2007年4月

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。



花粉症は、もうだいぶ前に終わった感じです。
いつも、いつ頃終わったか、書いておこうと思って忘れてる…。
でもはっきりこの日、とかわからないし。
今年は花粉も少なかったようで、わりとらくでした。





[2007年4月]


4月2日(月)

窓をあけると、遠いところに見える、いつもの桜の木も咲いていた。
もう満開はすぎているけど、白く、きれい。
今年も、生きていて、春が迎えられたという幸福。
ありがとうございます。



夜は、豚ひき肉を解凍して、
刻んであったネギや、すりおろししょうが、にんにく、
片栗粉少々、水少々をがーっとボールで混ぜ、
いつもの昆布&しいたけ出汁を煮立たせた中へぼとぼと落とす。

そこにちぎったキャベツを入れて、醤油&こしょうで、しばし煮る。
特に無水鍋だと、すぐできます。おいし~ですよ。
バラしたロールキャベツ味ともいえる。
あとは、菜の花のおひたし、割干し大根の煮物など。








4月3日(火)

(柏木)江里子さんと、もうひとり友達とで神楽坂でご飯。
前に一度だけ行ったことのある、雰囲気のある和食屋さんへ。
その友達は神楽坂に住んでいて、
そのお店や、次に行ったバーの人とも顔見知りで、
さりげなく、いい感じに話をしていて、すごいかっこよかった…。
年下なのに、大人だなあ~と思った。
私は、なじみのお店とかが、どうもつくりにくいみたい。
子供だなあ~(笑)。

お料理は、春の野菜達に趣向が凝らされていて、
どれもすごくおいしかった。
最後はデザートのプリンをを3等分して食べました。
お酒は、焼酎のお湯割り2杯。バーでは、赤ワインを1杯。
夜中、雨で冷えてきたので、
またカーディガンを着込んだり、腰にも巻いたりして帰りました。








4月4日(水)

都心にいたら、夕方雷がなって、寒い雨…と思ってたら、
なんと雨粒がしろっぽくなって、みぞれに!
4月としては19年ぶりだそう。
年々、世界中で異常気象なんでしょうかねえ。
私は着込んでましたが、こんな日に薄着でしたら、
家に帰ってから、長~く半身浴してみてください。
風邪になりにくいと思います。







4月5日(木)

朝、くにぞうとヨガに。
朝の空気の中を歩くのって、(といっても9時だが…)
ほんとに気持ちがいい。
ここは都心からやや離れてるので、よけいに空気がいいと思います。

夜など、少しあったかくなってきたこの頃は、
寝る前に顔を窓から出して、
「すー、はー、すー、はー」と いい空気を吸ってます。
雨の降った日など、森のように感じる匂い。
しんそこ、やすらぎます。




昼の話に戻ると、
ヨガの帰り、また川原とくにぞうとでおそば屋さんへ。
そこで川原から、こないだの言いまつがい話(3月22日)の続編を聞きました。

江里子さんにスパイラルの「帯留め展」で会って、
「ニアミス」っていうのを思い出せなくて…という話をしてたら、
その言葉を当てるのに、
「あ…、ミスキャスト?」 と言ってきたそうだ。
その後、「ケアレスミス」のことも、
「ケアレミス」とおっしゃってたそうで…。
江里子さんも、すごいんです…、実は(笑)。

(昔、台所のシンクのことを、「シンクタンク」と言ってたり、
MACの新OS「タイガー」のことを言うのに、
「あれ、 なんか名前付いてたよね…。『さそり』…?」とか言ってました。
よりによって、「さそり」…。すごく売れなそう)



で、川原は、そのことをかなり得意げにメモ紙に書いて、サイフに入れ、
ニヤニヤしながら、私に見せてきたのだが、
腹を抱えて笑ってたら、そのうち忘れてしまったようで、
「あれ、なんだっけ、さっきの。マッチポイントだっけ?」
と言ってきた。
勘弁してください…。スポーツだよ!!!









4月6日(金)

鎌倉に行く日。
(すごく長くなってしまったので、分けて読んでください…)
川原と江里子さんと路線が微妙に違うので、鎌倉駅で集合にする。
私は旅気分を出すために、
乗り換え駅から2階建てのグリーン車に乗ってみました。
前にも仕事の時、使ったことあって、
2階は高くて、眺めがよくて、ものすごい贅沢気分なのです。
(ホームで買うと、たしか700円だったらしいが、
ギリギリ乗り込んで、中で払ったので1000円也)

そして今は、スイカに登録して?、ホームで切符を買うか、何かすると、
天井のセンサーにスイカタッチで、緑色のランプがピッと付き、
お金を払い済みになることを発見!
サラリーマンがピッとやっていた。すごーい!






で、これまた旅気分を出すため、
「くるり」のベストをi podで聞きながら、流れる景色を見る。
「赤い電車」じゃ、ないけれど…♪
(よく知らないけど、くるりの岸田さんって、すごい京急ファンなんですね。
タモリ倶楽部で、京急電車の床に耳をつけてたの、かわいかったです…)
しかし「くるり」って、流れる景色に合うわあああああ。
あー、いいなあ! 2階、さいこう!とひたっていたら、
さらに途中から人が全員降りて、 なんと貸し切りに!
すご~い! 


で、まったく無人なので、
ちょっとのってきて、声に出して、歌ってみたりした。
そしたら、しばらくして
女の乗務員さんが意味のない見回りにきて、静かに帰っていったので、
実は乗務員室かどこかで聞こえていて、
なにげに「やめてくださいよ」 的な暗示かも…と思い、
小声でかすかに歌うことに変更(笑)。でも、よかったあ。旅気分満喫…。

無事、鎌倉に着くが、
このままどこまでも、どこまでも、どこまでも
流れるレールに乗って、
音楽を聞いて、歌っていたい気持ちだった。




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駅で川原と江里子さんに会う。
みんな、なんかしら、にこにこ。
そっから、 馬詰さんがやっていらっしゃるフリースペース
BORN FREE WORKS(ボーン・フリー・ワークス)」へ。
(ふだんは、金~日曜かもしれないのでご注意を)
馬詰さんとは、「ハックルベリー」や展覧会などで
ちらちらお会いしたというご縁だが、とっても久しぶり。
井上庸子ちゃんデザインのオープニングのペーパーを送っていただいて、
すっごいきれいな場所だなあと、
そのペーパーをしばらく部屋に貼ってたくらいだったので、
すごく楽しみだった。
(今、HPでその写真見れますよ。岡尾さんなのですね…)



しかし、そこに行く途中も、「あー、ここ何のお店だろう」と
雑貨屋さんやら、パン屋さんやら、入ってみるので、
なかなか遅い足取りだけど、気持ちいい日和の中、とうとう海に出た。
「海だ~!」
(海見ると、みんな絶対言うよね…)
さわやか~。ほぼ海に行かないので、とても解放感。
海ってやっぱり、すごいな。



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そこから海沿いに行くと、ほんとに海の目の前に
「ボーン・フリー」 は、ありました。
「わー、海の真ん前~」とか外から言ってたら、
赤澤さんが窓から、こちらに気付いて迎えにきてくださいました。
江里子さんと川原は、赤澤さんと一緒にお仕事もしていて、
私はアノニマ関係で何回かお会いしてるくらいだけど、
いつも笑顔の赤澤さんの周りは、ぱっと明るい空気で素敵だなあと思う。
馬詰さんにも、「すごい、おひさしぶりです~」とご挨拶。


今日の目的は、 赤澤かおりさんのハワイの本『Aloha Book』の写真展。
市橋織江さんの写真は、 光にあふれていて、
ハワイの幸せな感じが、この海辺の明るい部屋の中にみちみちている。
赤澤さんが集めたハワイのグッズ達も展示販売されてて、
パイナップル柄のペーパーなど、かわいかった!
(あ、そういえば、この展覧会、
今度京都の「モーネ」のギャラリーでもあるのですよ!
スケジュールを見たら、6月22日-7月5日。詳しくは、HPを。 )



そしてお茶をいただく時、ひとりは椅子型のハンモックに座ることに。
座ったら、「うわ~、きもちいい~!」と順々に座って騒ぐ。
こういう椅子型のって初めて見たけど、
空中に浮いてるだけで、ここまで感覚が違うとは思わなかった。

「寝るタイプのも、ここで販売されてるんですか?」 と伺うと、
「ありますよ。乗ってみます?」と
部屋の隅に掛かっていたハンモックの片方を
ひょいと鎖を引っかけるところに掛けたら、もうできあがり!
「うわー、すご~い!」つるすところさえ、作っておけば、すぐなのだ。
で、またまたひとりずつ乗ってみる。





「ゆるゆる冷えとり日記」 にも書きましたが、
これが、もう至福の心地で…。
乗る時はこわごわで、「これ、私の体重、大丈夫ですか(笑)?」と聞くと、
「大人が2人乗っても大丈夫だから、
そのままおしりから乗っちゃってください」ということで、
「わ、わ、わあ~」 とか言いながら、じりじり上がっていく。
で、ハンモックって横にもびろーんと伸びるみたいで、
普通のハンモック風景で想像していた方向じゃなく、
そのまま縦に寝ることもできた。
いざ、そこに落ち着いたら、ほんとに、きもちよくて~~~。
すっぽりお母さんのお腹に抱かれたような癒され感で、
降りたくない!(笑)。

そこから、みんなが下で話をしていて、
「あれ、青木さんは?」と言われたくらい、
しばらくぽわーんと包まれてました(笑)。


『Aloha Book』も、家に帰ってじっくり読んだら、
ハワイに一度しか行ったことのない私でも、
あ~、と現地の幸せ感を思い出すような、
一瞬に、ハワイのローカルな風に吹かれるような素敵な本でした。
ざっくばらんに現地のおすすめな場所や、いい笑顔の人達、
いつもの食事などが載っていて、役に立つうえに、
読むだけですごくリラックス…。ほんとにいい本だなあと思いました。





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そして鎌倉お勧めのお店など教えてもらって、おいとま。
すごくおいしいおそばを食べ、雑貨店に寄った後、
「nui-nui 1st. (ヌイヌイファースト)」へ。
こちらは、ずっと前に馬詰さんにDMを頂いてた洋服や布雑貨のお店で、
その後、「アルネ」7号に掲載されていたのを拝見していたり。


鎌倉市場の中ということで、奥に入ってみても、よくわからず、
八百屋のおじさんに「あのう、ヌイヌイって…」
とおそるおそる聞いてみると、
「あ、こっちだよ。今日やってるかなあ」と案内してもらいました。
なんだか市場に溶け込んでて、いいなあ。
市場の外側というか、横の通りにお店はありました。
ちいさくて、明るくて、木の感じがすごくかわいいお店。

机で静かに縫い物をされていた店主の藤井三枝子さんに、
「あの、馬詰さんから教えて頂いて…」とご挨拶し、
店内を見せていただく。
ここにある服や小物は、Tシャツ以外はたしか、
全部藤井さんがミシンや手で縫っていらっしゃるのだそう!
びっくりです…。
(Tシャツの柄は、藤井さんが毎年新柄を考えて、
縫い付けていらっしゃるとか。これもかわいかった)

そしてどれも、気持ちのいい素材…。
川原は、ちょうどシャツの形が合うと言って、
いろいろ着させてもらってました。どれも「お、いいねえ~」の嵐。
そして藤井さんが、ほんとにゆっくり、にこやかな、いい方で、
お話していて、すごくなごみました。
こういうふうに、自分のやりたいことをゆったりされてるって、理想…、
と思ったことでした。





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そこから初めて、有名な「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」へ。
こちらでも、 『Aloha Book』の写真展があるので。
「ゴーフル」(いわゆるワッフル) が、めっちゃおいしかった!
(って、江里子さんの、もらったんですけど…笑)

カフェオレも。ミルクと珈琲のピッチャーが出てきて、
自分で配合できるようになってて、美味!
今ちょっとネットで調べてたら、休日は行列とかも…?
そういえば、金曜でも私達が座って満席。入れてラッキーだったんですね。
朝からだいぶ歩いたので、うーっと、ひと休み。
江里子さんは東京で用事があるので、ここでお別れする。





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私と川原は、ぶらぶらしながら、鶴岡八幡宮へ。
もう暮れてきたけど、お参りをし、ちょうちんに灯がともった参道を歩く。
ちょうちんの灯に囲まれた細い道は、とても風情がある。京都みたい。
「今日は、ほんとよく歩いたね~」 と言いつつ、
日頃運動不足な私は、かなりへばり気味に。
駅前に戻り、喫茶店でしばし休息。



晩ご飯は、元アンノン・クックの店長、渋谷有美さんと。
鎌倉に引っ越されてから、
「ぜひあったかくなったら、遊びにきてください」ということだったので、
ちょうどいい機会になって、よかった。

渋谷さんと待ち合わせして、予約していただいた、
なると屋+典座(なるとやてんぞ)」 さんへ。
渋谷さんは、店主のイチカワヨウスケさんとお知り合いみたいで。

「なると屋」さんは、昔アンノン・クックでDMを見たり、
アノニマ・スタジオの雑誌「フウチ」などで、
すっごい野菜がおいしそうだなあと思ってて、
鎌倉に来たら、行きたいと思ってたので、すごくうれしい~!

果実酒をひとり1種ずつ、
そして旬の野菜をさまざまに使った定食。
いや~、絶品でした。
ウドやワカメのおすまし(かすかに、とろみがついている)、
きり昆布があしらわれたフキの煮物、なめらかなごま豆腐!!!
たしか蒸した玉ネギが入った、サラダのような、煮物のような一皿、
かぶの葉が入った赤米か黒米入りのごはん。(違ってたらごめんなさい…)
たしかメニューは、一ヶ月ごとに変わるのだったかな。
「うどんもすごくおいしいんですよ」と渋谷さん。

最後に少しイチカワさんとお話もできた。すごい気さくな、いい方!
でもお料理のことを伺うと、 細部までの丁寧なこだわりが感じられた。
イチカワさんは、『やさしい野菜 やさしい器』という本も共著で出されてる。
また来たいな~。





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そこから、渋谷さんのおうちにおじゃま。
やっぱり、とても素敵に暮らされていた。
厳選されたものだけが暮らしやすく置かれている、かわいい部屋。
やっぱり、たくさんのものは持たないようにされてるらしい。
「わー、すご~い」とあれこれ物色して、
「これはどこの?」「これは何?」とか聞きまくる川原と私(笑)。

そしてなんと、ちょうど今の「リンカラン」5月号(vol.23)に、
渋谷さんが登場されると伺った。
私も何度か仕事でご一緒した編集部の若林さんが、おうちに来られたそう。
(その部屋や、渋谷さんのお弁当も載ってますので、ぜひご覧下さい)

そこで、すごくおいしい梅酒とハーブティを頂きつつ、
鎌倉での暮らしぶりなどを伺ったり。とても、暮らしやすい場所みたい。
渋谷さんは、あいかわらず、発言がおもしろくて、たのしくて、
ほんとに久々にお会いできて、よかった。
そして終電に間に合うように、途中まで送っていただいた。





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帰りは、グリーン車のよさを川原に説き、2階に乗り込む。
もう真っ暗で、車窓がまったく見えないことをすっかり忘れていたが、
ゆったり帰れてよかった。
「いや~、一日であれだけいろいろ回れるなんて、充実だねえ」
「どこも、ほんとよかったねえ」
とか語る。(語りたおして、そのうち寝る…笑)
ああ、よかったなあ。鎌倉。
きっと、なんか「気」もいい土地なんだろうなあ、と思った。
日帰りって、気楽で楽しいから、
ぜひ気分転換したい時は、どこかへ旅立ってみてください。
(GWは、こみこみかもしれないから、違う日でも)
その際、2階建てのグリーン車があったら、ぜひ!(笑)






4月10日(火)

歓びを歌にのせて」 というDVDを借りてきて、くにぞうと見る。
最近クラシックやオペラにはまっているくにぞうが、ツタヤで見つけ、
なんか田舎の人が合唱するという話らしく、よさそうと思って。

そしたら、すっごいほのぼの…というわけではなく、
それぞれの悩みや問題を抱える人々の話だったけど、
人が歌うということのすばらしさや、
人と人が関わりあって、みんなが少しずつ変わっていく、
というすばらしさで、随所で号泣…。
くにぞうも「いやー、よかった」と泣いていた。

ネットで調べてたら、
スウェーデンでは、国民5人に1人が見たという映画らしい。
この人、歌がうまいなあと思ってた登場人物のひとりの女性は、
ヘレン・ヒョホルムさんというスウェーデンの歌姫だという。
その歌詞も、歌もいい。

素人のみんなで、合唱の練習を始めるシーンがすごく好き。
主人公のダニエルも、ここに来れて、ほんとうに幸せだと思う。
最後のシーンは、いろいろ意見はあろうが、感動…。

人だけが、美しい歌を歌える。
歌には力がある。




4月11日(水)

川原とお友達とで下北沢の「七草」へ。
リカさんのお料理は、あいかわらず、ほんとにおいしい…。
「うわ~、この野菜、何だろう?」とか言いながら、食べる。
この間出版された「野菜をどうぞ。」前沢リカ(文化出版局)の話も少しする。

帰りがけに、お母様がつくられたという
「ピーナッツ味噌」(たしか…)を頂いた。
甘味があるのに、これをご飯にのせて食べると聞いて、おどろき!
(でもその後、テレビで見たので、今ひそかにはやってます…? )

玄米におそるおそるのっけてみたら、あれ、いける…。
ピーナッツが新鮮で、お酒の友にもおいしかったです!




4月12日(木)

ヨガの後、川原と
平岩夏野さんの洋服の展示会を見に、吉祥寺「ギャラリーfeve」へ。

奥の部屋に入ると、
偶然、高山なおみさんとリーダーさんがいて、びっくり!
川原さんは、なぜか、
「会うんじゃないかなーと思ってた」 とニヤニヤしてらっしゃいました。
高山さんはワンピースの裾上げ中で、すごくお似合い。

私たちもいろいろ試着。
カワハラが、引田さんの着てるのがいいなあと言って、と同じのを着てみたり。
でも同じ服でも、違う人が着ると、違う雰囲気になるので不思議。
私は「ゆるゆる冷えとり日記」にも写真を載せた
たっぷりした綿麻のブラウスを買う。



その後、高山さんたちと「ふくう食堂」にも出てきた喫茶店へ。
ツナサンドは、日記を読んで食べてみたいと思ってたから、嬉し~。
ほんとに、パンがふわっとしたまんま、
ツナがつぶれず、あっさり入ってて、「おーいし~!」と言うと、
「でしょ~!」 とにっこりの高山さん。

その喫茶店のおじさんも、 物腰や口調がとても紳士で、かっこよかった。
カフェオレもおいしかった。
ここで誘ってもらわなければ、ずっと入ることはなかったかも。
いい日だったなあ。






4月13日(金)

秋山祐子さんの「革のおさいふ展」を見に、
柏木江里子さんと代々木上原の「ギャラリー YORI」へ。
すごく早く着いてしまったので、ぶらぶらしてたら、
先日江里子さんと来た時通った、ドーナツ屋さんの路地に偶然行き着き、
入ってみると中でも食べれそう。
ちょうど今、揚げたてのシナモン味があるということで、
頂いたら、び、びっくりするおいしさ! 
全然甘すぎず、脂っこくもなく、ふわっふわ。
その後、何かの雑誌でも見かけました。
名前は、たしか 「ハリッツ」 さん。

雑誌のうろ覚えだと、たぶん女性おふたりで手作りでされてるようなので、
ちょうど来た常連さんにも、
「今ちょうどないんです、すいません~!」と言ってらっしゃいました。
(私がおみやげにたくさん買ったので、ごめんなさい…)
カフェオレも、すごくおいしかったです。また来たい。
なんか今、ドーナツブームなんですねえ。
日頃は、ほとんどドーナツ食べなくなりましたが、おいしかったー。






それから江里子さんと駅で会って、ギャラリーへ。
お財布たちは、初日の数時間で、完売みたいでした…。
初めてちゃんとお財布がメインの展示を見るのですが、
ほんとうに切り絵のような革の刺繍。
色も形もすべて、か、かわいい…。

その後、秋山さんにも会え、今買ったというベーグルを頂きました。
これまた有名なお店みたい。サンドイッチにしてもらえるようで、
卵やオリーブなどのたっぷりの具もどれもおいしく、
ベーグルももちもちでした!
たしか、「マルイチベーグル」 。
ギャラリーの方に道を教えてもらい、帰りに寄ってみました。
小さなお店ながら、活気のあるスタッフの皆さん。
休日は行列だそうです。今日は、すぐ買えてラッキーでした。






その後、川原と待ち合わせして、
くまがいのぞみさんのグループ展「形と容」を見に、
水天宮の「SAN-AI GALLERY」へ。くにぞうとも駅で待ち合わせ。
昨日もヨガで一緒だったから、
「最近よくお会いしますねえ」なんて言ってるふたり。

くまちゃんの作品は、陶器の器と乗り物達。
この乗り物の写真が、
山本文緒 さんの 『日々是作文』の表紙になったという話を聞いて、
「すごいね~!」 とみんなで言っていたのでした。
くまちゃんは、ちょうどいないと聞いていた時間だったので、
「ちび鍋」などを購入。
(ちび鍋は、くまちゃんのHPの「WORKS」でも見れると思います。
ほんとに小さくて、かわいくて、火にもかけられる鍋)

それから、私とくにぞうは、ちょうど上野に
落語を観にいくことになっていて、川原とお茶して別れる。









4月14日(土)

朝ごはんやお昼は、いつもは玄米と味噌汁、納豆、鮭などが多いですが、
たまにはパンでお昼。
(お腹がすいた頃食べるので、今日はこれが第1食)
近くでつくっている天然酵母の、おいしいパン。

パンに合うような野菜が冷蔵庫になかったのだけど、
どうしてもなんか野菜が食べたくて、じゃがいもをビタクラフトで茹で、
にんじんと大根は細切りにして、
レモン、醤油、すりごまをかけてあえてみた。
家にはドレッシングがないので、たいていこんな感じ。
おいしかったです。







生野菜は、冬にはほとんど食べないのですが、だんだんあったかくなると、
だんだん体が食べたくなるようで、食べたりします。
(でもそんな場合でも、塩や醤油をかけると、害が減るらしいです)
また漬物(保存料などが入ってないもの)は、
陽性(温める)の食品ということなので、
冬もヌカ漬け、白菜漬けをつくって食べてます。

陰と陽の食品については、
「病気にならない冷えとり健康法」進藤義晴(海竜社)
にも書いてありますので、ご覧になってみてください。
私は、きっちりできてるわけでは全然ないですが、
他の冷えとりを進めていると、体が変わってきて、
インスタントのものを食べなくなったり、冷たいものを欲しなくなったり、
いろいろ変わってきます。
自分でも10年前くらいと全然違うなあと思います。
徐々に、徐々に。









4月21日(土)

初めて「 i Tunes」の「ミュージックストア」から、
パソコンで曲を買ってみる。
前にビッグカメラで、プリぺイドカードみたいなのを買っていて、
これ使わなきゃと思って。
しかし、あれこれ買い方を調べ、番号を打ち込む場所を探し、
やっとここかな?というところに何度打ち込んでも違うと言われる。
なんでえええー。もうやめようかと思う。

で、じーっとカードを見ると、
カードのシールの下みたいなところに、隠れたもう1個の番号があって、
「こっちの番号かよおおおおおお!」 と叫ぶ。
で、打ち込んだら、つながった…(涙)。
ほんっとにまぎらわしいので、あの番号は、2つ書かないでほしいす!




で、 試しにテレビで、かいま聞いた安室奈美恵の
「Baby Don’t Cry」を買ってみたら、買えたああ…(感動)。
うお~、パソコン上で鳴ってます。(当たり前)
それを「 i pod 」にも落とせた…。うおー。(当たり前)
私ってすごいわあ…、としばし、恍惚(笑)。

調子にのって、宇多田とスピッツの新曲も購入。
一曲ごとに買えるって、すごいかも。200円とかだったし。
しかし若い人は、もう携帯で、
こういうことを、ちゃっちゃとされているんでしょうねえ…。
デジタル社会のがけっぷちで、がんばってます(笑)。

古い話ですが、「Baby Don’t Cry」の歌詞っていいですね。
必死にがんばってる人が聞いたら、泣くと思う。(泣いた…笑)







4月22日(日)

(競馬の話なので、興味のある方だけどうぞ…)

だいぶ前に、くにぞうが新聞を見ていて、
東京競馬場のグランドオープンに合わせて、
「第1回ジョッキーマスターズ」というイベントが、
今日開催されると教えてくれた。

なんと、トウカイテイオーの頃、ものすごく応援し、
競馬雑誌のエッセイを連載してた時に、
厩舎に取材にも行かせて頂いた安田隆行調教師が、
なんとまた1レースだけ、馬にまたがるそう!

このレースは、ダービーかオークスを勝って、
現役を引退された方々のメモリアルなレースみたいで、
他にも河内洋、中野栄治、加藤和宏、岡部幸雄、松永幹夫、
的場均、根本康広、本田優という、すごすぎるメンバーの名が…。

JRAのHPを見ると、当時のレースや、
安田さんのインタビューなどの動画も見られた。すごい~。
トウカイテイオーのダービーや、
イソノルーブルのオークスも見る。なななつかし…。
この91年が一番覚えている年かもしれない。



なので、当日は、なんだか朝からこっちまで緊張して、
いちおうトウカイテイオーの勝負服カラー(ピンク、白、水色)
の花束をつくって、恥ずかしいので、見えないように紙袋に入れ、
くにぞうと府中へ。
東京競馬場は、工事中だった部分も全部完成して、
レストランなどがすごくたくさんできていた。








そして、「ジョッキーマスターズ」前の最終レースに、
安田隆行厩舎の馬が出るので、
「安田さん、パドック来られるのかなあ」 と言っていたら、
なななんと、すでにトウカイテイオーの勝負服に着替えて、パドックへ!
(調教師さんは、普通スーツ姿です…)

関係者が並ぶスペースが、よく見える場所に陣取っていた私は、
「うわああ~~、もう勝負服だあー」と小さい声で、感動…。
1991年のダービーが、よみがえる私。
このパドックで、じりじりと陽射しに焼かれながら、
数時間待って、パドックの安田さんとテイオーを見た日。
あー、いい思い出…。

安田さんは、息子さんと話をされているようだった。
そのレースの結果は残念だったが、
ついに「ジョッキーマスターズ」の騎手が、次々出てくる時に。
(今日は馬券は売らず、抽選で決まった馬に騎乗)








普通最終レースが終わったら、
パドックには誰もいないが、すごい観衆がぞくぞく! 
みんな口々に 「あ、河内だ!」とか、「中野だよ~!」 とか、
懐かしく話をしている。
「ダービーは、トウカイテイオーのが一番好きだ」
と熱く話していた私の後ろの男の人、
「でしょー!」と心の中で強く思ってました(笑)。

そしてついに馬にまたがっての周回が始まり、目の前を通りすぎる時、
なんか、もう胸がいっぱいに…。
安田さん、かっこよかったです…。 全然昔と変わらない。
いろんなジョッキーへの掛け声もたくさん掛かって、
誰もがこの場の幸せな空気を共有しているのがわかる。

本馬場への通路に消えると、大観衆もみんな急いで移動。
くにぞうに「いやー、来てよかった~」 と、
うっすら涙目で言いながら、私達も本馬場へ急ぐ。






レースは、杉本清アナウンサーの実況で、
なんと柴田政人さんがスターター! いきな計らいですねえ。
ついに、レースがスタート。事故がないことを祈る。
イソノルーブルの勝負服で逃げたミッキー、すばらしい…(笑)。
(後のインタビューで
「やっぱり逃げたほうがいいかなと思って…(笑)」と言われてました)
そして安田さんは、直線怒濤の追い込みで3着!
府中の直線を追う姿に、また感動…。

勝った河内コールが巻き起こる。
レースを観たみんなの顔がニコニコしてる。
引き上げてきた安田さんにも笑顔が見えた。









その後は、チャリティオークション。
さきほどのジョッキー達が一同に揃ったパドックで、
騎手のゴーグルや勝負服など一式を、オークションで売るのだって。
杉本さんが、「3万円…、後はないか、はい、5万円…」と盛り上げ、
びっくりするような値段で落札されていく。

どうしても競り落とせなくて、泣いてしまった女性がいて、
いいんです、大丈夫です…という身振りだったが、
「何かあげられるものがあったら、あげて」とやさしい杉本さん。
安田さんの時も、どうしても安田さんのが欲しいけど、
声が届かなかったという女性がいて、一緒に写真を撮ってもらっていた。

インタビューで、もし第2回が開催されたら、と聞かれると、
「岡部さんが乗るなら、自分も乗ります」というコメントが多くて笑いが。
終始なごやかで、いいイベントだった。
退場の時、パドックは、心からの拍手に包まれているようだった。





もしみんなが渡す時があるんだったら、渡そうかと思っていた花束だが、
紙袋のまま持って帰る。
帰り道、くにぞうも、「馬券がからんでなくても、
こんなに感動するレースができるなんてすごいね…」と言っていた。
私も胸いっぱいのまま、「いやー、ほんとうによかった…」を繰り返す。



強く残っている思い出は、ずっと宝物のように残っている。
その時、ちょっとばかみたいに必死に追っかけたことは、ずっと忘れない。
そういうものにひとつでも多く出会いたいと思って、
私は生きてるような気もする。

もう競馬からはだいぶ遠ざかってしまったけれど、
今日は、すばらしい日を、ありがとうございました。








4月23日(月)

松坂大輔投手が、地元ボストンで初のヤンキース戦。
(松井選手はケガで間に合わず)

松坂選手は、かなり打たれてしまったけど、
レッドソックスのラミレス、ドリュー、ローウェル、バリテックの
4打席連続ホームランも飛び出して、勝ち投手に。
4打席連続ホームランなんて、
生まれて初めて見たけど、ほんんっとにすごかったです!!!
大リーガーって、やっぱりすごい。

WBCを見たせいで、松坂びいきになって、
渡米してから、けっこう試合見てます。
イチローとの対戦もおもしろかったし、インタビューで、
初球、ストレートじゃなくて、カーブから入ったから、
「初球を見逃した後の表情を見て、もしかしたら、
イチローさん、ちょっと怒ってたかもしれないですね…(笑)」
みたいなコメントもよかった。ほんとに尊敬してるっぽいですね。

松坂は、笑顔がいいから、チームの仲間にも、
ファンにも、みんなに好かれるだろうなあと思う。
やっぱり笑顔が運を呼ぶと思う。(自分も練習中…)
ボストンのファンが、すごくあったかく応援してくれてるのが、嬉しい。
大の松坂ファン、「とくダネ」の小倉さんのコメントを聞くのも、楽しい。






サッカーの中村俊輔選手も、同じ夕方のニュースでやってたけど、
優勝の決勝点となったロスタイムのフリーキック、すすすごすぎ…!
曲がって入りすぎ…。

その1-1の同点でもうだめか…という時、セルティックの地元、
グラスゴーのバーからファンの実況をしてて、
地元の坊主頭の恐そうな顔のおじさん達が、フリーキックが決まった瞬間、
もう目がまんまるで、狂喜乱舞で、
泣きそうな表情で飛び跳ねたり、抱きついたりした後、
その後全員で「ナカムラコール」をしてくれていたのに感動…。
日本人のことで、こんなによろこぶなんて、不思議な感じだけど、素敵…。
中村選手は、選手が選ぶというMVPにも選ばれたらしい。

以前から、時々ニュースで見ては、
神業みたいなフリーキックを「これ見てよ!」 とくにぞうに見せてたけど、
この人ほんとにどういう人なんだろう…。
こうやって、世界に行って、
地元の人から好かれるって、昔からすると考えられない。
日本人もすごくなってきましたね。





そして夜中、
暗い中で、新聞を読んでたら、
バラの花の香りがしてきた。
日曜日に競馬場に持っていった花束だ。
花束って量が多いから、香りも多いよう。
真夜中に、とても贅沢。
時には、自分にこういうごほうびもいいと思う。






(写真は、飾る前の)











4月25日(水)

夕飯。
牛肉、新玉ネギ、インゲンの炒め物。
(最近、牛肉はほんとに少なくなったけど、久々に食べたい感じもして)
醤油とみりん少々。(お料理に、ほとんど砂糖は使わなくなりました)
おいしかった! (でもこれ以上の肉は…。
だから焼き肉屋さんとか、ここ数年ほとんど行ってないです)

あとは、生ホタルイカ、昨日の残りのもやしとワカメ(酢みそで) 。
近所の畑でとれたルッコラが売られてたので、
パルメザンチーズとレモン、醤油で食べる。おいし!

でも、サラダと刺し身がやっぱり、やや胃に冷たい感じがしてきて、
ホタルイカの残りをさっとオリーブオイルで炒めたら、
これまた、いけましたよ。やっぱり量はちょっとにすべきだなあ。
昔では考えられなかった、体の変化…。
食べ始めたら、わりとすぐお腹いっぱいになるし。
(といって、それで普通の人と同じくらいかもですが…笑)










夕飯を早めに食べ、11時半くらいに早寝。
最近昔よりは、早寝早起きです。
と言っても、早い時で6時とかですが…(笑)。
早起きがどうしてもできないという方、
早起きのコツは、なんといっても、びっくりするくらい早く寝ることかと(笑)。
当たり前なんですが…。

私もなんでできないんだろうと思ってた頃は、
やっぱり遅く寝て、早く起きようと思うから、まるで起きられなかったです。
後は、たぶん食べ過ぎの時…。
用事やメールは早朝にやるから、もうお風呂入って寝よう、
と思うと、けっこういい感じです。
遅く起きる日も全然ありますが…(汗)。










4月27日(金)

布団干して、掃除。
終わったら、しんそこ気持ちがいいけど、
ほこりって、すぐたまるなあああ…と思う。
家事って永遠性のあるところが、ちょっと恐い。
毎日掃除機かけたら、舞い上がるものが少ないから、
ほこりのたまりも少ないんだろうなあと思いつつ、
まだ全然毎日とはいかない。
でも前より、こまめにはなったかも。

人は少しずつ、変わったりしていれば、いいのよ(笑)。
できないことがあっても、楽しく生きてはいるのだし。
ひらきなおり…(笑)。