2005年10月下旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。



湯たんぽにお湯を入れる時、
去年、くにぞうが漏斗(ろうと)を湯たんぽの口に差し込んでやってました。
(名前、「ろうと」…でいいのかな。
瓶に移し替える用の、上が広くなったラッパみたいな形のもの)

全然周りにお湯がこぼれないので、
「あたまいい~」と言って、それから私もやってます。
ぜひ、みなさんも、どぞ。

漏斗はどこで売ってるんだろう。
うちのは、アルミみたいな感じのやつ。
くにぞうが自分でお酒を移すために、買ってきてたものです。








[2005年10月下旬]


10月20日(木)

朝、くにぞうに楽健法で踏んでもらう。
昨日くにぞうが寝た後の「メッセンジャー」を再生しつつ。
バスを追いかけるとこで、ちょっと泣いておったくにぞうよ。
昨晩私もそこで泣きました(笑)。

朝刊にスマップに関係してるっぽい広告が出てて、
HPにアクセスしたら、まんまとクイズをやってみることに。
うまい仕掛けだなあー。
あてずっぽうもあったけど、
100問中、91問正解の「スマッパー」ランクでした。
答えすぎ…。

夕飯は、さんま、春菊おひたし、お豆腐、
カボチャ焼き(薄く切ってゴマ油で、じわーとフライパンで焼くだけ)、
出汁昆布と玉ネギの酢の物、だんご汁など。







10月21日(金)

ずっと「ちいさなかたち」展の回想をまとめるHP作業。
写真が多く、なんかフリーズぎみで恐ろしい。
お昼は、具なしのみそ汁&パン。


夕方、最近冷えとりを始めたWちゃんから電話。
こないだメールでなにげなく浅見帆帆子さんの本を勧めておいたら、
なんともう3冊目を読んでるって!
素直な人は違うわ!
で、「すごくいい~! 今の自分に必要だった。ほんとにありがとうー」
と言ってくれて、とても嬉しくなる。
「いいでしょ~!」 とそっからめっちゃ盛り上がり。
私もWちゃんもけっこう心配性なとこがあるから、
そういう人にとっては、とても生きるのが楽になる本だと思う。
あとすぐイライラしちゃうとか、なんかうまくいかないとか、
いや、たぶんすべての人にとっていい本。


「でもね、頭では理解できても、なかなかプラスの考えのほうに
転換できない時もあるんだよね」と言うWちゃんに、
「私もまだまだ始めの頃は、これはすごいと思ってても、
全然前と同じことばっかり繰り返してたよ。

それで、何かで落ち込んだ時は、
必ず帆帆子さんの本を何冊も抱えて、ずーっと半身浴して。
冷えも取れるし、一石二鳥 (笑)。
そしたらたいてい今必要な答がどこかに書いてあるし、
そうじゃないとしても、なんかすーっと気持ちが楽になるんだよね。
何年もたって、ようやくちょっと変わってきたかなってくらいで」
などと話す。

しばらく喋りたおしてから、
「そうかあ。すごく気が楽になったー。ありがとうー」とWちゃん。
まさか冷えとりに続いて、帆帆子さん話もできると思ってなかったので、
なんだかとっても嬉しい私。

みなさんも、ぜひ一度読んでみてください。
体のことは「冷えとり」、
心のことは「帆帆子さん」と思ってるので。

でもその根底にある「心がけをよくする」 ことがまったく共通なので驚く。
「帆帆子さん」本で、冷えとりの大事な精神面も進むと思う。
あ、ちなみに「楽健法」 も心のことを大切にする健康法。
なぜかそういうものが、私のとこに集まって、最後に残っていくみたい。
エステや病院とかで、技術的にただやってもらう、治してもらう、
というのとは、なにか根本的に違っているように感じる。
それは自分がやって、
急にはできなくても、成長するってことなのかな。



  





10月22日(土)


アノニマ・スタジオの週末食堂にカワハラと出掛けた。
今月から12月までは、「Annon cook」さんも参加されている
「su-sou」というグループによる週末食堂。
今、「ひとりがけの椅子」も置いていただいてるカフェ、
「Annon cook」渋谷さんのお誘いで伺いました。

室内に入ると、もうたくさんのお客様で満席。
きれいな色違いの布のかわいい鞄なども壁に掛けられてる。
渋谷さんに「こんにちは~」とご挨拶して、ちょっと座ってると、
造形的に置かれた板の上に
ちいさな器に入った料理がかわいくセッティングされていく。
なんかその様がすごく、新鮮。
全部揃ったら、すごくいい意味で、小さな世界のおままごとのような感じで、
思わず「わ~! くずすのもったいないねー」とカワハラと言い合う。

で、「写真撮ってもいいんですか?」と撮影したのが、これ。
ちょっと技術的に難ありで、明るさが足りなかったよう。
アノニマ・スタジオのHPにきれいな写真がありますです)
 



メインは里芋とじゃがいもの重焼き、白味噌仕立て。
2つのおいもの味がほっこりの、和風グラタンみたいで、お~いし~!
十種の実りのスープも、やさし~! 
そして気になった風呂敷の中には、黒米ともちきびの小おにぎり。
小さな4つのカップの中身は、柿と豆腐のマヨネーズ和えとか、
お豆のサラダ、そして「切り干し大根のアラビアータ」なんてものも!

4つのカップ達。



う~、どれもおいしくて、目がまんまるになるふたり。
途中でお給仕していた渋谷さんに、
「どれも、すごいおいしいです!」 と言うと、
「ほんとですかあー。よかった~!」と安心されてて、かわいかった。


後で「切り干しをこのトマトぽい味にとか、
どうやって思いつくんですか」とか、少し話をすると、
スタッフの方ともかなり話や試作を繰り返されたみたいだ。
それぞれの食材も選ばれたもので、
その味の生かし方に、食をいつくしむ気持ちが伝わってくる。

そして生姜をきかせたほうじ茶、ほうじミルクティなどと共に
「洋梨のお番茶煮の入った白ごまのブラマンジェ」。絶品!



最後に「お味噌風味のケーキ」や、「野菜入りのケーキ」などを購入し、
(これも野菜入りなのにほんのり甘くて、びっくりな美味)
スタッフの皆さんにも「ほんとにおいしかったです」 とおいとま。
味はもちろん、お料理の見せ方も、
いろいろ素敵な方法があるんだなあと感じた夜でした。

きっととても人気だと思いますが、
12月の最後の週末食堂の申し込みは、まだ間に合うのかな…。
詳しくは、アノニマのHPを。
先月の食堂のおいしそうな写真もupされてますね~。





10月23日(日)


ついに菊花賞。ディープインパクトの三冠がかかった日。
くにぞうと府中で観戦する。
馬券はどう買っても、もう1着は動かしようがないので、
初めて3連単なども買ってみることに。

テレビでパドックを見る。よさそうな感じがした。
「もう勝ってくれたら、馬券どうでもいい」とか言いつつ、
元返しの単勝100円なども記念に買ってから、
馬場に出て、大きなターフビジョンをみつめる。

「スタートだけ…。あとへんな馬にじゃまされませんように…」
とか、ぶつぶつ祈る私。 いよいよファンファーレ。
京都競馬場にはすごい人がぎっしり詰まり、声と手をあげていた。
(菊花賞史上、最高の入場者だそう)

息を詰めて、見守る中、スタート! 
ちゃんと出たみたいだ。ああー、よかった!
しばらくして「え、もしかして、かかってる?」と思ったが、よくわからず。
長い菊の道中を、新聞を握ったまま、じっと見つめる。
だんだん中団の位置を維持し、いい感じで進んでるよう。

そして4コーナーを回って、ついに最後の直線。
声がなだれのように沸き起こる。
まだ逃げている先頭の馬とはけっこうな差があり、 一瞬ぞっとしたが、
そこから震えがくるほどの脚で一気に来た、来た、来た。
「よおっし!」と叫ぶ隣の嫁を見るくにぞう。
そして空間がそこだけ違ってるような速度でふうっと追い抜くディープ。
大歓声の中、無敗の三冠馬、誕生の瞬間だ。

「やったー、よかった…」 涙ぐむ嫁の肩をたたくくにぞう。
なんとすごい馬なのだろう。ほんとうに馬なのか。
戻ってテレビ中継を見たら、道中で
「空飛ぶサラブレッドと天才…」とアナウンスされていた。
ほんとにその通り。
ディープは蹴る力が強くて、 空中に滞在する時間が長いから、
蹄鉄も他の馬より驚くほど減らないそうだ。



後でいくつか、ディープの特集番組を見る。
ディープは闘争心が強いから、
前に馬がいるとどうしても抜いてしまうらしい。(かわいい…)
で、菊花賞は長いレースだから、
前の馬を抜くのを我慢する調教を、この夏北海道でしていたとか。
その様子がすごくよかった。
池江調教助手が 「いいこだ、いいこだ、わかった…わかった、我慢しなさい」
などとずーっと話しかけながら、何度も何度も訓練していた。

またインタビューで武君が、
ディープは利口だから、菊花賞で1周目に通過する3、4コーナーを、
いつものゴール前だと思って加速し、かかってしまったと言っていた。
覚えているんだね。
でもあの夏の訓練の成果もありつつ、
「まだ1周あるんだよ」と天才の腕でなだめた結果、
しばらくしたら落ち着き、最後にあの33秒台の脚!というわけだ。
すごいドラマです。
素質で普通に勝ったみたいだけど、陣営の力の結集でもあるのだなあ。

そのゴールの瞬間の池江さんの嬉しそうな顔。
スーツ、黒い帽子でのガッツポーズ、かっこよかった。
その後歩きながら、ディープに「感謝、感謝です」と言われていた。
こんな人だから、いい馬に巡り会うんだなあ。
春から、いっつもどんな時もニコニコインタビューに答えてる
厩務員の市川さんも大好き。
みんな、どんなにか嬉しかっただろうね。

また牧場での育成時代、
最初は荒々しい気性だった子供の頃のディープを、
おとなしい素直な性格にさせたのは、女性の伊津野さんという人らしい。
ずっと時間をかけて、やさしく接してきたからそうなったようだ。
その人も京都に来ていて、マイクを向けても、泣いて何も喋れなかった。
ほんとに嬉しいだろう。

またある番組で、武君が
「ずっと探してたものがあった、という感じですね。
ほんとにこういう馬っていたんだ」と言っていた。
そうなんだ。

私が15年くらい見てる中でも、あんなに飛ぶような馬はいない。
すごいものを見ているのかも。
次は、有馬記念。
できるだけずっと無事でいて、歴史をつくってほしい。
ディープ、ありがとう。





10月24日(月)

ふと思い立って、げた箱の中を整理。
全部大きい靴(笑)。が、数はそんなにない。
わりに同じのを夏、冬と分けて履き倒しているので。
(冬のほうが靴下が厚いので、さらに5ミリくらい大きめ)
トリッペンが多いですかね。
冷えとりすると、毎日同じ靴でも
靴下が全部汗を吸うって感じで、全然臭くなったりしない。
あいたとこに入ってた、ごちゃごちゃしたものを捨てた。

お昼は、だんご入りみそ汁。
まだだんごブームは続いているようです(笑)。

夜は、白菜、しいたけ、はるさめの煮物など。
これ、すぐにできて、白菜をたくさん食べれるので何回もやっている。
出汁に投入し、緑豆春雨も後でほうりこみ、
柔らかくなったら、後で醤油など入れるだけ。
白菜が新鮮だと、ほんとおいしい。あったまるし。









10月25日(火)

天気がいいので、いっせいに布団干し。
とりこんだら、ふかふかで最高に気持ちいい。
太陽ってすごい。
たくさんの人、ものを幸せにするね。

お昼は、玄米、小松菜、ぬか漬けなど。






その後で、他の甘い物よりちょっとはいいかなあと
クラッカーに蜂蜜をつけて食べたりした。
おいしくて、たくさん食べる。だめじゃん。
ま、なにごともやってみて。じりじりと。 様子見てから。







10月26日(水)

お昼は、卵サンドとだんごみそ汁(しつこい…笑)。

連日けっこう必死にやってた
HPの「ちいさなかたち」展の回想をついにup!
うーれーしーい~! 
は~。写真多くて、たいへんだったけど、
自分の想いみたいのも、それに合わせて書けてよかった。

カワハラは、今パソコンを新しいのに移行中のため、
見れないみたいだけど、
くまちゃんがさっそく見て、とてもよろこんでくれてよかった。






10月27日(木)

またまたくにぞうが雑誌で見つけたおそば屋さんへ。
ちょっと電車を乗り継いでいく。
住宅地の中にあるのだけど、これまた肴もおそばもすっごいおいしかった。
こういうまじめにがんばってるお店が
まだ日本中にいっぱいあるんだなあと思う。
ここへは、また行くことになるであろう。

乗り換えの駅でくにぞうが知ってるお菓子屋さんへ。
こんな都会から離れたところで、
こんな六本木みたいな(?) お店が?!みたいな店内。
いろんな種類が全部おいしそう。
でも生菓子は、こないだ反省したのばかりなので、ちょっと我慢してみた。
明日ちょうどくまちゃんのオープニングに行くので、焼き菓子を買う。
家にも辛いチーズパイとか、クッキーなどを少し買う。





10月28日(金)

DEE’S HALLでカワハラと待ち合わせ。
土器さんが初めて日本に紹介するという男女のアーティストの展覧会へ。
Tamara&Marko「ベオグラードの気分」

タマラさんのドローイング、マルコさんの彫刻 、
どちらも哀しいような、明るいような、平和なような、
感情が感じられて、とてもよかった。
明るさと哀しさは似てる?と思った。

そこからすぐ近くの器の「楓」さんへ。
うちの器もよくここで購入していたり、
店主の方に展覧会を見に来ていただいたり、のご縁。
いつもながら、素敵な器達。


そこから江里子さんと落ち合い、平岩夏野さんの洋服の展示会へ。
今回もシンプルながら、ちょっとイレギュラーな形だったりとかの、
洗練とかわいさのある服達が並んでいる。
素材もほんと気持ちよい。
着てみると、入るのは全部ほしくなりそうで、あぶない…。
みんなで、お茶をいただいて、おいとま。
夏野さんは、いつもおだやかな、日なたような人だなあと思う。


そこからくまちゃんの展覧会を見に、3人でオーパ・ギャラリーへ。
今日行くすべてが青山近辺で、お天気もよく、移動も楽しかった。
くまがいのぞみ「複合物」  (←DMの写真、よいので見てみてください)


そして行ったら、 すごくいい空間になっていた。
去年のオーパの展覧会に、私は初めてカワハラに連れられていって、
その時もよかったけど、
今回は特に、メインの部屋の主な色が「緑」で、
それらがさまざまに微妙に違う色合いで白い空間の中に存在し、
ほんとに美しかった。


正面や、いつくかの場所には、今回くまちゃんがお願いして、
古道具とカフェをされているお友達の
さかむらさんが生けられた花が。かっこい~!
くまちゃんのHPの日記(NOTES 10月)にその生けた花も少し出てきます。
新しい形の茶香炉もできていた。

そこから、たくさんのお客様が来られる中、
「いやー、すばらしいね」と少しだけくまちゃんと話す。
こないだの私たちの3人展が終わったばかりなのに、
そっからまた、ものすごくがんばったのだね。
なにか器に、精神的な強さも感じられた。
カワハラと、なくならないうちに、とぐるぐる見て、購入。
「体にだけは、気をつけてね」 と会場を後にする。


そして久々に江里子さん、カワハラとでごはん。
実はお昼のタイミングをなんとなくのがして、
小さなパン、お菓子などでつないでたので、
偶然見つけたイタリアンみたいなところで、がつがつ食べてしまった。
最初なかなか来なかったので、1品来た時、
「早めにできるのってどのあたり…ですか?」と聞いたり(笑)。
「微妙なプレッシャーかけたよね、今」とか言って笑う。
途中でも「これも頼むのどうかな?」
「あ、まだ全然食べれる」 てな具合で。

全部おいしいので、ついデザートも気になって食べてしまった。
まあ、こういう時はいいか、と。
最近のそれぞれの話をして、ひじょーに楽しかった。






10月29日(土)


やっぱり昨日食べ過ぎたみたいで(笑)、また昼頃まで寝てた。
そして、たらたら。
土曜は、なんか気持ち的にそうしたいみたいですねえ。
しかし、夕方から急にHPをやりはじめる。
やる気が出た時を逃してはならないので、必死でやる。





10月30日(日)

お昼は、鮭、みそ汁、玄米。
秋の天皇賞なので、くにぞうと府中へ。
やっぱりゼンノロブロイがよく見えて、流したのだけど、
あせってたのもあって、なんか馬単にしちゃったあああ~。
ガーン!  万馬券じゃん。100円だけど。
でも意外につかなかったので、気を取り直す。
今度からやっぱ、おとなしく馬連にする、と思った。

夜は、くにぞうが物産展で買ってきたあなご寿司、サバ寿司、
あと湯豆腐など。





10月31日(月)

早起きして、おなかがすいていたので、珍しく朝食。
(昨日早め、軽めに食べたせいでしょう)
昨日水につけといたので、玄米を炊く 。あとみそ汁、納豆。
炊き立ては、ほんとにおいしい~。
「玄米にすると、おかずいらなくなるって、なんかわかる」
とくにぞうに言う。
前よりちょっとはよく噛んでるのでは、と思う。





昼は散歩がてら、買物に行き、
ポテトサラダ、ハムなどを買ってきて、トーストにのせて食べる。
でもそんな時も、やはり味噌汁は飲む。
最近、わりと必ずといっていいほど飲む。
たぶん、おいしいから。
これも、味噌をお椀で溶くフレッシュ方式にしたおかげでは。

(以前書いたけど、お味噌汁を何度も沸かし直すとおいしくなくなるので、
味噌をちょっと出汁でゆるくしておいたのをお椀などに保存し、
その都度、そのゆるめの味噌を、
あったかい出汁&具とお椀の中で合わせてます 。すごいおすすめ!)

しかし、うちの味噌の消費量は
今、すごいことになってるはずだ。