2009年5月上旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。




[2009年5月]




5月2日(土)

結婚記念日。これで10周年なのです。わーおー。
なんか、すごいですね…。
自分のことだが、人に歴史あり、みたいな。
35歳で結婚し、すぐ36歳になったので、
わりに遅いほうだが、それもよかったのでは、というか、
すべて、それでよし、ということなのだろう。

私がいちばん成長するように、
私の魂がおおまかに運命を決めて生まれてくる、という説を今は信じている。



     *********

   

新聞を見たら、剛君、不起訴処分になっていた。
とりあえず、よかった…。






夕方、思い立ってくにぞうの好物の餃子をつくることに。





仕事から帰ってきたくにぞうは、
「わーーー。まさか餃子だと思わんかったー!!!」とすごいよろこんでいた。





餃子に、もやしいため、焼きナス、里芋煮、ぬか漬けなのに、
キャンドル…(笑)。
こんな結婚記念日って…。



今回、混ぜるお湯を前よりかなり熱くしたから(偶然)か、
混ぜるオリーブオイルが少し多かった(今まで少なかった?)からか、
皮がもっちりして、今まででいちばんおいしかった…!





おいしかったので、焼き餃子も、いっちゃう!

料理というのは、奥が深いですね。
ちょっとしたことを変えるだけで、全然違う味になるのだから。
いや、料理だけでなく、なんでもそうなんだな。
ちょっとしたこと、は、すごく違うこと。







5月3日(日)


味噌の様子を見る。
相変わらず、カビなし!  焼酎パワー、いいぞお。







世界卓球を見る。
岸川、水谷のコンビが、初の銅メダル以上獲得を決める!
(その後中国ペアに破れて、銅メダル決定)
いやー、メダルを決める試合、すごかった…。

これを取れば、ついに勝てるという第6ゲーム、
カウントは8-9でリードされている。(11点でゲームセットなので、あと2点)
水谷のリターンがエッジに当たって入り、
9-9にした!と思ったのに、
審判の判定は、台の側面に当たったということで、アウト。
10分も中断して、抗議を続ける日本側。
リプレイも何度が流されるが、入ってるように見える。
また後でネットで日本のコメントを見たが、
「台の中から打って、外に出たボールが、
台の側面に当たるわけがない」というのも、もっともな気がする。

が、くつがえらず、試合は再開!

どんな気持ちでやるんだろう。



今調べてたら、その時、水谷が
「5-10から8-10に追い上げたと考えよう」と岸川に声をかけたらしい。
それで岸川も気持ちがすごくラクになったと。

なんて、すばらしいふたりだろう…!


そこから、このふたりは2点入れて、同点に!!!!!
そして11-10と逆転! もう1点取れば勝つ。
しかし追いつかれる。11-11。

しかし、再び1点入れ、12-11。
そっから、最後勝ったああ…。
抱き合うふたり。

涙ぐむ私。
オリンピックでも、たしか、
あとほんと、もうちょっとのところで、メダルに手が届かなかったから、
ほんとによかったね…。
しかし、審判のずるっこ(間違い)があったから、
やっぱりこっちが勝ったなあ。

16歳の石川佳純ちゃんも快進撃を続けたよう。
卓球のみんなも、いいなあ。







5月4日(月・祝)


サン・アドの元同僚、デザイナーの小島君ちへ。
川原と、くにぞうとおじゃまする。

なんと小島君は一昨年、建築家に依頼し、お家を建てているのです。
そしてその家とともに、
『渡辺篤史の建もの探訪』に出演したと、
以前会った時に聞いて、びびびっくり!


駅まで迎えにきてもらう。
静かな住宅地を少し歩いて、 「あれです」と言われた先を見ると、
白い壁に小さい窓がちょこんとついていて、
外観からほんとにかわいいお宅!

ガレージから始まって、玄関からちょっと進むたびに、
3人で、「すごーい! わー、これ何?」とか、
「え、ここはどうなってるの?」とか、
「これ、かわい~! これも自分で探したの?」とか、
随所で超質問ぜめにして、なかなか2階に上がらず、すいません…(笑)。

ノブひとつにしても、自分達でアンティーク屋さんで探してきたり、
隅々まで自分達の好きなもので、という心があふれてる。








これ、2階のリビングから、下の中庭を見下ろしたところ。
三角形の中庭に面して、ガラス張りになっているお家なのです!







中庭から、さっきのリビングを見上げたところ。
窓が全開になるのだ~! かっこいい~! 



建もの探訪』のHP(→「放送したお宅」の中の、2008年/10/12放送)に、
小島君の家の様子もアップされているので、見てみてください。
また20周年を記念してつくられた本
渡辺篤史の建もの探訪BOOK』(朝日新聞出版)にも紹介されてます。
なんと一番最初に。




その中庭で、おしゃれな七輪でいろいろ焼いて、頂く。
「なんか、リゾートホテルみたいだよね~(笑)」と私ら。

奥さんの寛子さんは、
「雑穀のエキスパート」という資格もお持ちだそうで、
「焼きナスと水菜、パクチーのサラダ」にかかっていたのは、
「粟(あわ)入りドレッシング」。
粟をちょっと茹でてから、入れるのだそうだ。
プチプチの食感もよくて、おいしかったあああ。
最後には、雑穀入りの焼きおにぎりも。めちゃくちゃおいしい~。




      *************





暗くなってきて、2階のリビングで、その探訪のDVD録画を見せてもらう。
おおおおお~、ほんとに篤史が、この家に!!!
「すごーい、いい感じじゃーん!」と盛り上がる。

終わって、じゃあ、お茶どうぞ、
とテーブルについたら、すごいことが!

なんと、「10周年」と書かれた
バウムクーヘンに花束を合わせたデコレーションのプレートを
小島君夫妻がニコニコと運んできてくれて。









あまりにびっくりして、何も言えない私…。
「な、なんで…?」と聞くと、
寛子さんが、去年のこの頃は、どんなものを食べてらっしゃるのかな、と
私の日記をのぞいてくださったそう。
そしたら、結婚記念日のすぐ後だ!と知って、
小島君に急いで報告しにいって…、という話を聞いて、感激…。


この飾り付けもすごくかわいくて、気がきいている。
私たちが篤史のDVDに見入ってた時に、
急いで隠れて、ふたりで文字を書いてくれてたのだそう。
全然気づかなかったあ…(泣)。


その後、なぜかケーキ入刀(笑)、みたいな話になって、
記念写真を撮ってもらった。
10年前の、ほんとの結婚式では、披露宴はやらず、
みんなでご飯を食べただけなので、
入刀とかやったことがなくて、ちょっと涙ぐんでしまう。

こんなことができるおふたりって、なんて素敵な夫婦だろうと思う。

すごくいい日をありがとう。








5月5日(火・祝)

この間から、本の原稿の直しやイラスト書きなど、ずーっとやっている。
GW明けに提出することになっているので。
世間がお休みの日にやるのも、静かでいい感じ。






5月7日(木)

ヨガの後で、本の打ち合わせ。
全体の進め方などなど。いい感じになりそうで、ほっ。


その後、カワハラと夜ごはんに。
中華で、野菜が多い前菜と、あったかい汁そばなど。

ふたりで最近の話。
日常のいろんな場面で、「なんか足腰の弱りを感じるねー」という話になって、
ヨガは習っているものの、
私ら、通勤もしてないし、パソコンの前で座りっぱなしも多く、
やはり、これはいかん…という結論に。



で、「運動の会」をふたりで発足させることに。
「とりあえず歩く?」「卓球できるとこないかな?」「バトミントンとかは?」 
「カラオケも立って踊ったり、声出すから、いいらしいよ…」と
話だけ盛り上がりましたが、ほんとにやるのやら(笑)。

しかし昔の人に比べて、
現代人の「体動かしてない率」は、あきらかですよね。
家事でも真剣にいろんなところを毎日拭き掃除とかすれば、
すごく運動になるとわかってるんだけど、ねえ…(笑)。

でもヒンズースクワットは、時々やってたら、
20回、下まで降りてできるようになったし、
ちょっとやって、できるようになると、
またちびっと進むんじゃないかな、と思っている。








5月12日(火)

「冷えとり毎日」の7刷りが届く。
ほんとに、ありがとうございます。

「体験が誰かの役に立つ」、
これ、
私が、やりたかったことなのじゃないかなと思う。






5月13日(水)

年にほとんど4、5回しか行かないクリーニングへ。
コート類を、えっちらおっちら抱えていったら、休みだった!
がーーーーーん!
確かめていこうよー。

がっかりしつつ、
パン屋に行って、サンドイッチでも買って帰ろう、と歩いていたら、
お友達にばったり。
重くて、暑くて、へろへろな感じで、恥ずかしかった。

前は洗濯機で洗っていたウールのパンツとか、
年々縮んでいるような気がして、今回クリーニングに出してみることに。
太っているだけではないでしょうかあ(笑)。




楽天のマー君は、5連勝! 
完投はしなかったので、
ノムさんに、頭をはたかれていたが、いいじゃんねー。
肩の調子は、本人にしかわからないから、自分で守るしかないぞ。







5月14日(木)

冷蔵庫に余っていた豚肉(&たしかラムも)と、長ネギなどを入れて、
肉じゃが風に。
肉じゃがは、まだちゃんと煮くずれなく、つくれないけど、
とにかく水気が少ないと、いい気がする。

特にビタクラフトだと水に浸かってなくても、火が通るので、
思いきり出汁を少なく。
あとじゃがいもの皮をむかないほうが
煮崩れないし、簡単なので、この頃そうしている。







こんな感じ。でも崩れてるとも言える(笑)。家庭風ですね…。
長ねぎは、入れるとおいしい!




5月15日(金)

スマスマ特別編、木村君の「同学年」の録画を、
興味のある人のところだけ見る。
ベッキーが出ていた。(当然、同い年ではないが)
日常の中で、木村君が「疲れたと言わないようにしてる」と言うと、
「それ、まったく同じです!」と。

ベッキーは、
『疲れた』と『忙しい』は、絶対に言わないようにしているそうだ。
疲れた時は、「がんばったなあ」
忙しい時は、「充実してるなあ」
と言うそうだ。

えらいー。
ベッキーは、前に「オーラの泉」で見たけど、
たしか言霊とか、こういう精神的なことを、すごく大切にしているので、
マイナスの言葉が、マイナスを連れてくることを知っていて、
こんなことも、気をつけているのだろう。






感動して、くにぞうに言ったら、
ある日、仕事から何時に帰ると知らせるメールの中に、
「今日は充実」と書いてあったので、
へー、そうかあ、よかったなあ、と思っていたら、疲れていたそうだ(笑)。
自分で言って、忘れてた。

「疲れた」は、なんか、まあ、軽い息抜きな気もするけど、
「忙しい」は、だんだん、言ったらマイナス方面な気がしてきた。
言い方もあるだろうね。

まだできないかもしれないけど、
こういう人もいる、と知ることで、
私の将来にも、何か変わってくることがあるだろうと思う。




ベッキーは、スマップのライブ、
関係者席じゃなくて、自分でファンクラブでチケット取って来てるらしい。
そいで、思いきり盛り上がるそうだ。いいねー。

ベッキーの本もすごく売れてるみたい。
こういうことで、
若い子に精神的なことを、いろいろ知らせてあげる役目なんだろうなあ。
彼女は、言葉だけじゃなく、「実践」してるから、えらいと思う。



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あと「同学年」には、
WBCでも活躍した、日ハムの稲葉が出ていて、
話しながら、顔から汗がたらたら流れていたので、びっくり。
緊張してるのか、スーツで慣れないスタジオが暑いのか、わからないけど、
そのまんま一生懸命喋っていて、稲葉、いい人だなあと思った。



楽天、草野が、
球団記録を更新する、21試合連続ヒット達成!!!
(この翌日止まるが)
打率4割なんです…。すごすぎるー! かっこいい~!








5月16日(土)

録画して、ずっと見れてなかったニノのドラマ、
DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン」を見て号泣…。
ほんとにアメリカであった話が原作だそう。

ニノ、ほんとにうまいなあ。
そして樋口可南子も、最高…。
(以下、ネタバレです!)




ずっと追い払ってたマンションの管理人さんが、
だんだん変わってきて、ニノのネクタイを結んであげたり、
ひとりでパチンと留められるネクタイをあげるところで、泣く…。

何軒も何軒も延々断られても、がんばって、
工夫して、やり方を考えて、
最後には、おばあちゃんたちの絶大な信頼を得るシーンも。

社長さんが、会社がつぶれた時、
裏でニノの再就職をたのんでたところも。

毎回のお弁当に入っているお母さんの手紙も。

亡くなったお父さんの名言が書いてあるノートも。
「お父さんなら、こんな時こう言う」と
お母さんが息子のニノに話してあげるんだけど、
その格言は、お母さんが考えて、言っていたことだったのかもしれない、
とずっと後になってわかるくだり。


そして病床のシーンは、だだ泣き…。

同じ人間なのに、
とても分厚くて、楽しい、
人生を歩んできた人が、ほんとにいるということ。
困難を友として。