2006年12月

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。



「くらしのたまご」の
ゆるゆる冷えとり日記」がはじまりました。
写真が撮れない部分は、絵で説明することになったので、
私が描くことに…。ははははは。

色を付けてもらっているので、
色味はかわいいなあと思います。


(帰省で、来年の更新、ちょっと遅いかもしれませんので、
時々に、分けて、読んでくださいね↓ )





[2006年12月すべて]



12月2日(土)

かわしまよう子さんの展覧会、
「あしもとの花」を見に、「ギャラリー feve」さんへ。
家を出る間際になって、
最終日は閉廊時間が早いことに気付き、まっさおに!
ま、まにあう?
走りに走っていったら、かわしまさんにも会えてよかった…。

小さな、小さな容器(たとえばヤクルトとか、コーヒーフレッシュとか)
に飾られた野の花が、ほんとうにかわいかった。
あんなふうに飾ってみたい。








12月3日(日)

モーネの井上由季子さんの「十二月包み展」を見に、
カワハラと「ギャラリーit’s」 へ。

小さな豆皿や、てぬぐい、カエルちゃん作のお菓子などが
箱の中に美しくセットしてある。
そして箱の上蓋は、
自分の好きなもの(紙や陶器のかけらでコラージュされている)を
選べるのだ。すべて白の、雪や氷のイメージ。
どれも素敵で迷った。

井上さんご夫妻とも久々にお話しできて、楽しかった!
そしてこないだのモーネでの「文化祭」の様子や、
モーネのギャラリーが隣の工場内に出来つつある写真も、
ファイルで見せていただいた。

来年も井上さんは、
どんどん進んでいかれるのだ、と思った。
モーネのHPの「NEWS」で作品達も見れますので、ぜひどうぞ。





そのあと、すぐ近くの「gg」 へ。
1枚ずつ買えるカレンダー展をやっていました。
そして私が選んだ少女のスケッチが、
ちょうどそこに来られたユトレヒトの則武孝彦さんの作品!と
原田さんに紹介してもらいました。なんという偶然!
おいしいスチームジンジャーミルクティ(たしか…)を頂いて、おいとま。




そのあとは、井上有紀さんの展覧会「夜と古本」へ。
(私達の周りには、ほんとに井上さんがたくさん…と、カワハラとよく話す)
井上さんがつくられた古本ユニット「ricca」と
貸本喫茶「ちょうちょぼっこ」さんの古本市。
なんと銀座のバーで。そのたたずまいが、すごくかっこよかったです。
(井上さんのサイト「ゆきのうえ」に展示の様子があるので、ご覧下さい)

古い本が大好きなカワハラは、めっちゃたくさん見ていました。
井上さんともバーカウンターで
おいしいごはんを食べながら(主に私たちだけが…笑) 、
お話できて、とてもよかった。
文化の匂いがする夜でした。









12月4日(月)

くにぞうとオペラ「セビリアの理髪師」を見に、新国立劇場へ。
外国以外では、初めてちゃんと予習をしてオペラを見る。
舞台や衣装が現代風のアレンジでとまどったが、
とにかく生で聞くと、声がいいのに、びっくり。
最後にみんなが歌うところで、なんだか、わーっと感動した…。
人の声って、すごい。
軽いイタリアンを食べて、帰宅。





夜。数日前くらいからゆたんぽを使い始めた。
やっぱり、あったか~~~~~。 ううーー。おおーー。(なんだ、この人…)
今日は、私が用事をしていたら、
くにぞうが2つ入れてくれようとしている。

で、台所を通りかかったら、
湯たんぽがひとつ床に、
ちょっと斜め後方の床にまたひとつ、
陸上のトラックのスタートを待ってるみたいに置かれていて、
「なんでこんなふうに置いてんの~!?」と言いながら、
見てたら、かわいくなって、笑いが止まらなくなった。

ま、どこに置いてもいいんですけど。
陶器だから割れないように床なのかな。









12月5日(火)


スマップの今年のコンサートDVD発売です! いえーい!
1日前に手に入れて、ご飯の後、
「いいですか、いきますよ~!」とくにぞうと見る。
いや~~~、よい!
でも楽しみにしていたダンスメドレーが、アップが多くて、
剛君の上げた足とか見れなくて、かなりショック…。
今年のダンス、ほんとよかったのに。
でも、おおむね、だいじょうぶ。

今年は、かなりメンバーのいい顔を選んで編集してくれてる感じ。
剛君、今年、投げキスポーズ全開だ…。かっこい~。あ~、思い出す。
「盛り上がるねえ~!」とくにぞうと見れるありがたさよ…。









12月6日(水)


夜遅い時は、野菜を多く。
春菊としいたけをさっと茹でたおひたし、カブの甘酢、
レンコンを煮て、塩味にしたもの。
いつも醤油味なので、これ、よかったです。














12月7日(木)

ヨガの後、くまちゃん、カワハラ、くにぞう、私でおそばやさんへ。
その後、みんなで本屋さんへ。

瀬戸口しおりちゃんが
「ルチェーレ」 (07/WINTER VOL.4)に載ってるのや、
カワハラが和服を買いに行く企画が載ってる
「七緒」「VOL.8」(06.12)をのぞき込んで、
「お~~~~! すごいねー!」 と言い合う。
もし、顔を知ってる人がこれをはたから見てたら、
ぎょっとするだろう…(笑)。



家に帰ったら、パソコンの本の刷りあがったのが、届いた。
感動だ…。
「くにぞう!、来たよー!」と見せると、
「おお~~~!!! やったねー!」とよろこんでくれた。
中身を眺めると、ついこないだまで校正していたもの…。
感慨深い。この夏はけっこう、ずっとやっていたのだよなあ。

父の仏壇ぽくしてある場所に、1冊本を供える。
その後も、何度も見てしまう。
表紙のカワハラのイラストもかわいくて、いいのではないでしょうかあ。
木田さん、枚田さん、感謝です!





夜ご飯は、マグロ納豆をつくってみた。
くにぞうが3分クッキングで見たと言って、マグロを買ってきてたので。
たしか、からし醤油と混ぜるだけ?
私そんなにマグロ大好き!じゃないので、
ほとんどつくったことなかったけど、おいしかったですね。











夜。くにぞうとドラマ。
ずっと見ていた「のだめカンタービレ」 は、そろそろ佳境に。
(マンガはだいぶ前に読破し、感動)

くにぞうと「最終回は、絶対、福岡の土手んとこでしょ?」
とか話す。(一番好きなとこ…)
初回は、ちょっととまどったが、
だんだんみんなマンガの中の人に見えてきて、すごくよかった。
特にのだめちゃんや、真澄ちゃん、目を閉じた時の千秋、似てる…。

「僕の歩く道」 も、そろそろ終わりだ。
悲しいよー。テルに会えなくなる。
ハガキの「都古ちゃんが元気じゃありませんでした」で、また泣く…。
テルが来た…。












12月8日(金)


千趣会のサイトに載せる、たたき台原稿などを送信。
自分のHPも、ごっつ急いで、先へと進める。ふう。

(前にも書きましたが) パソコンする時、
湯たんぽに足を乗っけてやっている。あったか~。
冷めにくいようにプラスチックの容器に毛布を敷いて入れ、
ヒザからも毛布を掛けて。
OLさんたちにも湯たんぽ、支給したらいいのに、と思う。





夜、ご飯の後、スマップのDVDの「disc3」
(コンサートのおまけ映像)をくにぞうと見る。

最初から「ナイヤイヤイ」にのせて、
コンサート機材を運ぶトラックなどが写り、
ステージの建て込みや、会場に入る人達が早回しで写り、
ひと夏のプロモみたいになってる。
「いーじゃん! すごい編集してあるよ~!」 と盛り上がり。
あのトラックの運転手さんが歌うとことか、 好き~。


そっから楽屋内、リハの裏側、コンサートの裏側が満載!!!
こんなん見せていいの!?
「もーーーー、すごい!何これ!」とコーフンして、
完全に目が釘付けの嫁を見るくにぞうよ…。
私服で車から降りてくるメンバーやら、食事風景やら、
コンサ前の円陣やら、出し放題だよ! ありがと~!ビクターさん。



ツボだったのは、リハの前後なのか、マッサージを受ける
ぽよーんとした剛君に、慎吾が近寄って、
「昨日結局来なかったじゃないですか~」とか言うと、
「あ、昨日、寝ちゃった…」みたいに言われたので、
剛君の腕をがぶっと噛んでいった(たぶん)慎吾。
剛君「痛え…」と言っていた。
かわいい…。小学生かよ。しんつよ、フォーエバー。

たっぷり見終わって、「すごかったー。よかった…」と満足な嫁。
で、くにぞうに「でもさあ、今年こんなに見せちゃったら、
また来年もやんないと、暴動になるよねー」と言うと、
「なりません!」ときっぱり言っていた。









12月12日(火)

今年は、夜をお鍋にする率が高し。
カセットコンロとか出さずに、
台所でつくったのを持っていって、そのまま食べる。
出汁があると、なんでもほいほい入れて、超簡単!
野菜がいっぱい取れて、あったまる。

しかも肉を入れないで、味噌仕立てにしたりすると、
遅い時間でも、次の日ももたれないことが多い。
つまり、まあ、巨大な味噌汁ですね(笑)。
でも味噌と出汁がおいしいと、おいしいよ~!

あと銀杏、出汁取った後の昆布を酢醤油で炊いたの、とか。















12月13日(水)

ニチニチでヨガ仲間の忘年会。
あー、ぜんぶおいしかったなあ~。
冬なのでやっぱり私は、焼酎のお湯割や、紹興酒のお燗で。
もうここまで冷えとりすると、冬にビールはほぼ飲めない…。








12月14日(木)

夜、くにぞうと「僕の歩く道」。
お兄ちゃんと妹、お母さんのエピソードの回。

今まで娘に悪かったと母が思うところ、
手をとって、 「りな。…ごめんね」 というセリフひとことなのだ。
それで伝わるのが、ものすごい。
全編、ふたりで大号泣。

そして「長山さん、すごい役だよね、これ…」 とか、
「こんな抑制の効いた脚本って、ないよ」とか、
橋部さんや、長山藍子、そしてひとりずつ、ほめちぎる。

長山さん、
「僕カノ」のお母さん役もよかったが、今回はもう…、すごすぎ。
どの役者さんもすごくよくて、
みんなでこんな仕事ができて幸せですね。










12月15日(金)

「リンカラン」の発売日。
もう校正で見ていたけど、カワハラの絵、おもしろ…。
そして「リンカラン」 の読者の方に、
冷えとりを知ってもらえて、とても嬉しい気持ち。

そしてパソコンの本「ひょいと解決」も、もう本屋さんに並んでいた。
お~、平積み。パソコンコーナーには、
こんな手書きイラストみたいな本は珍しいので、
けっこう目立ってた気がする…。よかった。








12月16日(土)

近所のデパ地下で、
新鮮そうだったので、めずらしく鳥の砂肝を100g買ってみた。
さてどうしようと思ったが、
そのまんまフライパンへ、ジャーッと。
タマネギ、いんげん、ショウガ、醤油を加え、もうちょっと炒める。
てきとうにやったけど、おいしかったです!






12月19日(火)


そろそろ使いきらないといけない
無添加っぽいケチャップがあったので、
豚ひき肉とにんじん、玉ネギ、いんげんを炒め、
ホールトマト1缶、塩こしょうも足して、少し煮る。

タマネギをわりと長めに炒めたせいか、
無水鍋のおかげなのか、甘~い。おいし~。
パスタのソースにしようと思ったけど、あまりにおいしくて、
私は、鍋からそのまま半分くらい食べてしまった…。
濃いミネストローネスープ状。野菜っておいしー!
くにぞうが帰ってきた時、パスタにかけました。











その後、「僕の歩く道」最終回。

古賀さんも園長も、みんな、
テルのとのことがあって、いい顔になってる。
動物園の若いお兄ちゃんが「それ、聞いてないですよー」とか
テルと仲良くなっている描写も、すごく好きだ。

喫茶店のマスターは、わざと一緒に走らないのだった…。
そういう愛情なのだった。
いろんな場面で、そして
レースの時の回想シーンでも、また思い出して、泣き。

グループホームのことはよくわからないけど、
都古ちゃんとの道が前に長く伸びている。
よかった…。
剛君、こんな役ができて幸せな人だなあ。

誰もみんな、それぞれの道が長く目の前に延びている。
誰もみんな、それを自分で少し変えられる。







12月22日(金)

牧ちゃん(牧野伊三夫)の展覧会を見に、「HBギャラリー」へ。
ほんの5分くらい前にカワハラが来てたらしい。
あら、やっぱり電話すればよかった。
ふたりともずっとバタバタなので、 時間が合わせられず。

マダガスカルの水彩や、ウイスキーヴォイスの版画。
すごくよかった。

お客さんがたくさんで、
そうこうしてたら、牧ちゃん出掛けるらしく、
ちょろっとしか話せなかったけど。

オープニングパーティでは、また外で焼いたらしい(笑)。
よく七輪が出てるのだが、
今年はさらにバーベキュー的な感じだったとか、久村さんから聞いた。






そこから六本木ヒルズへ。
私たちの自費本のことでたいへんお世話になっている
「アート&デザインストア」の方にご挨拶してから、森美術館へ。

ずーっとゆっくり行きたいと思っていた
「ビル・ヴィオラ」の展覧会「はつゆめ」 へ、なんとかすべりこむ。
この人は、森美術館のオープニングの展覧会で初めて知り、
すごく好きだった映像作家。 有名なアーティストなんですね。


そして。
衝撃でした。
(ホンマさんも上記の森ビルのサイトでコメントされていた)

初っぱなからすごい映像。

でも、ただすごいだけではなくて、
何か人の心の奥底までぶち抜くようなものがある。

スーパースローに再生すると、
なぜ恐ろしくて、やさしくて、感動的になるのか。
作品「グリーティング」もすごく好きだった。

そして最後の「水」の映像の部屋は、圧巻。
ずっとここにいたら、美しくて、おかしくなってしまいそう。

見れてよかった…。
来年、1/8までやっていますので、年末年始は混んでそうですが、
こういう映像に興味のある方は、ぜひ。
長い作品も多いので、時間に余裕を持ってお出かけください。




見終わった後、けやき坂に出て、
クリスマスの白とブルーのイルミネーションを眺める。きれい。
テレビ朝日の横の広場からは、コンサートの歌声が。

そこからポスターなどをやったアークヒルズへ移動して、
こちらのイルミネーションも見る。こっちは白とグリーン。きれいです。
それから、森ビルさんチームでごはんへ。
いろんな話ができて、とてもおもしろかった。






12月24日(日)

クリスマスイブ。そして有馬記念。
ディープ、勝ちました…(涙) 。

くにぞうとテレビの前で緊張して見てたら、
パドックで鈴木淑子さんが、そして返し馬を見てた千夏ちゃんが、
まだ走ってもいないのに、もう、ぐっ…ときていた。
私も。

そして4コーナーの大外を回ってくるところの加速が、
もう尋常じゃない感じで、龍が走っているように見えて、
なんかもう泣けてきた。

直線は、応援じゃなくて、
「ぐうう…」とか言って、涙目でした。
ゴール後も、「やったあ、勝ったあ…」とぐしゃぐしゃ顔に。




武君が後で、「ほんとに今日はすごかった」と言っていて、
宣言通り、生涯最高のレースになったのでは。

引退式をスカパーのグリーンチャンネルで見る。
5時前なのに、もう夜みたいに暗くて、
ぎっしり詰まった人達のカメラのフラッシュが、
白と赤のクリスマスのイルミネーションみたいに瞬いている。
もう何を見ても、涙がにじんでくる。




なぜ馬が走るだけで感動するのか、わからない。
でも、あんなにかわいくて走る馬を
これから先の生涯で見れるかどうかわからない。
同じ時代にいて、ディープを見れてよかった。
ありがとう。

でも入場者数で、オグリキャップの記録はまだ破られなかったよう。
(翌日の新聞で) 前売りを少なく出しすぎたみたいだけど。
(オグリの引退レースの場にいたというのが、かなりの自慢な私…)
やっぱり有馬は、感動的な何かがあるなあ。

そしてくにぞうは、ディープからの
馬単の馬券を取ってよろこんでいた。(どうでもいい…笑)




クリスマスのごはんをくにぞうと家で食べ、
「毛綿絹」混の薄手のVネックセーターをあげたら、
びっくりして、すごい嬉しげ。
最近くにぞうもハイネックが着れなくなってきているので、
衣類不足みたいで 。
(冷えとりが進むと、徐々に下半身は温かく、
上半身や、首回りは涼しくしたくなる)






夜中。仕事を送信した後、
M-1グランプリの結果をネットのニュースで見てしまった。がーん。
録画して楽しみにしてたから、大がっかり。
去年見て、「ブラマヨ」と並んでおもしろいと思ってた
「チュートリアル」が勝ったみたいだ。ああ、その瞬間見たかった…。
(これを見てネタバレした人、すいません…)
ヤフーさん、こういうの速報で出すの、ぜひやめてください!(笑)
ま、年明けてからゆっくり見よう。










12月28日(木)

帰省を目の前に、せっぱつまっって、やることをかたづける。
この更新もそう。
今年こそは、新年に12月分を書くのはイヤじゃ…と
まさに今、必死で打ってます(笑)!
毎年こうだから、徐々にこの12月の改善に力を入れたいが。
でも今年は、12月頭にもうお年玉袋を買ったり、
新札に変えたり、年賀状も昔よりは早めにメドがついたし、
少しずついい方向にはなっている。




今年は、ほんとにいいことがたくさんありました。
本や、冷えとりや、言葉のお仕事でもいろいろ進展があり、
たくさんの方に感謝です。

気持ちの面でも、いろんな本を読んだりして、
(特におすすめは、小林正観さん、野坂礼子さん、浅見帆帆子さんの本)
自分が少し、
いや、だいぶ(自分の中では)変われてきたように思います。
心がすっと変わると、体も変わると思うので、よかったらぜひ。




来年も、「あおきみノート」をどうぞよろしくお願い致します。
きっと、いい年になるでしょう。