈は、
「それですぐ、うまく切り換えができて、よかったなーと思いました」
みたいに、素直に言っていた。

なんて素敵な夫婦なのだろう。
妻というのは、夫が苦しい時、こうじゃなくっちゃね。
やっぱり運をつかむ人は、
何か、一見不幸なことが起きても、
それを、いいふうに捉えて、ただ進んでいくのだな。

かわいい娘さんと3人、ほんとにいい家族だなあと思った。
グローブには、「絆」という刺繍がしてあった。






10月19日(日)


まだまだ王手をかけられたままの、レッドソックスーレイズ第6戦。
ベケットがいきなり、アプトンにホームラン打たれる!
でもすぐさまユーキリスが、ホームランでお返し!
さらにここまでノーヒットだったバリテックがホームラン~!!!
「そろそろバリテックが打つよ」となぜか言っていたくにぞうが、
「ほらーーーー!」と得意顔。

あとは岡島、マスターソン、パペルボンと押さえ切って、4-2で逃げ切る! 
しかし、ずっと見てて、もうハラハラして、クタクタだ…。
が、レッドソックスの底力を感じる。
これで、3勝3敗同士のタイに持ち込んだ。
明日どーなるのおおおーーーー。





10月20日(月)

ついにレッドソックスーレイズの優勝決定戦!
いちばん頼りになるレスター先発だったが、
打線がペドロイアのホームラン1点だけで、
3-1でついに負けてしまった…。

でもレイズはほんとに強かった。
ウイニングボールは、なんと岩村が捕るという象徴的な幕切れ。
岩村は、アキ、アキ!とアメリカのファンにもたたえられてて、
すごく感動的だった…。

ほんとうに岩村って、すごい男なのだと思う。
監督の信頼も厚いし、
最下位のチームをここまで引っぱり上げたのは、
彼の精神力が大きいのだろう。
みんな岩村を真似て、モヒカンまでしたしねえ。
もうこうなったら、ワールドシリーズも勝ってほしい。







10月22日(水)

なぜか急にくにぞうが懸賞の応募にご熱心。
新聞の温泉旅行プレゼントを見て、往復はがきに書いてるので、
「そういうの、字を丁寧に書いて、行きたい理由とかも添えて、
あと色をうまく使うといいって、テレビでやってたよ」と言うと、
「そうか」と言って、真剣に書いていた。

しばらくして見たら、
住所等の必要事項の前に、
しょっぱなから、「妻と一緒にのんびりしたいです」という文字が、
ピンク色の色鉛筆の飾りケイで囲んであって、
しかも宛名の第1文字目が間違っており、
さらに最後に気付いたけど、
往復ハガキの出す面に、こっちの住所を書いていて、
総合的に全部間違っていた。

「まず妻とのんびりしたい…って、最初にわがままに主張されても…」
「しかも宛名が間違い」
「しかも書く面が間違い」と
ふたりで笑いが止まらなかった。

そのあと、ちゃんと書き直していたけど、当たりはしませんでした。




10月23日(木)

「ゆるゆる冷えとり日記」にも書いた茶碗蒸し、初挑戦。

ちょっとだけ、過程の写真を。

まず銀杏を茹でて、殻を割って、剥きます。
銀杏好きの私は、殻を割る道具を持っているのです(自慢)。
昔買ったんだけど、
たぶん、調理道具屋さんとか、ネットにあるんじゃないかなあ。
一個ずつ入れて、カシャンと手で挟むように割れ目を入れ、
あとは自力で剥いていく。
割りすぎたやつとかは、その場で食べていく(笑)。







卵液をつくります。
出汁とって、冷まして、卵との割合をしっかり守って、
混ぜてから、目の細かいザルでこして。






茹でたり、下味をつけた材料を切って、茶碗(湯のみ)へ。
鶏肉、ほうれん草、出汁取り後のしいたけ、銀杏。






卵液を注いで、大鍋にお湯を入れ、直接並べる。
これはビタクラフトだと、早く熱が伝わるので、
蒸す分数が全然違ってきちゃうだろうなあと思って、普通の鍋にしました。







で、蓋をふきんで包んで、ネットのレシピ通りの分数で蒸すと、
なんと~、きれいにできました~!
すごーい。スが入ってないし、中までちゃんと固まってた~!
三つ葉は、この後、のっけます。





いやー、やればできるもんだなあと思いつつ、
手順が山ほどあって、分量も守らないといけないし、
一大イベントみたいな感じですね…。
次は、もうちょっとカンタンな感じでやれたらいいけどなー。
でも、ほんとにおいしかった…。自信にもなりますね。







10月24日(金)

女友達と電話で話。
この友達も、私が勧めた精神的な本をよく読んでくれているので、
いろんな話ができて、おもしろい。
「アオちゃんは、すごく変わったと思う」と言ってくれるので、
否定せず(そういう精神本の影響)
「ありがとう~」と言う。

いろんなことにくじけては、何度も何度も精神的な本を読んでいる。
そうすると、ちょっとずつでも、
前はそう考えられなかったことが、できるようになってたり、
「そんなの別にどっちでもいいねえ」とゆるくなれたり、
「こんな人もいるけど、私はどうとも思わない」とか、
前よりは、すごく人生がラクになってきている。


何度も書いてるけど、
小林正観さん、浅見帆帆子さん、野坂礼子さんの本などよく読んでます。
最近は、越智啓子さんという人もすごくよくて、
「今が、ベストタイミング すべてがうまくいく宇宙の法則」(大和書房)を
はじめ、いっぱい読みました。

あ、「ザ・シークレット」ロンダ・バーン(角川書店)もすごくよかった…。
ちょっと謎っぽい、大げさな広告が出ていたので、警戒していたけど、
普通に宣伝すれば、もっと早く買ってたのに。







10月26日(日)

買ってから、ちゃんとした落ちついた時に見よう、と
見る機会をうかがっていた「ちりとてちん」第1~4週のDVD。
第4週までを生のテレビで見逃してたので、そこまでを買い、
オリンピックや野球も落ち着いた今、満を持して開封。
くにぞうと「いいですね? いきますよ」という神妙な雰囲気の中、スタート。

総集編などでけっこうストーリーは知っているのだが、
やっぱりふたりで大号泣。テーブルにティッシュの山が…。
小さい時の喜代美ちゃんの役の女の子、桑島真里乃ちゃん、ほんとすごい。
もー、何度も泣かされた~。

あとおじいちゃん役の米倉斉加年さんも、ほんとにすばらしい役者さんだ。
病院のところ、もうぼろ泣きでダメ…。

「かわらけ投げ」とか、土手で「ノド自慢」する和久井映見のシーンも、
初めて通して見たけど、ううう…。おかあちゃーん!

こっから、またうちで、「ちりとて」ブーム再燃で、
4兄弟が集結するまでを、夕ご飯の時やら、見まくり。

私が仕事してる時も、くにぞうはひとりで見て泣いてたようで、
向こうの部屋から、よく
「がふっ」とか、「ぐおっ」とか、へんな声が聞こえてきてました。
(獣なのか…)








10月27日(月)

芳野さんのリトグラフ展「PARADE」を見に、
吉祥寺の「にじ画廊」へ。
すごく洗練されてる世界だなあと思った。
モチーフがつながっていたりもするので、不思議な感じ。

たとえば、
本のページから、空間を抜けて、
違う本のページへ、主人公が遊びに行くような。

芳野ちゃんとも、またいろいろなことを喋った。
その間に、ここは、吉祥寺なので、
平日でも知らない女の人が、ふっと入って見て行かれる。
そういうの、いいなあと思う。






10月28日(火)

くにぞうと、オペラ「リゴレット」を見に、
初台の新国立劇場へ。
席が真横の一番端っこだったので、身を乗り出して見る。
(後ろに人はいない)

休憩時に、ブラッドオレンジジュース(急いで「氷なしで」と言う)と、
オードブルセットみたいなのを頼んで、
ベランダのような屋外に出ると、とてもオペラ気分…。

すごく悲劇的な結末なのだけど、
有名な(と、くにぞうが言っていた)合唱がとてもよくて、
くにぞうも肩をゆらして、のっていた。



    ************



なんとなくイタリアな気分ということで、
帰ってから家でご飯の時、なぜかキャンドルをつけてみた。
毎年、クリスマスしか出さないやつ。

すると普通のご飯でも、いい雰囲気になる。
もうちょっと、ちょくちょく灯してみようかと思った。


生サーモンのムニエル(小麦粉つけて、焼くだけ)、
茹でチンゲンサイ、じゃがいもフライ、チキン焼きなど。
同時にいろいろ焼いてたら、けっこうこげましたわ…。









普通にスーパーで買ったモッツァレラチーズだけど、
この間買った須藤拓也さんの器に盛ると、とてもきれいに見える。
この器、少しだけ、下に台がついているのも、かっこいいのです。
白に白。なにか宇宙のよう。










10月30日(木)

レイズを破って、フィリーズがワールドシリーズ優勝。
私はもう、あまり見てなかったけど、
ところどころ見ると、フィリーズもおそるべし。強い…。
もうちょっと見てたくにぞうによると、最後まですごい試合が続いたらしい。
しかし岩村にとっては、よいシーズンだったのでは。
あきらめないことを、見せてくれて、ありがとう。






10月31日(金)

平岩夏野さんの洋服の展示会を見に、吉祥寺の「ギャラリーfeve」へ。
電車に乗ったら、新聞の切れ端が畳んであるようなものが、
椅子の上にあったので、窓のサンのところにあげておいて、隣に座った。

現地でカワハラと待ち合わせ、洋服をあれこれ見る。
例によって「これも、かわいいね~」の連続で、あれこれ試着。
パンツをたのむことにした。


夏野さんに別れを告げて、電車に乗ったら、小さく「あ!」と声が出る。
「どうしたの」とカワハラが言うので、
私がさっき乗ってきた電車で
窓のサンにあげといた紙切れが、ななんと目の前の座席に!
しかも、また座席に落ちてて、そうすると誰も座らないのだ。
人間って不思議。
というか、同じ電車の同じ車両で、同じ紙切れを目撃する不思議。
これもシンクロ~?(笑)

「というか、さっきつまんで、
ホームのゴミ箱に捨てといたらよかったね」と言う私。
よく車内でゴロゴロころがっているカンは、機会があれば、捨てているのだが。


        ************

 
途中からは、その紙切れとは反対側のドアのあたりに、
鞄を股に挟んで、携帯電話をかけてる
イケメン営業君のような人がいて、
バレリーナのようにまっすぐな足をきゅっと交差させて、
プラダみたいな鞄をしっかり股上部に挟んで、
すまして話しているので、笑いが止まらなくなった。
いつも両手がふさがってる時、こうしてるのかなあ。
今は、片手はどう見ても空いているが。



ついでに、もういっこ関係ない、最近見たおもしろい人の話。
こないだおそば屋さんの店内で携帯をかけてるおじいちゃんがいて、
声が大きいので聞こえてきたのだけど、
「こないださ~、携帯に『葵のご紋』入れちゃったよ~」と
かわいらしい声で自慢していた。
こ、黄門?
ど、どこに、そんなサービスが?!
かわいいわあ~。でも店内であんなに延々喋っちゃだめよー。


         *************


そんな話はさておき、カワハラとふたりで向かったのは、
ご縁があってお友達になった渋谷さんが
ついにオープンされたお店「itonowa」のオープニングパーティ。
場所は、合羽橋なのです。

行ってみたら、お店の一面は、広いガラス貼りになっていて、
中で、もうたくさんの方々が見える。
外から見ると、
その様子も、暗やみにぼおっと浮かぶ絵のようで素敵だった。

インテリアもシンプルで、特注のテーブルの上には、
いろんな野菜のお料理が。
蒸し野菜、ポテトグラタン、サラダ、玄米のおにぎり、
ロールケーキ、書き切れないけど、全部おいしい~~~!

そしてこちらに、私とカワハラの自費本「ひとりがけの椅子」を
置いていただけることになったので、渋谷さんに預ける。
ほんとに嬉しい。

久々な、いろんな人にお会いできて、すごくいい夜だった。
意外な方と、共通の趣味の話もできて、嬉しかった!
ぜひ「itonowa」行ってみてくださいね。
(お休みの日など、HPでご確認ください~)