2006年3月上旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。


ハワイ旅行のことは、また別な時にまとめて書きたいと思います…。

しかし今年、花粉症、この時点でほとんど軽い!
外をくしゃみなしで、ごく普通に歩ける日もたびたび。
もしかして、だいぶ体の中がきれいになったのでしょうか。
だったら、うれしい~!





[2006年3月上旬]


3月7日(火)

6時にくにぞうと自然に起きる。 旅行の時差ぼけかとも思うが、
でもすごく体がすっきりしてるので、
これは昨日の夜ご飯を抜いたためだと思う。

昨日、 帰国後の電車で、疲れてて小さなことでケンカになり、
その結果、夕食時間をすどおり。
お互いの気持ちを長いこと話して、仲なおりした時には、
夜遅くなってたので、もう食べるのやめようということに。
寝る時に、
「これは胃も疲れてるから、食べるなっていうことだったんだねえ」
と、くにぞうがしみじみ言っていた。

私は、以前から、よく帆帆子さんの教えをくにぞうに話してて、
「起こることは、何にでも意味がある」とも言っていたので、
こういうふうに理解してくれて、すごく嬉しかった。
ケンカして、話し合って、今度はこうしようと決めると、
レベルがアップしたように感じる。



そして今朝、ハワイ帰りで待ちに待った玄米の和食をつくることに。
昨夜、昆布と椎茸を水にほうりこんでおき、玄米も水につけておいたので。
ごはんが炊ける匂いが、部屋にふくふくと広がる。至福。






そして、にんじん、しいたけ、油揚げのみそ汁、
実家でもらったかれいの干物、梅干しなどをふたりで準備する。
ひとくち食べると、おーーーいーーしーーー! うー、うっとり。
「ほんとおいしいね」「あ~、日本人でよかった」 と言い合う。
どんな贅沢なものより、おいしいなと感じる。
こういう体になれてありがたい。






そのあと洗濯機を回し、明日の打ち合わせのための仕事をしていたら、
風呂上がりのくにぞうが、靴下などを干し始める音が。
行って見ると、振り返って
「ひとりで生きてると思うな!」と言うのですごい笑う。

これ、中居君のドラマ、「白い影」のスペシャルの
七瀬先生(山本學さん ほんといいです…)が
別れる時に直江(中居)に言うセリフから。
(セリフとはかなり違うと思うけど)
あそこがいちばん好きなので、その頃からよく言っていたのだ。
(あ、話がぜんぜん遠くに。すいません…)

ひとりで家事をやったり、自分だけで解決しようとして、
孤独だと思うなよ、とくにぞうが時々おもしろく言う言葉だ。
そこから、ふたりで干す。
「ふ~たりで干すから、はや~い、はやい~!」 とか変な節で歌うくにぞう。
最近オペラばかり見てるので、オペラ歌手気取りです。
アンコールの挨拶の真似とかしてる時もあるので、
「もういいですから」と丁重にお断りしている。



昼は、朝つくっておいたおにぎり。
最近、おにぎりブームだ。梅や鮭、おかか、あと
自然食品のお店で買った大根葉のふりかけを混ぜたり。
おにぎりだと温かくなくても、おいしく思えるのは不思議だな。







夕方、高山さんの「じゃがいも料理」を見てから、
いつかゆっくり、気持ちに余裕のある時に、
じゃがいもをまるまる茹でよう、と思ってたのをついにやってみる。

最初はこのくらいでいいのかな、と鍋の中をじっと見ていた。
すると、だんだんお湯の中で、じゃがいもがゆらっゆらっとしてくる。
きよらかで、美しい。

そのまま弱火にして、仕事。
しばらくして行って見たら、ゆで上がっていた!
おおお。感動。ちょっと皮が破れてたりしたのもあったので、
もっと何回もやったり、台所にいる時にやらなければ、と思ったけど、
でも感動した。





塩とバターで食べたら、すごくねっとりして、おいしかった。
皮ごと食べた。
とにかく、じゃがいもが美しかった。
あと夕飯は、ベーコンと白菜の炊いたの、 ぬか漬けとか。
くにぞうも「うまいね、これ」とうなっていた。







夜。つけおき洗いのため、洗濯機の水位をちょっと上げたら、
「ピンポンパンポン」 と終わりのチャイムが鳴ったので、
くにぞうが向こうから来て、洗濯機をそっとのぞいている気配だ。
かわいい。 仕事部屋から「それ、つけ置きだよ」と声をかけると、
「いさみあし。ひそかにやろうと思ったのに」 と言っていた。
いいひとだ。







3月8日(水)

また自然に6時に起きられた。すごい。
ふたりで新聞、雑誌、ダンボールを捨てに。

今日から仕事のくにぞうは、急にぽつりと
「今日から仕事じゃね。夏休みが終わった子供みたいな気持ち…」
としょんぼり言っていたので、
「くにぞう! また休みもあるし、旅行にも行けるよ」となぐさめる。
日頃グチとか全然言わないので、すごくかわいそうになってきた。

そして「でも働いてる時があるから、休みが嬉しいんよ。
(近年、じょじょに家で、なぜかふたりとも山口弁)
毎日毎日毎日毎日、永遠に何もすることなかったらどうですか」とか言うと、
「そうじゃね」 と言う。

「それに働ける時は、限られてるんよ。
たいへんだけど、くにぞうは、
さいわい、 自分の好きなところも多い仕事でしょ。
ほんとにいやなら、言いなさいよ」とかいろいろ話す。
すると、だいぶ元気になったようだ。
「前にぐちを言ってもいいよって言われたから、
言ったんよ」とにっこり言っていた。

決まった仕事のある男の人(女の人もだけど)って、
こういう気持ちで働いてるんだなあと思って、
前働いてた時わかってたつもりになっていたが、
ほんとに家では、やさしくしてあげないといけない、と思う。



午後、HBギャラリーの「HB SHOP展」へ。
今回、久村香織さんは、ベビーグッズをつくられていた。
自分で探してこられたシンプルで、素材もいいベビー服に
花や、果物などのイラストのモチーフがプリントされている。
も~~~~、ほんっとにかわいかったです!
これをご覧になったベビー服関係の方がいたら、
すぐに製品化したいと思うような感じですよ、きっと。
そして久村さんは、冷えとりもされてるので、
今度のうさぎの会の特売の話などもちょっとできて、楽しかった。


それから本の仕事の打ち合わせに。
初めてその会社に行くので、かなり緊張したが、
おふたりとも、なごやかな感じで、楽しい打ち合わせに。
ハワイや帰りの飛行機で考えてた方向のものが、
いいと言っていただいて、よかったー。
ほっとした…。
そのかんじで進めていこう。





3月9日(木)


ふと、くにぞうが、おにぎりづくりに挑戦。
生まれて初めてやったらしいが、見てたら、わりにひょいひょいと。
で、「すごーい。上手じゃん! 私より三角がきれい!」とほめたおす。
手が大きいから?
最初は手が米粒でべたべたになっていたが、
握るうちにだんだん慣れてきたよう。



「ほめてくれるけー、うれしい。何でも一緒にやろうね。
今度は玄米の炊き方だ」とか言っていた。

老後にふたりで仲良く生きていく時、
こういうことって、すごく生きてくると思う。
そしてたぶん、すぐには積み上げられないこと。
うちは、ありがたい。
奥さまがた、ダンナさんが何か手伝ってくれた時、
ケチはひとつもつけずに、すっごくほめてあげること、大事かと思います。





夜。昨日、「情報ツウ」でやっていた
バイオリニストの千住真理子さん&お母様の文子さんのインタビューを見る。
少し前にこの家に幻のバイオリン、
「ストラディヴァリウス・デュランティ」 がやってきたのだそうだ。

クラシックに詳しくなく、ほとんど初めて見るおふたりだが、
この文子さんやお父さんの教育方針がすごく印象に残った。
小さい時から、
「すべて自分でやって、何をやっても怒られないけど、
とことん集中して、全部自分で責任を取る」というもの。
たとえば、壁に落書きしても、途中でやめたら落書きだけど、
どこまでも書いたら作品になる、とか。

そして真理子さんは
「もうバイオリンの練習が楽しくて、楽しくて…、
お友達と遊ぶのより、お母さんと練習したかった」と。驚きだ。
お母さんはバイオリンはできなくて、ピアノを。
でも一緒になって、
たとえば「バッハってどんな感じかしら」 と考えながら、
最後にはお母さんが踊ったり、歌ったりしながら練習した…って
いったい、どんなの?(笑) すっごい見たい…。

やっぱり、そういうどこまでも自由で、楽しい教育こそが、
どんどん才能をのばす力があるのだろうなと思った。
(うちの親も勉強しろとは一度も言わなかったので感心。
テスト勉強で朝方まで起きてたら、「早く寝ろ」と言いに来てたし…)


そのあと司会者に「ところで真理子さん、ご結婚は…?」 と聞かれ、
「いまさら…(笑)」 と言われてたが、
「一生掛けて探してた、そのバイオリンの名器が来てしまったから」と
お母さんがフォローされていた。
そして真理子さんが、たぶんそのバイオリンのことだと思うが、
「運命に従順になることって必要だと思うんですね」
と言われていたのが、ものすごく心に残った。


違う視点で見ると、
どうして私は結婚が…とか、モヤモヤもがいてるばかりじゃなくて、
自分にできることを努力して、
自然に運命にしたがっていく、という潔い生き方なのだろう。
たぶん、ほんとに人間ひとりひとりには、
この世でやるべき使命が決まっているのだと思う。
だから、こうやってひとりで才能をのばしていく人もいる。
それを素直に受け入れるほうが、幸福な一生なのだと思う。
私はまだそんなことをすぱっとできる人ではないが。



その後くにぞうに話したら、そのお母さんの本を持っている!
というので借りて読む。
「千住家にストラディヴァリウスが来た日」(新潮社)千住文子

教育方針などの話ではなかったので、
ちょっとまたそのあたりの本も読んでみたいところだが、
幻の名器がどんどんこの一家の
高い精神レベルで引き寄せられてくるところがすごい。
最後のお兄ちゃんふたりの言動が、かっこよかったです!
決断する人っていいね。



夜は、ひとりだったので、
元々あった味噌汁(正確には、出汁+豆腐と出汁取った後のしいたけ)に、
小松菜と、 輪切りでチンしたさつまいもをほうりこむ。
甘くなって、うま! 3杯飲んだ。
味噌はいつものようにお椀で溶くので、
具を足していっても、フレッシュに飲めるのがいいところ。


それと、なぜか鮭缶、チーズ&海苔、パンという変な食事。
ちょっと料理するのが続いたりすると、
自分ひとりのためにやるのが面倒くさくて、
ひとりの時は学生みたいな変な組み合わせのものを食べたりもする。
なんか、てきとうで楽しいよね。
でも、そんな時でも味噌汁は飲みたいので、体が変わってきたようだ。






3月10日(金)

そろそろ花粉症のくしゃみ、鼻水がちらほら。
しかし、去年よりかなり花粉の量が少ないせいか、
また、いつも人より遅いせいか、まだちょびっとだ。どーなるのかな。
恐れる気持ちはないので、ただ出すだけだ~。

午後、久しぶりに「ゆる体操」の講座に。
また「きもちよく、きもちよく」とか、
「ゆったり、ゆったり…」とか、
「どぅーわーーー!」 とか、言うのがおもしろい。

そして初めてやる首の体操へ。
椅子に座ったまま、おしりを前にじりじりずらしていき、
椅子の背もたれの頂上部分に首すじをもたれさせ、
首を左右にゆっくり揺らす体操。これ、すっごい効いたー!

近年、肩コリは下からとれてきて、
背中はかなり自由になった気がしており、
残りは首や肩の前あたり、という感じなので、
特に今求めていた体操って感じだ。
終わったら、目がごお~っと開きました。すごー!
肩凝り、疲れ目の方、ぜひぜひいろんな椅子の背でお試しを!



夜、「オーラの泉」 のヒロシとベッキーのを2本見る。
ベッキーって、すっごいレベル高い人なんだなあ。
美輪さんも江原さんも、もうあまり助言することはないぐらいだそう。

そしてベッキーは、毎朝、移動の車の中とかで、たしか
「感謝の時間」というのを設けていて、
友人の名前などが書かれた紙を見ながら、自分の守護霊さんなども含めて
20分くらい感謝の祈りをするのだそう。すごい。
そうすると、守護霊さんも、この子はよくわかってる…ってことで、
もっといいことがタイミングよく起きたりするみたい。
「感謝の時間」、私もやってみたいと思った。