2007年10月

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。




秋口は、起きたら、のどが乾燥して、頭が重いような…という日が、
時々ありましたが、まあ例年、こんな感じかも。
半身浴などで、たいていその日中か、次の日治って、寝込んだりはしないので。
今年の夏は猛暑で、28度設定とはいえ、冷房の中にけっこういたので、
どうかなーと思っていましたが、今のところ元気です。

また風邪などにしても、
なにごとも、出るものは、
体が悪いものを外に出している排出作業だから、
いろいろ考えずに、ただ出せばいい、 という考えのもと、長年やっております。
まだの方は、「万病を治す冷えとり健康法」進藤義晴(農文協)も
ぜひ読んでみてください。




[2007年10月]


10月1日(月)

ちょっと冷え込んで、起きたらのどが乾燥。
はるか昔、風邪ばかり引いていた時期に、
必死に加湿器を使ったこともあったけど、(全然治らず)
今はそういうことじゃなくて、
「体の側の問題だ」という意識に変わったので、使ってないです。

また半身浴。いつもと同じように、わりとすぐ普通に戻る。
ありがとう、からださん。



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先週のスマスマのビストロを見てたら、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが
たぶん「give compliments」とか言ってたのが、聞き取れて、
「あーっ! これ、英会話の授業で習ったやつだよー!」
とコーフンして、くにぞうに言う。
意味は、「ほめ言葉、お世辞を言ってくれる」みたいな感じかと思います。
小さなことだけど、うれしい。


つよぽん、外人さん相手なのに、ひさびさに
「キャサリン(呼び捨て)がきれいだからですよ」とか、
前に出てきてて、かわいかった。
ビストロ終わりの、スマップへの呼びかけ(扮装で全国に行くやつ)を
みんなに言う時のも、さいこうだった。
剛君が情報を読んでるのに、みんながニヤニヤ、こそこそ帰ろうとするから、
「俺…、読んでんだよ! 聞いてんだよ!!!」(意味不明…笑)と
無理にキレると、あとの4人が「なんだ、そのカミカミ…」つって、
ほんと~に楽しそうに笑いくずれるとことか。

昔のスマップ10周年?かなにかので、
同じシチュエーションになったの思いだしたあ。
みんなにつっこまれて、
剛君、最後「俺の気持ちも知らないでー、お前らはー」
って泣いてたよね。(って、知らないですよね…失礼)








10月2日(火)

ふとん干し。いろんな場所の掃除。
あー、気持ちがいい。
掃除というのは、絶対に運気を上げる気がする。
前よりは、掃除、ちょこちょこできるようになりました。

ポイントは、全体じゃなくて、一ヶ所だけやること。
そして、そこがきれいになったら、うれしくて、他もやりたくなるので。
(また1ヶ所だけで終わっても、「楽にできた」という気分が残っていいです)

ずっと使ってるトイレブラシに漂白剤をかけて、
放置(トイレのふちにうまいことひっかけ、中の水につからないようにして)
しておいたら、くすんでたのが、真っ白になって、気持ちよかった!






10月4日(木)

買い物に行ったついでに、文具屋の手帳コーナーを見かけたので、
これも何かの縁と、もう来年の手帳の中身を買う。
年末に、あー、まだこれやってなくていやだなあ、と思うことを
今からちょっとでも減らしておく作戦。
ついでだ!と探して、年賀状プリント用のはがきも買った。
こんなに早く買ったのは、初めて。

最後に、花屋さんで、薄黄色で緑がかったきれいなバラも買った。
バスで帰る。
花束を持っているのは、いい気持ち。








10月6日(土)

川原と待ち合わせして、
平岩夏野さんの洋服の展覧会を見に、「ギャラリーfeve」へ。
川原はその前に高山さんとお仕事だったようで、
高山さん、スイセイさんと一緒にご登場。

あいかわらず、きもちのいい素材の、かわいい服が多い。
「これ、いいよ、きっと~」「着てみたら」とか言って、
あれこれ3人で着てみて、たのしかった。

またカワハラとおそろいの服を買ってしまうことに。
おそろい率がさらにアップだ。
シルク混のものや、秋でも麻使いの服とかあって、とても新鮮。
冷えとり的にもすごくいい感じ。

会場を出てから(スイセイさんは帰宅)、
高山さんと川原とで、「横尾」へ、飲みに。
カフェのほうは行ったことがあったけど、こっちは初めて。
なにもかもおいしくて、びっくり!

小さい七輪で珍しい干物を焼いたりすると、
すごい女3人で大人の感じがしてよかった。
高山さんともいろんな話ができて、すごいうれしかった。
高山さんと、川原の、
私にはない、生きていくうえでの、いさぎよさも感じた。
自分というものの、それ以上でもそれ以下でもない、そのまんまで、
すっと立った感じが、話のはしばしに感じられて、かっこいいのだ。

「こういうのもよかったねー。また行こうね~」と別れる。
幸せな夜でした。







10月7日(日)

嵐の東京ドーム追加公演へ。くにぞうと。
今年はスマップがコンサートないので、ぐれてましたが、
嵐が追加になったので、もう一度行けることになった。

内容は、長野で夏に見たのと同じだけど、
ちょっと衣装がバージョンアップされていたり、
(新たに肩に付いた長い羽が超じゃまで、
横に並ぶと隣の人のが顔にささる、というくだりのトークさいこうでした…)
ステージセットや照明、火薬の量などもすごくなっていた。
MJウォークも、高い位置でやってましたねええ。
そして5万人の観衆は、盛り上がる気が、すごかったなあ。
今回、けっこう男の人も目についた。ファン層拡大か。






そして、今回3階席だったのに、
初めてサイン色紙(メンバーがブーメランのように投げます)が
目の前3メーターまで飛んできて、びびった!
私たちの3段下の人がつかんでて(死に物狂いの闘争を見ました…。ええ。)
その上の段の男の人は、たぶん「なんで取れなかったの!」と
隣の彼女にすっごいバンバンたたかれてました…。
終了後、その色紙を写メに取らせてもらう人の数や、すごし。
(さすがに私は混じるのは自粛です…)

あと、最後の挨拶で相葉ちゃんが、ちょっとうるっときてたようで、
隣の女の子たち(相葉ファン)が
「泣け! 泣け!」と言ってたのが、おもしろかった。



アンコールあたり、アリーナでは、
うちわを5人横並びで「あ・り・が・と・う」
という言葉を見せてた子たちがいたけど、
あせってたのか、「あ・が・り・と・う」になっていた。かわいい…。
ちょっとたったら、気がついて、急いで並びを直していた。

私も昔はスマップコンサートに、
友達とこういう団扇持って行ってましたけど、
見てくれると、ほんとに泣くほど嬉しいんですよね。

今はもうさすがに年なので、普通の団扇だけど、
つくって持ってきてるという気持ちがかわいくて好きなので、
今も、いろんな女の子の団扇になんて書いてあるか、双眼鏡で見るのが好き。
うまいこと、長文をのせてる子とか、感心する。





アンコール曲には「FUTURE」が増えてて、飛び上がってよろこぶ。
でも次の日のオーラスは、もっとあって、好きな曲だったそうなのでがっかり。
またDVDで見れるのを楽しみにしよう。

あー、しかし、たのしかったなあ。かわいかったなあ。
終わって外で、日テレの車を見たので、
「うおー! ワイドショーだよ、ゼロかな、録画予約しなきゃ!」
とくにぞうとさわぎつつ帰る。
(結局何もなかったのか、見てないけど…)







10月8日(月・祝)

夕飯の一品は、ただ蒸したじゃがいも。
急いでたので、半分に切って、
ビタクラフトで、また水を2センチ位入れて茹で蒸しみたいに。
固いところがムラになるので、時々蓋を開けて、ひっくり返したりして。
わりとすぐできて、うま! 塩で食べる。

というのは、これは、
北海道物産展で買った「インカのめざめ」という品種なのです。
昔テレビで見たことあって、買ってみました。すごく黄色い、きれいな色。
おいしいじゃがいもって、しあわせ。




10月9日(火)

あさ、6じに
げんかんのドアをあけて
しんぶんをとったら

だいぶむこうのみちにある
きんもくせいの
においが
ここまできていました







10月10日(水)

須藤華順さんの「バッグと革小物展」を見に、
恵比寿の「Ecoka(イコッカ)」へ。くにぞうと。
また素敵な鞄やお財布、小物達が並んでいた。
華順さん、石川さん、福地さんと並んでニコニコ出迎えてくださって、
そのお並びの様子が、すごくかわいかった。
私は「いやー。歩いてくると汗が出て…」とハンカチを出すと、
冷えとりもされてる福地さんが、「わかります(笑)」と言ってくださった。

いろいろ見た後で、福地さんに
鞄や、お財布にどのくらい入るかをシミュレーションしていただいたり、
福地さんがずっと使われてる、あめ色のように、いい色になった
お財布を見せてもらったりして感謝でした…。
(後でくにぞうが、「あんな色になるっていいね」と言っていました)

福地さん、華順さんと、冷えとりの話も少々。
ちなみに、このおふたりとも、
「リンカラン」vol.25(9月号)の冷えの特集ページに
自分の冷え対策の紹介をされてたりする。
(その前ページの、イラストはカワハラさん)。
すごくたのしい時間でした。









10月12日(金)

アノニマ・スタジオが新しい場所に引っ越しされ、
そのオープニング・パーティへお招きいただいた。
ありがたいことです。川原と出かける。

その前に、川原が、
国分寺の靴のアトリエ、「House」に行くというので、一緒に。
華順さんや、くまちゃんのお友達でもある
増満兼太郎さんがおひとりで靴をつくられている工房だ。
(増満さんもちょうど「リンカラン」VOL.27(11月号)
に紹介されていて、びっくり!)
ちょうど今、アトリエを一般にオープンされている期間とのこと。

私は初めてお会いする増満さんは、すごく気さくな、いい方。
小さなアトリエの中は、壁や天井まで完全に自分の世界になっていて、
靴や、革のアクセサリーなどの他にも、
ベルトが何本も無造作にかかっていたり、
古いものや、工具達が渾然一体になっている。
川原は隅々まで興味深そうだった。




そして靴を試すには、この靴下群のことを言わないわけにはいかず、
「あのー、実は、冷えとりという健康法をやってまして…」と、
靴下を履かない時はないこと、
夏と冬ではちょっと大きさも違うことなど、お話する。

「ほんとうは、靴をつくられる人には、こういうことって、
きちんと素足にフィットしないので、あんまり好ましくはないというか…、
前に靴屋さんで怒られたこととかありました(笑)」
とか話していると、
「僕はそういうのは、全然…。おもしろいです」
と言ってくださって、よかった。

なので、型紙も想定される靴下を履いたまま、取っていただいた。
大きく見えない、独特にかわいい靴。
出来るのは、だいぶ先だけど、たのしみだ。





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そこから、川原とアノニマへ。
ホームに降りると、なんと(柏木)江里子さんが目の前に! 
「会場で会いましょう」と言っていたので、偶然にびっくり!
一緒に歩いていく。

到着したら、ビルの窓から光があふれていて、中に大勢の人が見える。
大きな窓がたくさんある、ストイックなたたずまいのビル。
アノニマのHPで1階の感じとか、引っ越しの様子とか、かいま見れますよ)
いろんな方にご挨拶する。
かわしまよう子ちゃんのお花が、そっと、本のそばに飾ってあった。

元アンノン・クック店長の渋谷有美さんにも会え、「わーい」とあれこれ話す。
やっぱり渋谷さんは、発言がすごいおもしろい。
(あ、渋谷さんは、「おいしいと、うれしい」vol.3 (主婦と生活社)で、
玄米のおかずを紹介されてます)

高山さんや、スイセイさん、しおりちゃん、
いろんな人の顔があちこちに見える。
初めて頂く米沢亜衣さんのお料理も、全部おいしかった。

ずっとお会いしたかった方にも紹介してもらえて、感激だった…。
私のことを知っていてくださったばかりか、
日記も時々のぞいてくださってるみたいで、クラクラした。

丹治さんが最後に照れくさそうに、
キッチンのところからすごく短く挨拶された。
アノニマ・スタジオのスタッフの方も一列に並んで。
見ている人は、みんなニコニコ、ニヤニヤしていた。
なんか、ここにいられて、私、しあわせだと思った。




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最後にそろそろお忙しいの大丈夫かなあ、と
キッチンに横から近づいて、内田真美さんに声をかける。
前にも週末食堂やら、何回かお会いしたことあって。
「チョコレートのケーキおいしかったですよー」
とひとこと言おうと思ったら、
「あー、会いたかったんですよー、青木さん!」と言われて、へっ?!
「ところでこっちは食べました?」とブラマンジェ的なデザートを渡してもらう。
ソースが2種類あって、むっちゃ、おいしい!

で、なんとびっくりしたことに、
内田さん、最近、「嵐」のことが好きになったみたいで。
私がコンサートに行っているのを知って、話したかったそうなのだ。
「えー、ほんとにですかー?!」とびっくり&大爆笑な私。

「いつ頃からコンサート行ってるんですか?!」と聞かれ、
「えーと3年前くらいかな…?」と言うと、くらっときていた内田さん。
ちょっとだけ話したけど、時間がぜんぜん足りず、
「今度ぜひゆっくり話しましょう!」とお別れする。
あー、私のほうがコーフンした。

(ちなみに後で、 「この嵐関係のこと、日記に書いてもいいんですか…?」
と聞くと、「全然大丈夫ですよ!」と言われていた)




そこから会場を後にして、井上庸子ちゃんと妹さん、江里子さんの4人で
小伝馬町の「ともすけ」に寄って帰る。
庸子ちゃんたちは、遅かったので、もうちょっとお腹に入れたいということで。
ピクルスや、パスタを横から頂いたら、やっぱりおいし!

(あ、今出たばかりの「四月と十月」第17号に、
元同僚の牧野伊三夫編集長が、庸子ちゃんの仕事場を訪問した特集がありますよ。ふたりとも知っているだけに、とてもおもしろかった)



で、家に帰って、くにぞうに内田さんのことを話したら、
「マジで?!」と、めっちゃ盛り上がってました。
内田さんの料理の本を持ってきて、
「この人だよ」と見せたりもしてました(笑)。

いやー、しかし、幸せな夜でした。
あの、窓の中の、光の中の、
大勢の人たちのキラキラした姿が、頭にずっと残っている。










10月14日(日)

夕飯の一品は、豚とネギのさっと味噌煮。
これ、ショウガ焼き用の肉で、
また今日買ってきたネギ(関東ネギの青い頭の部分)と炒めようと思ってたけど、
他にじゃがいもを油でソテーしたりして、
油ものにしたくなかったので、ちょっと考えて。

急にふらっと思いつき、
いつもの出汁をフライパンに薄く注いで、ネギをちょっと煮て、
豚肉をその上にばっと広げ、
味噌汁用に少しゆるく溶いてある味噌を入れ、ささっと煮ただけ。
でも、これ、おいしかったです!
あっという間にできるし。

「出汁と味噌でさっと煮る」って他の食材にも使えそう。
まあ、豚汁の、汁と具が少ない版ってことですかねえ(笑)。
油を使いたくない時など、どうぞ。






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あ、スソアキコさんの帽子の本、
「楽しいカタチの帽子」(文化出版局)が発売されました!
ほんとに楽しい写真のつらなる本。
しかし、あの立体(帽子なんですけど)は、天才的だと思います。

あとスソさんのHPから、「帽子」に進んで、
前に「ギャラリーfeve」さんでやった
展覧会「”PUPAL HEAD”展」の写真もぜひ見てください。
すごく芸術的で、見た時、感動でした。








10月15日(月)

冷えとりのことを取材してくださる情報誌の関係で、湘南方面へ。
その情報誌を発行している駅ビルのショップの中から、
冷えとりによさそうなファッションを提案するのだが、
もしよかったら、青木さんに直接見ていただいたら、
というお話で出かけることにした。

担当の方とお店で会い、あらかじめ天然素材のものがある、
というショップを次々にめぐって写真を撮ったり、掲載の許可を頂いたりする。
私も最初に勤めた「シュガーポット」という広告制作プロダクションで、
ずっと西武百貨店のDMとかをつくっていたので、
こういう取材&借り出しの仕事もすごく懐かしく思った。

「店長さんがいないと、ちょっとわからないんです」とか、
「今はあるんですけど、掲載時にはこの商品はないので…」とか、
おんなじだあと思う。






昔、西武のクリスマスのブックレットとかつくっていた時、
大量の商品がスタジオに並んでいて、延々と撮影し、
私は値書き(値段や素材などを記入)と商品説明のコピーを書き、
時には撮影助手みたいになって商品を並べたり、片づけたりもしていた。

生鮮食品のページで、おがくずの中からエビを何匹も取り出して、
「ぎゃー! はねますけどー、どうしたらいいんですかー!」
と先輩に聞き、エビを何匹もおだぶつさせたり、
夜中まで毎日毎日みんなで作業していて、
遅い時は、もう家の近所では間に合わないからと、
近所の風呂屋に行って「ただいまー!」と洗い髪で戻ってきたり。
今思えば、青春でした。
思いだすと、ほんとに楽しかった。
その時はつらくても、後になると、すごく、もう取り返せないような思い出だ。
だから、どこで何をやっていても、
せいいっぱい、楽しくやってたらいい、ということだなあと思う。

話がすっかりそれてしまいましたが、
そうして、いつくものショップを回って、
これらの組み合わせでいけますかね、という打ち合わせをし、
「おつかれさまでした!」と失礼する。




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行きも帰りも、ここぞとばかりのグリーン車2階。
(750円は贅沢だけど、たまにだし、ほんとに旅気分が満喫できるので)
そして、i podからは、ずーっと嵐。
こないだ内田さんと話して、盛り上がってしまったので、延々昔の曲も聞く。
アオゾラペダルは、流れる車窓と組み合わさると、泣くね…。
あの5人の歌い分けパートのところ、ほんと好き…。

そして今回初めて、ホームで、グリーン券発売機を発見!
おそるおそるスイカを入れて買い、
(が、なんと紙の券は出てこないのだ! しばらく待ってたし…)
そのスイカを持ったまま、車両の席の上部にあるセンサーにかざすと、
ピッと緑色に変わって、もう購入済みとわかる。
できた~。感動。
このほうが、車内精算より250円くらいお得だった気がする。

なんか、とてもいい日だったなあと思う。
帰ったら、くにぞうが全粒紛のペンネを茹でてくれていたので、
こないだやったバジルのパスタに。
メカジキも買ってたので、ムニエル的にしてみる。
小麦粉をつけてフライパンで焼くと、やっぱりおいしい。








10月18日(木)

朝、久々のヨガ。あー、やっぱりよかった~。
体の中を何かが通る気がする。
みんなにも久しぶりに会えて、嬉しかった。

終わってから、川原、今日時間あるというので、
コステロ・トーンでパンを買い、一緒に家で食べる。
ハムと卵と野菜、焼き立てパン、紅茶。

その後、昨日取りに行った嵐のDVD
「ARASHI AROUND ASIA + in DOME 初回版」を、3人で見る。
台湾版をすでに見てたので、ごっちゃになるけど、
アンコールの「いつまでも」が、ほんと大好き…。
私たちは昨日の夜一回見てるし、夜出かけるので、
「ちょっとメールとかしてくるね」と川原をひとりにしておいた。
(くにぞうは風呂)


で、だいぶたって向こうの部屋に行ってみたら、カワハラ、涙ぐんでました。
「えええええーーー?!(笑)」と私。
アンコールの5人の挨拶を見たらしい。
相葉ちゃんがまたぐっときてたのか?
カワハラ、「ほんとにいい子達だよね…」とか言っている。
おもしれえー! しかし、気持ちはわかりますとも。

そうこうしてるうちに、私たちもオペラに行く時間。
川原、「いやー、すっかりひとりでたのしませていただきまして…(笑)」
と言って帰っていった。






オペラは、「フィガロの結婚」。初台の新国立劇場。
が、行ってみたら、主人公のスザンナが、代役の日本人の女性!
こういうことはよくあるらしい。
最初は、なんとなく声も小さいみたいで、どうなるかと思ったけど、
だんだんよくなっていった。
伯爵夫人役のマイヤ・コヴァレヴスカという人が、
すごくよかったねー!とくにぞうと話す。 とても美しく、いい声。

久々にヨガに行ったせいか、観劇の途中、足が熱いくらいぽかぽかしていた。
やはり体を動かすべしだ。



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で、帰ってきて、日ハムVSロッテの2-2からの最後の決戦を早送りで見る。
(なんという盛りだくさんな日…)
成瀬が打たれて、日ハムの勝利!
ヒルマン監督の最後の挨拶、最高。
去年の「信じられなーい」に続いて、「信じてましたー!」
ユーモアもあるし、日本語でちょっと喋ったりしている姿勢が好き。
言葉に人格の高さを感じる。

ダルビッシュも以前の喫煙問題の時に、ヒルマン監督に
「起きたことはもうしょうがないから、これからがんばりなさい」
(スポーツ紙で読んだけど、詳細忘れました…)
的なことを言ってもらって、
「自分が今あるのは、監督のおかげ。
この人のためにがんばらなければ、とやってきた」
と朝日新聞に出てました。

03年に来日してから、
「みんなが勝てると思わないと勝てない」
と2年間は言い続けたというヒルマン監督。
いまや、そのチームがこんなふうに。
それを大好きな北海道のファンの、嬉しさってどんなだろうと想像する。

今度メジャーの監督になるため、一時渡米した時も、
帰ってきて選手達に「大事な時に遅くなってすいません」みたいなことを
日本語で言ったとか。
こういう精神レベルの高い人は
どこに行っても、いい流れに乗っていけるだろうと思う。









10月19日(金)

メジャーリーグ。松坂のいる「ボストン レッドソックス」は、
3-1と王手をかけられてもう負けたら終わりだったが、
ベケットの好投で、3-2に一歩引き戻す。やったよ(泣)!
ベケットって、初めてちゃんと見たけど、ほんとにすごい…。
150キロで、ぶんぶんストライク。度胸が服を着てるような人だ。






10月20日(土)


夕飯の一品は、おから。
もうつくりかたがうろおぼえで、
おからをフライパンでしばし炒めて、
そこににんじん、大根葉なども入れて炒め、
出汁や醤油、みりんを入れ、煮汁がなくなるまで煮るのでいいかな?
とやってみる。

まあまあ、おいしくできたようです。
ひじきは、乾物をそのままほうりこんでみました。










10月21日(日)

レッドソックス、第6ゲーム。
今日は40歳のベテラン、シリング。
そして、ドリューの満塁ホームラン!などで、10-2で勝ったああ!
あああ…。やったよー。が、嬉しいけど、これで明日松坂だ…。
ベケットが、王手をかけられていたのにもかかわらず、
「第7戦のお前にまで回すぞ」と公言していたらしいけど、
ほんとうにその通りになった…。震えがくる。

ベケットって、願いを信じて、疑わず、やるだけやる、人なんだと思う。
顔もそんな感じがする。
あああ。しかし、明日どうなるのおお。
これで負けたら、何言われるかわかんないよ…と思う。
うちは、今レッドソックス一色です。
(誰も話し合う人がいなくて、ちょっとさびしい)








10月22日(月)

いよいよ今日で決まるア・リーグ決勝。
インディアンズVSレッドソックス第7ゲーム。
先発は、ほんとに松阪。
くにぞうもお休みの日なので、ふたりで、
あさいちから、ああああ、どうなるのおお、とテレビを見守る。

が、松坂、好投。なんとか岡ちゃん(岡島)につなぐ。
岡ちゃん、長いイニングを無失点! くー、かっこいい!
ランナー出してしまったけど、
パペルボンがノーアウト1,2塁を
ひとりずつ切って、押さえた! パペルボン、ほんとすごー!





ペドロイアがホームラン!で、僅差だった点のリードを広げた時は、
「やったたああああ!」と絶叫して、飛び上がって、
握手したくにぞうの腕をぶんぶん振り回していた。
(あの時の顔はすごかったと後で言われました)

最後はバンバン打って、結局11-2で勝ったけど、安心できたのは9回くらい。
メジャーって、すごくひっくり返されるっぽいので。

全然当たってないオルティーズが、
もう9回にゴーグルをかけて(シャンパンファイト用)
ニコニコしてたのが、すっごいかわいかった。

ダイジェストも見て、泣く。
ラミレスの「グリーンモンスター」
(ボストン、フェンウェイパーク特有のレフトの巨大な壁)
からの矢のような2塁送球!
あの人みてると、ホームランかヒットか全然わからんわ。
壁に当たると思うと、決して走らないので(笑)。

ルーゴがガチガチで、フライを落としたところ、こっちでも、まっさお。
ルーゴは、どうも小心者のような気がする。






しかし、レッドソックスは、
その1:体が大きくて、よく打ち、走るのが遅い人。(オルティーズ、ラミレス)
その2:体が小さくて、走るのが早い人。(ルーゴ、ペドロイア、エルズベリー、クリスプ)
その3:かなりひげの人(バリテック、ユーキリス、ローウェル)
その4:こわい顔のピッチャー(ベケット、パペルボン)
その5:髪形が天パーか、ラスタ風(クリスプ、オルティーズ、ラミレス)
みたいに、
ほんとにキャラクター揃いで、見てたら、どんどん引き込まれる。
がんばれ、ベアーズみたい。
そのみんながベンチなど見ると、仲よさそうで、それがとても好き。

フランコーナー監督も、絶対松坂のローテーションをかえなかったり、
信念のある人だと思う。

あー、しかし、優勝よかった…。
緊張感で心身ともにクタクタになったので、ふたりで散歩することに。
並木を歩きながら、
「ふううー」「はあー」とふたりとも息を吐き、
「緊張ってほんと疲れるんだね」と話す。
だいぶ歩いたら、やっとまともな人間に戻りました(笑)。





10月24日(水)


大学時代の女友達3人でお昼。
ふたりとも車の運転ができるので、
すごい形の駐車場に入れていて、感動。(私、免許なし)
それから、ひとりのおうちに移動して、お茶飲んだりして、ずっと喋る。
毎回、それぞれの人生があるなあと思う。
でもこうしてまた会えて、いろんなことを話せて、嬉しい。
暮らす環境が違うと、言われたことに、はっとしたりして、気づきも多い。







10月25日(木)

朝、ヨガ。帰って、すぐに追っかけ再生でワールドシリーズ。
レッドソックス、まずベケットで1勝!!!
すごい気合いで、ほんとにかっこいい。
この人が負ける試合のほうが考えづらい。







10月26日(金)

レッドソックス、シリングで2勝目!
ロングリリーフに出た岡島の投球がすごかった。
2-1を守り抜いて、ベンチでシリングに迎えられてたのを見て、
くにぞうが涙ぐんでいた。





10月28日(日)

いよいよ松坂の登板…。
こないだみたいに負けたら全部終わりではないが、
ここまで2人が勝ってるから、ひとりだけ負けるのはつらい…。
で、すごい投球で6-0に押さえてたけど、フォアボール2つ出したとこで交代。
一応勝ち投手の権利あり。
そして連日連投の岡島、なんと3ラン打たれ、こちらまで、まっさお…。
6-5に追いつかれてしまう。

しかし、8回に3点入れ返す!
足の速いトリオの活躍やら、ルーゴのファインプレー、
松坂のヒットも出たし、終わってみれば10-5で王手をかける!
最後押さえたパペルボンに、松坂がボールを渡してもらっていた。
あー、またしても緊張感でクタクタに…。
でもほんと勝ってよかったー。ううー。
明日で決めてほしいと思う。
でないと、緊張でこっちの体がもたない…(笑)。







10月29日(月)

いよいよ今日が最後の試合となるか…。
大好きなローウェルがホームラン!
この人ほど頼りになる人いないね、とわが家でほめちぎる。
いつも大事なとこで打ってくれるし、守備もうまい。

が、また岡島2ラン打たれる!
ほんと最後の最後にこんなことになるとは。ショックだろうな。
連投でかわいそすぎ。
最後4-3でパペルボン登場。ものすごい形相で押さえました!
わが家でもガッツポーーーズ! そしてバンザイ!
くにぞうと抱き合ってよろこぶ。
ついにレッドソックス、王者に!
松坂、子供のように跳ねていた。
みんなの飛び上がってよろこぶ姿を見て泣いた。
オーナーもいい人そうだなあ。
MVPは、ローウェル。当然!

途中で余裕があった時、ベンチで松坂はフーセンガムを帽子につけられていて、
それをニヤニヤ見るオルティーズがかわいかった。

あー、いいもの見せてもらいました…。
スポーツの、この一度きりのことが、私はどうしても好きだ。
なんでだろう。
この後、優勝パレードを見るのが楽しみ…。




       ****************




夕方、サン・アドのアートディレクター、
葛西さんの展覧会「葛西薫1968」のオープニングへ、川原と。
人が多くなると見れないかもしれないので、早めに出かける。

まだ10代の頃のレタリングから、いろんな仕事のラフから、
途中経過から、印刷の指示から、全部取ってあるのだ。
すごいですよ…、葛西さん。
そして10代の頃の作品も、今つくったように新しい。

NTT DATAのポスター(一倉さんの)とか久しぶりに見ていたら、
すばらしくて、泣きそうになってきた。
文面もすごいし、デザインが崇高。

私もこの後、「スイッチ」という雑誌で、
NTT DATAの広告を5回シリーズでやらせていただいて、
(いきなり科学者の本を渡された時には、本当に死ぬかと思いました…)
それで、TCCの新人賞を頂いたのです。

そんなかんじで、ぼーっとポスターを見ていたら、
「青木さん」と呼ばれ、なんと葛西さんが早めに会場に。
葛西さんは、ほんとにいつもさわやかな風を
周りに持ち歩いているようで、さっそうとかっこいい。

で、なんか流れで、
「ほんとに、全部すばらしいですね…」とか言っていたら、涙ぐみそうに。
川原も、なんか胸がいっぱいになっていたようだった。
(川原が、自分のHPのNEWS
最近の私 11月 私の師匠について」に、文章を書いてますよ。
とてもよかった…)
私は、ほんの少しだったけど、
葛西さんと仕事ができたということの幸せを思う。


オープニングパーティが始まると、
たくさんのサン・アドの人や、懐かしい人に会えた。
葛西さんのスピーチもとてもよかった。
聞いているぎっしりの人の思いが、フロアに詰まっているように感じた。




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家に帰る途中で、今回の展覧会のためにつくられた小冊子、
「タイムトンネルシリーズvol.25 葛西薫1968」
(ロングインタビューや、葛西さんの生まれてからの歴史が詰まったもの)
を読むと、ほんとうにおもしろかった。
電車で一気に読んで、続きをお風呂で読んだ。

帰ってから、くにぞうにも、(サン・アドにちょっといたので)、
「この本、ほんっとすごいよ」と絶賛。
葛西さんの素直な感想から、詳しい内部事情、小さい頃からのおいたち、
ここまでのものが500円なんて!

川原と、後で「あれ、もう、すっごいよかったよね!」
「3000円とかでも安いよね!」と勝手に豪語。
自分達の知っている人がたくさん登場するからかもしれないが、
そうじゃない人が見ても、
ひとりのデザイナーの歴史として読みごたえがあると思う。

展覧会は、あとちょっと22日まで
銀座、「クリエイションギャラリーG8」でやってます。
(ガーディアン・ガーデンとの2会場)
何かをつくることが好きな方は、ぜひ行ってみてください。
広告以外の、装丁や、グラフィックの仕事もたくさんです。








10月30日(火)

夕飯の一品。大根葉の炒め煮。
大根についている大根葉が、ちょっとクタっとなっていたら、
私は大根との切り口を切って、お花のようにしばらく水に差しておきます。
そうすると、すごく元気になる場合多し。

そこから、ザクザク切って、ごま油で炒め、
醤油、かつおぶしを入れ、出汁をちょっと足して、煮たり。
炒めるだけの時もありますが。
カブの葉も同じに。玄米のおともに最適です。




10月31日(水)
中川ちえさんのお店「in-kyo」が、
アノニマ・スタジオのビルの中にオープンするので、
くまちゃん、華順さん、川原と出かける。

(あ、ちえさんの本「ものづきあい」(アノニマ・スタジオ)に、
くまちゃん(くまがいのぞみ)の器や、
須藤華順さんのお財布が載っているのですよ。
この本、ちえさんのバックグラウンドや、考えがわかって、とてもよかった)

4人で待ち合わせし、九段下の「まるみ」でお昼を食べてから。
お昼はいろんな定食があって、初めてなので迷う。
「季節の野菜と揚げ豆腐の定食」(だったかな…)、おいしかった!
しかも全員に違うおでんの小鉢がついてるのが、すっごいうまくて、
「こっちのも食べて」「あ、これもちょっと」とか小さく切って、
お互いの皿にほうりこんだりしていた。(家族かよ…)





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ちえさんのお店は、すばらしいたたずまいだった。
自分の目で見て、これは、というものが置いてあるのが、感じられた。
くまちゃんの器も、すごく、ここに似合っていた。
ちえさんと「もう少し小さめで…」とか話して、生まれたものもあるそうで、
なんだかそういうことって、感動する。
たぶんその形を買おうとしたら、
「私のじゃなくていいよ!」と止めに入っていた作家さん(くまちゃん)。
おもしろい…。





内田真美さんに小さいお菓子を出してもらって、
周りにちょっとはばかりながら、嵐の話も山盛りしてしまう。
周囲がついていけないマニアックな話題
(相葉ちゃんがあの時なんと言ったとか…笑)に
後で「いやいや、ほんと、もうしわけないすね…」とかみんなに言うと、
「いやいや、思いきりやってくださいよ!」とかうながされる(笑)。

お菓子と一緒に頂いた、珍しいハーブティもおいしかったなあ。
たしか菩提樹とかでは…。その小さいカップもまた素敵。
静岡のほうからこられたお茶屋さんのお友達の方だったと思う。
夕方からは、オカズデザインの方々のお料理も、堪能。うー、すばらし。
(いんきょ日記の11/1にその写真達もありますよ)
田中のり子さんや、いろんな方にも会えてよかった。



内田さんの新刊「洋風料理 私のルール」(アノニマ・スタジオ)も購入。
(家で見たら、ほんときれいで、どれもめちゃくちゃおいしいそう。
野菜で、こういうやり方もあったか、という発見もあるし、
ペーストとかつくったことがないので、やってみたいなあと思う。
またそれぞれについている、内田さんの小さいコメントが、とても役に立ちそう)

あとここに置いてある「あんざい果樹園」のジャムは、
びっくりするくらいおいしかった…。果物のスウプ的な。ぜひ、おみやげに。


「ほんと、いいお店になってよかったですね」とちえさんに挨拶して、おいとま。
これだけのことを準備されるとは、どんなにたいへんだっただろう。
でも、やりがいのあること。
みなさんもぜひ、お出かけください。
アノニマさんの本も買えますよ。