2005年3月中旬

日記


[2005年3月中旬]

3月11日(金)

ずーっと確定申告の計算。毎年来年こそは早くやる、
と思っててできないのは、いったいなぜなんだあー!!(自分に逆ギレ)
ちゃんとしたごはんの暇もなく、出汁を大量に取って、
みそ汁とパンなどで食べつつ、電卓と格闘。


3月12日(土)

今日も怒濤の計算。
夜たまたまBoAちゃんのライブを録画し、風呂上りに憩いとして見た。
最後に「メリクリ」を歌い終わった後、
観客が静かにアカペラで「ずっと、ずっとそばにいて~」と歌い始める。
最初にきょとんと驚いてたBoAちゃんだが、そのうちに
会場を見渡して、やまない、きれいな歌声に涙がこぼれてくる。
最後には一緒になって全員で歌を。(私もまた泣く)そして笑顔になって、
「BoAを泣かせちゃダメ」とか言ってた。かわいい~。
どうして私はいつもBoAちゃんのライブをたまたま見つけるのかなと思うが、
でもよかった~。ほんと。また好きになった。


3月13日(日)

まだまだ計算。クッタクタっす。
でも夜にはほぼ終わりが見えてきたので、
散歩に行き、オリジン弁当で肉だんごとか、白あえとか、
おひたしとか、お総菜を買ってきて、あれこれ食べる。
冷蔵庫の赤ワインも1杯。あーー。しみじみ、うれしーなー! 
どんなにつらいことも、終わらないことはないのだよね。


3月14日(月)

朝、急いでHP作業少し。
午後、友達のやっちゃん(鈴木安一郎)に教えてもらった、
額屋さんに川原と行き、様々な額を絵に合わせてもらう。
経験がないから、合うとか合わないとか、ほんとに難しいなー。
でも忙しい時間にすごく相談にのってもらった。

川原と夕飯。稲庭うどんのお店で和っぽいおつまみ、最後にうどん。
場所が水天宮だったので、若者があまりいなくて、
落ち着いた会社帰りのおじさん達が楽しそうに飲んでて、いい雰囲気。
そしてどれもおいしかった!のに、思ったより全然安かった。
渋谷なんかより、すべてに実がある、という気がする。

道で「このへんいいねー!」「わざわざ来てもいい」と話してたら、
だんだんエスカレート。「今水天宮がきてるぜ!」「時代は水天宮!」
と言い合いつつ、地下鉄の入口へ。

階段を降りるところで、後ろの急いでそうな人を通りすぎさせようとしたら、
ふたりで同時に斜めに移動してしまい、宝塚のシャンシャンシャンか、
アンガールズのジャンガジャンガみたいになってしまう。
で、後ろの人は通れないばかりか、ふたりで自分達の動きに
笑いが止まらなくなる。が、必死にこらえてその人を通す。
行き過ぎた後で「だめじゃん、もう…」「何なの、あの動き…」とか言いつつ、
数分無言で笑い続け、お腹が痛くなった。
疲れハイなのか。はー。後ろのサラリーマンさん、ほんとすいませんでした!


3月15日(火)

確定申告の提出。終わったー…。さすがにほーっとする。
ちょっとお茶し、デパートへ。
安くなるので、カードで買物し、その支払に並んでたら、
前のおばさんがお釣りを数千円、払い出し口に残していた。
呼び止めて、「お金残ってますよ」と言ったら、「ああ!」と驚いて、
「ありがとうございました」と丁重にお礼を言われた。嬉しいな。

電気屋に寄って、MDや写真のメディアを購入。
そしてほわほわと気分よく電車を降りたら、あれ、何か紙袋足りない…。
あ、やっちゃった! ホームのベンチだ、と急いで電車で戻る。
そしたら数分前なのに、もうなかったので、ああーと思いつつ、
いちおう忘れ物の事務所に行ったら、届いてたああ~ん(泣)。
世の中にはいい人がいるのね。
二度と荷物を2つに分けて置かないと固く誓い、帰宅。

で、家の前で手もとをふと見たら、また持ってないじゃん、その紙袋!!!
まっさお! デジャビュかよ! 自分の目が信じられない。
いったいどこで?と引き返したら、
近所の雑貨屋の前に紙袋がちょこんと置いてあった。
ここで、あ、かわいいねとTシャツを見た時に置いたんだわ。

はあ~。いくら忘れっぽいとはいえ、大丈夫なのかー、自分!!!
でも2回も戻ってくるとは、デパートでいいことしたから?(のんきすぎ)
夜、春なので、ふき味噌をつくる。やっぱり、苦くて好きだー。
あとはきのこ、卵入りの野菜炒めなど。
くにぞうと富豪刑事のラグビーの回を見る。笑った。







3月16日(水)

昨日夜遅く食べたのに、野菜だったせいか、朝7時半に目が覚める。
即、仕事。10時頃起きた、休みのくにぞうがご飯をつくってくれた。
(私が仕事で忙しい時、くにぞうはよくご飯つくってくれます)
みそ汁、ほうれん草のおひたし、鮭、納豆、じゃこおろしなど。
くにぞうはほうれん草が茹ですぎになるのを防ぐため、
3回に分けて、根っこのほうから茹でてました。盛りつけも私よりきれいだ。
そして人につくってもらうごはんって、ほんとおいしい。







午後、川原宅で、自費本の打合わせ。
絵と詩の組み合わせ、順番をほぼ決める。
「なんかすごい、いいんじゃないかな」とふたりで、夜中に言う。
カワハラは、詩があったから、絵が描けたとも言っていた。
そして私は絵があると、詩の度量というか、面積が広がったような気がする。
たしかに、新しいことに、踏み出している自分達。
うれしくて、床一面に広げた紙を、ふたりでじっと見つめていた。


3月17日(木)

癒し系ライフアップマガジン『Parfait(パフェ)』に、冷えとりの本を
紹介していただけることになり、インタビューへ。
なかなかこういうの、緊張するほうだが、
ライターの方も、編集の方2人もすごくいい方で、喋りやすかった。
見開きで4ページもあるよう! ありがとうございます。
夏号なので、また詳細をお知らせしますね。

もうひとつ打合わせして、デパートでお総菜を買って帰ろうと思ったが、
大混雑なうえ、なんか食べたい物がピンとこなくなっている。
冷え取りして、だいぶたつからだと思う。なぜか焼き鳥だけを買い、
家で野菜を茹でたりして、くにぞうと食べた。


3月18日(金)

夜、カワハラと「グッドデザインカンパニー」の新事務所のオープニングへ。
友達の水野君、小山さんに久々に会う。
水野君はもうすっかり有名なアートディレクター。
「ラーメンズ」ともお友達で、有名になる前にライブに誘ってもらったりして、
「今日本で一番おもしろいよ!」なんて言っていたのだった。

その代官山の新事務所は広々としたギャラリー(g)と一緒になっていて、
テラスもついてる、すっごい美しい建築のビル。
入口で私たちふたりは「これ? うわあ~~~」とあんぐり。
ギャラリーにはホンマタカシさん、MAYA MAXXさんをはじめとする写真や絵。
展示も、広い空間をそのままにした、新しい貼り方でよかった。

水野君に「いやー、すごいね! もう遠い所に行っちゃって(笑)」
なんてニヤニヤ言ってたら、「ぜんぜんかわってないですよお!」と笑ってた。
「人と人がつながってくっていうのが、なんか好きなんです」と言ってて、
それでギャラリーもつくったよう。思いのままに進んでいいなあと思った。
サン・アドの後輩の蛭ちゃんとも、ひさびさにあれこれ話せてよかった。


3月19日(土)

リンカランの取材で、名古屋へ。カメラマンは、前もご一緒した徳永彩さん。
(写真の空気感とか、いつもとてもきれい)
体験するモデルのNORIKOさん、わー、顔がちっちゃくてきれい~、
と思いながら、ご挨拶する。取材の内容は4/15の発売時に、として、
自分のまったく知らない話がたっくさん聞けて、
どの方もみんないい人でよかったなあ。

いろいろ質問して、話を膨らませてくれるNORIKOさんもよかったし、
取材先の、弾丸のように話してくださるお母さんの情熱は、すっごい素敵!
そして「それは何ですか?」と尋ねると、ゆっくり、わかりやすく、
何度でも説明してくれる息子さんもとってもよかった。(イケメンです!)

撮影部隊を見送って、若林さんとあと少しインタビューをし、帰途に。
名古屋駅についたら、今日万博の内覧会があったそうで、
駅中でお弁当があと6コくらいしかなかったよ~。すごーい!
新幹線で、若林さんとこれまでのこととか、またいろいろおしゃべりした。


3月20日(日)

カワハラと、スパイラルの井上由季子さんの「●(ten)」展へ。
いやー、ほんとに、ほんとに、全部かわいかったなあ。
小さな小さな器、針山、布物、カードたち。
そのそれぞれのモチーフは、身近な野菜やひもなどを使ってのハンコだったり、
井上さんに聞けば聞くほど、身の回りの物への愛情が伝わってきた。
家に針山など、数点連れて帰りました~。

その後、江里子さんが予約してくれた近くのイタリアンで、
料理家の平山由香さんや、おふたりの素敵なダンナさま、
「モーネの若者達(井上さんいわく)女性3人」とごはん。
すっごい笑いあって、楽しい夜でした。

話の中で、高山なおみさんが好きで、カワハラさんに会えるの楽しみで…とか、
私のHPもほめてくださったりで、ほんとうに夢か幻みたいな…(笑)時間。
平山さんは、おみやげに金柑とりんごのジャムを用意してくださっていた。
(家で食べたら、香り高く、おいしかった~)
素敵な、感じのいい方って、集まるものだなあと思って、
そこにおじゃまできて、たいへん幸せな夜でした。