2010年4月上旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。






[2010年4月上旬]



4月2日(金)

連日、デジカメのことをネットで調べる。
「価格ドットコム」のクチコミは、参考になるけど、延々果てしない!
ずーっと追っていくと、どっと疲れるが、やめられずに見てしまう…。
カメラの用語も、よくわからないが、雰囲気で判断する。



くにぞうがまた皮付きのたけのこを買ってきたので、
また、こないだの簡単茹で方で、今度は、たけのこごはんに。
おいし。やはり年に1回は食べたい味。













4月3日(土)



こないだ干した大根で、「紹興酒漬け」をつくってみる。
昔、中華料理屋さんで、よく付け合わせに出てたもので、
おいしかったなあという記憶があったもの。

ネットでも検索してみたら、いくつか出ていた。
醤油、紹興酒、みりん、山椒の実を合わせた調味料に大根を切って入れる。
が、丸いまんまの、乾燥した山椒の実がなくて、
ちょっと食料品店を探し回ったが、けっこう高かった…。
粉山椒でもいいみたいだけど。






くにぞう、翌日から、「おいしい!」と言って、ばくばく食べていた。
何日かすると、漬かりすぎになって、
辛くなるから、早めに食べたほうがいいかも。

そしてこの後、数回つくって、
大根は生のままと干したのと、両方やったが、
くにぞうは、生のままのほうが好きと言っていた。
あ、そう。
私、さっと干したのが、好きかも。



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夕飯の一品。
鶏の手羽元?を、塩コショウして
魚焼きグリルでただ焼いたものをよく食べていたが、
昨日パクチーを買ったので、思いついて、ただ刻んでかけてみたら、
なんか、すっかりアジアン風。おいし!
「パクチーをただのっける」って、何でも目先が変わっていいと思った。
スープとかにも。












4月4日(日)


カワハラと「HOUSEのHOUSE展」へ。
その一室で開催される
奥さまのセトキョウコさんの食堂には、
もう、くまちゃんがお友達と座っていた!
誰かいるかな~とは思ってたけど(笑)。

そこで、ちよじ、ヤーノ夫妻と落ち合うことに。
(ふたりは、よく高山さんの日記にも登場)
ちよじは、写真家。
久家靖秀さんのところにいて、少し前にフリーになったと聞いていた。
久しぶりに会うので、すごい楽しみで、
あいかわらず、ふたりとも、いい夫婦だねーという空気だった。



セトさんのごはんは、野菜中心で、またしても、おいしかった…。
デザートのロールケーキも…。
隣の部屋では、
マスミツ君の靴や鞄を、みんな、とっかえひっかえ試していた。
こんなふたりが夫婦というのは、なんだかすごいことです。


マスミツ君とお友達と私とで、
「今年は花粉症軽いよ」、「ほとんどないよ!」という話をしてて、
最後に、
花粉が今年は、去年よりすごーく少ないことを知る。ガクッ。
毎年のぬかよろこび…。




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そっから、ヤーノと別れて、
ちよじとカワハラと3人で、ぷらぷらすることにする。
「どこ行く?」ってなって、
またもや、すごく悩むが、なぜだか福生に行ってみることに決定。
私は、ほぼ行ったことなくて。

ほんとに当てなく、中心の通りのほうへ歩いていく。
そしたら、餃子と書いたお店があって、
外の散歩がけっこう寒かったこともあって、入ってみた。
水餃子の小皿を、お茶でつまむ。
ちょっと向こうでは、
ガタイのいい外人さんが、チャイニーズを食べながら、
テーブルをはさんで大きな声で話をしていて、
「お、福生だね!」
という感じが味わえてよかった。(米軍の基地があるのです)

帰り道も、なんとなく微妙に、日本ではないような
ちょっと前の日本のような、
不思議な街並みを通り抜けて帰る。

で、駅に戻る頃、
「せっかくだから、もうちょっと外人さんを見たかったなー」
と私が言ったとたん、
角で外人さんが立ち話をしてて、「お! シンクロ」と。
しばしの散歩だったけど、気分が変わってよかった。




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そっから、西立川の「トラネコボンボン」へ。
「sunui」さんから、このようなDMを頂いて、初めて行くところ。
お友達同士の展覧会を、回ろう!というハガキみたい。

カワハラとちよじは、知っている
以前、たしか高知でお料理をつくられてた「トラネコボンボン」のなっちさんが、
東京に移られて、
今回は、沖縄のカフェ「ロギ」の方と、
お料理やパンやお菓子をつくっていらっしゃるよう。
両者の名前を取って、今回のイベントの名は、 「TORAROGI」。
(私もちゃんと把握してないので、何か違ってたらごめんなさい…)



もう終わる時間に行ってしまったので、
申し訳なかったが、内装など、ほぼ自分達でされた
すごーーーくかっこいいアトリエだった!

そして今、検索して、他の方のブログをのぞくと、
このイベントでの、おいしそうなお料理がのってて、残念だったー。
初めて会う、なっちさん、すごく明るくて、おもしろい方…。
買って帰ったパンやクッキーも、おいしかった~。
いつか、きっとお料理も食べてみたい!


ということで、充分あっちこっちを3人で堪能して、
ちよじとも、いろいろ話せて、たのしかったーーーーーーーーーー。
また行きたいなー。









4月6日(火)



下北沢の「七草」の前沢リカさんの新著、
「うちの乾物料理」(高橋書店)が出たので、
その中から、いくつかやってみようと挑戦。

以前から、くまちゃんは、
お友達のお料理の本が出たら、いつも、すぐやってみるので、
えらいなあと思ってて、私もできるだけそうしたい!、と。




「かんぴょう」を買ってきたので、本のやり方で、慎重に戻してみる。
最後に同じ長さに揃えて、タッパーに入れると、
なんか美しくて、料理屋さんになった気分(笑)。
(リカさんのは、もっときれいだったが…)
こうしておいたら、3日くらい冷蔵庫で大丈夫なのだそう。
こっから、いろんな応用がきくわけですね。なるほど。









まずは、「かんぴょうとほうれん草のナムル」をつくってみる。
かんぴょうがナムルになるなんて、すごくないですか?!
炊かないで食べたの、初めてかも。
そして思いの外、簡単。
ごま油と、にんにく味が、かんぴょうにも合う~!
おいしー! 







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もうひとつ、やってみたのは、
「きくらげとじゃこの炊き込みご飯」。
ル・クルーゼで。
玄米でもよかったのかもしれないが、
忠実にやろうと、白米を少量買ってきていた。
きくらげを戻して細く切り、米の上に、じゃこと一緒にのせて、炊くだけ。
昆布を入れるので、出汁もあらかじめ、とっとかなくていい。
そして、炊き上がったところ。↓







混ぜて、お茶わんに。





おいし~~! きくらげの食感もいいし、これまたわりと簡単に。
こんなの、おもてなしのシメに出したら、感動されると思うぞ。












4月7日(水)


巨人の木村拓也コーチが、くも膜下出血で亡くなった。
2日、練習中にグラウンドで倒れてから、
意識不明の重体だったのだが、ついに。
原監督が会見で、涙を止められずに、泣いていた。

木村さんの特集を見ていたら、
ほんとうに、誰からも好かれた人だったみたいだ。
誰にインタビューしても、
あいつは、ほんとにいいやつで…と語っていた。
お子さんが3人いらっしゃって、
37歳の若さでとは、なんと心残りだろう。






唯一、私が知っているのは、
巨人で現役の頃、延長12回の同点で、
もう交替するキャッチャーが誰もいなくなった時、
(最後のキャッチャーが頭にデッドボールを受けて)
いつもは内野か外野で、キャッチャーなんて10年以上やってなかったのに、
木村選手がキャッチャーとして出てきた時のこと。

選手交替のアナウンスでも、会場全体が、おおお!と沸いていた。
2塁に送球練習しただけでも、おおお!と沸いていた。

解説によると、見事なキャッチングだったそう。
そして、ヤクルトの青木も三振に取り、
最後はランナーを1、2塁に置きながら、
パシッと三振…!
見事に押さえ切る!!!

そして、ベンチの原監督に「ほんとによくやった!」というように、
背中をバンバン叩いて迎えられていた。
よく知らなくても、泣きそうだった…。(you tubeでも、まだ見れました)

木村選手は、投手以外、すべてのポジションを守れる
ユーテリティプレーヤーだったそう。


人として、人生をやって、最後になった時、
「誰からも好かれた人」というのが、やはりいちばんだな、
とだけ、思う。






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今日は、こないだ高山さんちで頂いて、
レシピをもらった「春にんじんのバターライス」をつくってみる。
こんなふうに、大きいにんじんをお米の上にのせるなんて、初めてだ…。








炊ける間に、
リカさんの「ひじきと春菊の白あえ」を。
これがまた、衣には甘み分(砂糖や、みりん)が入ってなくて驚いたが、
ごま油が入っているせいか、おいし! いける!









そして、にんじんのバターライス、できたー! 
おいし~! ごはんとにんじん、合う! 
押し麦が効いている気がする。






連日、ちゃんと本を見て、手順も丁寧にやっているので、
「けっこうえらいぞ、自分」とほめる。










4月8日(木)


この間戻したかんぴょうを使って、またリカさんの「炊きもの」。
やはり油揚げとは最高の組み合わせで、ほっとする味だ…。







いやー、しかし、
ここまで、リカさんの本で、いろいろやってみたけど、
戻す手順とか、とても丁寧で、
乾物に対する並々ならぬ愛情が感じられた。

あと「一度に多く戻して、応用」というのも、
「なるほどー、それなら、けっこう食べるなあ」と思った。
ぜひ、みなさんもトライを。
難しく思うかもしれませんが、意外にできます。
乾物は、日に干してあるので、冷えにもいい食べ物だと思います。










4月9日(金)

くにぞうが何かで調理法を見たという、鶏の焼き方。
フライパンに皮目のほうを付けて、上にアルミホイルをのせ、
その上に重しを置き、押さえつけて、じっくり焼くというもの。
(こげちゃうから、弱火?)




たしかに、皮がパリッとして、おいしい! いいかも。
それから、何回かつくってくれている。









4月10日(土)

お友達のイラストレーター、芳野ちゃんの展覧会、
「ヨシノ包装紙展」へ。

たくさんの包装紙や、カードをつくっていて、かわいかったー。
でも、なんというか、大人のかわいらしさ。
紙質や、印刷具合もよくて、「いいねー」と芳野ちゃんに話す。
初めて行った「tray」というギャラリーも、素敵なところだった。




そこから「ギャラリー it’s」へ行き、
奥田由味子さんに初めてお会いする。
以前、展覧会に行ったことがあり、家にもちょっと飾ってあって。
「モーネの井上さんから、教えていただいて…」とご挨拶する。
とても明るくて、爽やかな方だった。

また、たくさんの、
かわいい小さい植物とワイヤーの作品が並んでいた。
育てられるか、まったく自信がないが、ひとつ小さい作品を、家に連れ帰る。










4月12日(月)


まだ、カメラ探し延々。
初めての一眼レフにしようか、それとも、高級クラスのデジカメにしようか、
もー、全然よくわからなくて、電気店に聞きにいったら、
何を聞いても、気のない返事というか、
すぐに会話が終わってしまい、
私も知識がないので、しょうがないのだけど、
「どうせ、今買わないでしょうから、そんなに説明したくない」
という感じがありありと見えて、かなり、がっくりきた…。
私のレベルが下がっているのかな…。





その後、がっくりしたまま、本屋さんに行ったら、
「くじけないで」という、本の表紙の文字が目に飛び込んできて、
このシンクロチックなことに、はっ! とする。


開いてみると、
98歳の詩人、柴田トヨさんの詩集(飛鳥新社)だった。
とにかく、今、
こういうメッセージをもらえたようで、すごく嬉しかった。

そして買って帰って、読むと、ほんとうによかった…。
素直な文。素直な気持ち。そして明るさ。泣ける…。
私もこういうふうに、なりたい。
装丁も、すばらしかった。









4月13日(火)

HOUSE展と同時に行われている、
匙屋」さんでの、マスミツケンタロウ君の展覧会、
bird songs』へ、カワハラと。

白い壁に、
ワイヤーでできた、さまざまな鳥達が、ゆっくりと風に揺れる風景。
ものすごく美しい空間だった…。

上のリンクしたページから、ひとつクリックすると、
作品の動画も見れるようになっていたので、ぜひご覧ください。
きれいーーーーーー。マスミツ君って、すごいな。
青木隼人さんの音楽も、ぴったりだ。








4月14日(水)

こないだ、芳野ちゃんと展覧会で世間話していた時、
「野球速報を、ヤフーのニュースで見ないようにするのが大変…」、
と話してたら、
「Google(グーグル)は…?」と言われ、
あ、そうか、と思う。




で、ネットにつないだ時の、
トップページの設定を、ヤフーから、グーグルに変更する。
(これは、簡単なので自分でできる)

そしたら、いいです!(当たり前…笑)
グーグルのトップには、何も情報が出ないので。
(でもほんとは、ヤフーのニュースを見るのが、けっこう好きだけど)

そして両方を使ってたら、
「検索の結果」にも少し違いがあるのかなあ、とぼんやり感じた。
よくわからないけど。
グーグルで「青木美詠子」と入れると、
関連ワードみたいので、「靴下」と出る…(汗)。


あと関係ないけど、名前で検索してる最中に、
「あの人検索 スパイシー」というサイトに、私のページが存在していた。
そして、お会いしたこともない方はもちろん、
まったくお名前さえも知らないような方と、
「関係があります」となっていて、すごく恐ろしい。
こういうページを、つくってしまうって、どういうことなんだろう…。







4月16日(金)

今日まで3日連続で、
お友達の引っ越しの、片づけを手伝いに行っていた。
お弁当持参で行く。



1日目のお弁当。
今日は、お友達の会社の、アルバイトの方もいらっしゃると聞いて、
ちょっと張り切りモードのおかず。

大根と油揚げの煮物、鶏のしょうが焼き、ウドの皮とにんじんのきんぴら、
せりのゴマ味噌和え、ネギ入り卵焼き、そら豆、茹でキャベツ。
&玄米おにぎり、ぬか漬け。
卵焼きと鶏、そら豆以外は、前の晩につくっておいた。
(和えるのは、当日朝)










2日目。
昨日、ちょっと多くつくりすぎたので、
食べ過ぎになってはいけない、と、すごく少なめに。
今日は、2人分。
そしてマクロビ的な食生活をしてる友達に合わせ、ほぼ野菜ばかりに。
さつまいものレモン煮、昨日の大根の煮物、ほうれんそうのおひたし、
プチトマト、ウドの酢の物(刻んで、甘酢に入れるだけ)、
白菜漬け、玄米おにぎり。














3日目。
ししとうのきんぴら(炒めて、最後にみりん、醤油をジャーッと)、
ズッキーニの素焼き(魚焼きグリルで焼くだけ)、
もやしのナムル(茹でて、ゴマ油と塩、すりゴマ)、
しめじと春菊のゴマ味噌和え、プチトマト、玄米おにぎり。







私は今まで、お弁当をちゃんと継続して、つくった経験がないので、
最初は、
はて…どのように、と思ったが、
前日に、ほとんどのおかずをつくっておくと、
朝詰めるのが主体で、とても気が楽ですね。


野菜を何品か、ただ茹でておいて、
(茹でる時、ビタクラフトがあると、少しの水で、あっという間)
翌朝、おかか醤油まぶしとか、ゴマ味噌和え、塩ごま油でナムル、
ただ塩を振る、きんぴら、あとマヨネーズ?とか、
違う味にしたら、けっこういけるのかな、という気になって、
少しだけ自信がついた。

ご飯は、朝(もしくは寝る前)、ル・クルーゼで炊き、おにぎりに。
こっちは慣れてるので。



でも大学時代の女友達は、
連続して3年とか、6年とか、子供達のおべんとうをつくっていて、
そんなにつくり続けるのは、マンネリ打破もあるだろうし、
やっぱり、そうとう大変なことだと思う。
ほんとに尊敬だ…。


でも、手づくりのおべんとうって、
おにぎりと卵焼き、茹で野菜一品だけ、とか、
どんな簡単なものでも、おいしいと思います。