2005年8月下旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。



展覧会の前日まで、です。
せっぱつまったりしてるけど、今思うと、
全体に、よくやったんじゃないかなあと思ったりします。




[2005年8月下旬]


8月20日(土)

今日つくれば、まだ一番最後の釜入れに間に合うということで、
最終制作。くまちゃんは途中からニチニチだったので、
そこからはカワハラとふたりで。
夕飯は、今までお稲荷さんやパンなど買ってきてた時もあるが、
今日はそれも余裕がなく、近所のコンビニで夕食探しだ。
「くまちゃんがいないと、こうも違う(笑)」 と言いつつ。

さすがに、日頃からおにぎりやパン以外の主食は
そんなに買わなくなっているので、
何がちょっとでも体にいいんだろうとぐるぐる店内を回ってみるが、
もうどれでもそんなに変わんない気もして、
みそ汁、カップ麺、カレー、ツナサラダなどを買う。

カワハラと分けながら、「うん、なかなかいけるね」
「カレーもおいしい」 なんて言っていたのだが、
最後になって微妙な油っ気を感じ始める。
これが続くと、ちょっときついだろうなあとは思う。
(こういう時は、冷えとりしてても、これ、体に悪そうだなあ…と
いやがったり、心配せず、食べ物に感謝していただくことだ)

そして深夜まで制作してたら、土日というのを忘れてて
初めて終電をのがしてしまった!  わー、びっくり。
深夜に戻ってきたくまちゃんと会い、あと少しだけ制作。
そして明日もニチニチ日曜市だったりとか、
まだいろんな作業を抱えてるくまちゃんに
「大丈夫、タクシー拾えるから! ちょっとでも早く帰って寝て~」
と言ってたんだけど、広い道まで一緒に来てくれる。
タクシーで暗い夜の中を帰宅。
粘土をさわるのは今日で最後、と思うと、なんか不思議な気持ち。

帰ったら、くにぞうが寝ていて、
テレビ画面に見てなかった先週のスマスマが流れていた。
たぶんつけたまま寝てしまったのだろうけど、
タクシーになったと留守電入れておいたので、
つけておいてくれたのかも、と思った。
なんかうれしかった。
画面の中で、メンバー5人が笑いながら喋っている。
なんだか、にっこりしたくなる。
寝顔のそばで、しばらく無音のまま画面を眺めていた。






8月21日(日)

目が覚めて、「昨日スマスマつけといてくれたの?」 と聞くと、
「そうだよ」 と言っていたくにぞう。
(ま、こういう時、得点あげとかないとね)
午後、ふたりで久々に近所に食品など買いに行った。
こういう普通ののんびり、ってとても幸せ。

夜は、なすの味噌炒め、冷ややっこ(早めに冷蔵庫から出したり)、
豚とエリンギとキャベツを無水鍋でただ蒸し煮にしたもの(塩味)。
あとぬか漬け。(キュウリって1日でも、長く漬けてても
どっちでもいけるので、失敗しらずって感じ。ぬか漬け王だ)

くにぞうが「なんかエリンギってこうすると、
食感がアワビっぽくなっていいね」だと。なるほど、そうかも。

最近連日の作業で、首がガチガチになってたので、
くにぞうに楽健法で肩の周りを重点的に踏んでもらったら、
すーっとラクに。ばったり早寝。

※首や肩が固いと眠りにくくて、バタバタしちゃうことありますよね。
寝る直前に半身浴したら、そういうことは少ないけど。
疲れがひどくて、頭や肩が固いなーと思ったら、
私は半身浴の最中にも、本は雑誌スタンドに立てかけて、
首筋を押したり(片手で首を絞めるような形で、横や後ろの筋を押す)、
頭やおでこ、耳周りなどを両手でゴリゴリマッサージしてます。




8月22日(月)

今日は、くまちゃんちで
制作&展覧会の細かい打ち合わせ。
昨日のニチニチ日曜市に出た「アムプリン」も頂いた。

ひまわりが咲いていた。
夏は、まだ、ここにいる。







8月23日(火)

ほんとうにこれが、最後の本焼きの日。
くまちゃんは何時間も立ちっぱなしで、
素焼きした物の釉薬をはがす作業をしている。
私はノートパソコンを持ってって、作品のリストをつくったりも。
作品群は最後にちょうどぴったし!のスペースで釜に収まり、
3人でうまくいきますように!と釜に手を合わせた。

夜は、私のおみやげのちりめんじゃこや、田舎からの野菜を使って、
くまちゃんがししとう炒めなどをつくってくれた。それから
「どうしてもみそ汁が飲みたくなって、家で昆布を
水につけといたんです」と、そこからみそ汁もつくってくれる。
そして何もかもが「くう~~~~~!」と染みる味わいだ。







「みそ汁ってほんと発作的に飲みたくなるよね」と話す。
(またくまちゃんの出汁は、丁寧でおいしいから、なおさら)
そして、これでほんとに作品づくりは終了。
でも前日の明け方まで直せる紙の作品と違って、
早く仕上がってるのって、精神的にはいいかも。
「あっというまの、暑い3ケ月だったね」としばし振り返る。




8月24日(木)

たまりにたまっていたHP作業。
早く先へと進めたいのに、久々に日記書くのがすごく楽しくて、
メモを見ながら、どんどん書いてしまった。
おもしろいとこだけ短く、みたいなのが目標なのに、
ずっとだらだら書いちゃって。勉強だ…。でも、ま、いいか。

そしてやっぱり私は、こうやって家で書いたりするのが、
すごい性に合ってる気がした。そういうことに気付いて、
またそれをいいと言ってくれたりする人がいて、なんていい人生。
(お返事はできないんですが、頂いたメールにも
すごく力をもらっています。こんなのでも、ちゃんと
読んでいてくれる方がいるんだなあと思って。ありがとうございます。
また感想などありましたら、送ってみてくださいね )


そして誰も、強くそう願っていれば、
回り道になって、とても遅くなっても、
いつか、きっと、ひょんなことから、巡り巡ったりして、
自分に合っていることに出会えるはずと思う。




8月25日(木)

カワハラ、くまちゃんと「ギャラリー it’s」の須藤拓也さんの陶展へ。
同じ形で色の違う器が床にディスプレイされたりしていて、
すっと、いい緊張感のある空間になっていた。須藤さんともお話でき、
白の内側に銀がほどこされた美しい器をひとつ購入。

みんなと別れ、そこから銀座松坂屋のfinerefineへ。
なんとなくドキドキして店内を見回すと、
「ひとりがけの椅子」がすごくいいところに並べてあって、
はあっと息をのむ。静かに感動して立っていたら、
何も知らない店員さんがかなり遠くから見ているのに気付き、
平静を装うが、何度かぐるぐる回って、ちらちら見てしまった。
ユトレヒトさん、ありがとうございました。(詳しくはnewsを)

今日は平日で雨なのに、
時々女の人がひとりでふらっと入って、静かに本を見ている。
大人っぽい場所です。



(↓ここ、勘違いして、先週の日記に書いちゃってました)

そこから、クー・ド・ビーのハンカチや
コースターも扱っていただいてる
祐天寺のカフェ、h.l.d CLOVER(エイチエルディー・クローバー)
にDMを置かせてもらいに。ずっとごぶさたしてたのだが、
相変わらずキョーコさんは、明るくて、元気で、きれいだー!

ちょうど外では台風が接近してきてたので、
おいしい今日のプレートを頂きながら、
あれこれのんびりとおしゃべりできて楽しかった。
私がスマップ、剛君ファンだとカミングアウトすると、
「えー、意外~!」とすごいうけてて、そっからまたいろんな話も。
ほんとにおいしくて、気持ちいい場所なので、ぜひ行ってみてください。


8月26日(金)

展覧会の前に作品の撮影をしておきたいので、
くまちゃんに鍵を借りて、カワハラとアトリエへ。
最後につくった本の形の作品が、どれもいい感じでうれしい。
今日の夕飯は、おにぎり、かんぴょう巻き&カップのみそ汁。


夜、友達とメール。
旦那さんとの体感温度の差で、冷房がつらくて、という友達だ。
ちょっと前に相談されて、かなりつらそうだったので、
私が持ってた絹の重ね履き靴下セットなどを送ってあげたら、
「気持ちいい~。すごくいいみたい」と言ってくれた。
そして「今、何も揃ってないだろうから、下は冬のズボンでも出して、
下半身は冬って感じにしたほうがいいと思うよ」とか、
「冷房の場所での恐怖心が余計いけないから、
もう下だけ包んで、包んで、我慢しないようにして。
あとは半身浴を1日何度でも、できるだけして」 とか、いろいろアドバイス。

しばらくしたら、彼女のところにうさぎの会の商品も届いて、
「絹ってこんなに気持ちよさ、違うんだねー。
あとレッグウオーマーと腹巻き持ってるだけで、
どんな冷房の場所にいってもほんとに安心…。 ありがとうー!」と
ものすごく感謝してくれた。また そういう経緯を見てて、
旦那さんも冷房を弱めてくれたそう。

私の冷えとりの本は前から読んでくれてたんだけど、
「いざやってみると、ほんとに体がラク」と。
私も古くからの友達に、こんなふうに
役に立つことができたのかと思うと、 ほんとに嬉しかった。
冷えとりをしようか迷ってる方、
まず絹達の気持ちよさを味わってみてくださいね。



8月27日(土)

今日も午後、くまちゃんちで撮影の続きをするはずが、
ずうっと調子の悪かった家のDVDレコーダーがついに故障!
マジっすかーーー!!!
よりによって今日スマップ、しんつよの
24時間テレビなんですけどおおー!

気を取り直して、頭をぐるぐる回転させ、大型電器店へ猛ダッシュ。
そして急いで変なのを買わないように、必死に質問して、
(私がかなり詳しいので、店員さんも驚いてたかも)
裏番組も録れる同じメーカーのレコーダーを即購入!
即タクシーで家へ! 車中からカワハラに遅れるかも、とメール。

家に帰って、さあ配線、設定、と身構えたが、
なんか今までの経験と、同じメーカーだったこともあってか、
たぶん1時間弱くらいで全部できちゃった!

だもんで、あんまり遅れずにアトリエに行って、
カワハラに、いやー、今朝からこうで、こうでさー、と話すと、
「え! 朝から電気屋に買いに行って、帰って、つないで、
もう予約してきたってこと?!」とたまげてました。
「うん、自分でもびっくりしたけど、できたはず」と私。
「すごいねーーー」と驚くカワハラ。

そっから急いで撮影の残りをして、
なんとか24時間テレビのオープニングに
間に合う時間に戻れそうだったので、駅まで走って先に帰る。
ちょっと遅れて戻ったら、機械は正常に動いてた~。
ありがたや~。

緊張ぎみの剛君の顔と、
大丈夫だから!みたいな慎吾ちゃんが並んでて、
そんな弟コンビが、すごく愛しい感じ。
そして予想に反して、他のメンバーがすぐに登場して驚き!
中居君、女装なんですけど! 
「剛君、もっとしゃべろ」という自作ファックスに笑った。
でも司会役の、特に剛君のこと心配で、
笑わせたかったんだろうなーと思った。

あー、しかし、朝はあせったけど、新DVD機が来たことで、
後は録りっぱなしでほっとけば、最高100時間くらい録れるので、
展覧会前のせっぱつまった今、 逆にラクになったと気付く。
ありがたいことです。そんななりゆきにも感謝。


8月28日(日)

連日、なんか妙な時間にパンをかじったり、
へんな食事が続いてたせいか、
朝起きると衝動的に出汁をちゃんと取ったみそ汁が飲みたくなり、
うおお~~~~!!!という勢いでつくる。
(こないだくまちゃんちで飲んだおいしい印象が残ってたのかも)
昆布といりこを水から入れ、沸騰する前に出して、かつお投入。
うちは煮出し用のかつおなので、数分ふつふつさせて終わり。

ごはんも冷凍のを出してくるが、もうちょっと前ので、
端っこが固くなったりしてるやつしかなく(恥ずかし~)、
それを解凍し、少量の出汁でちょろりと煮たてて
(こうすると米粒がふっくらする)、
最後に水分を飛ばすようにする。(私が勝手に考えたやり方)

その「ほんのり出汁味ごはん 」に
ネギ、しそ、みょうがを刻んで混ぜ、ゴマ、醤油もふり、混ぜご飯に。
それと、ただ具なしのみそ汁で頂いたら、
「あ~~~~~~、しみるわあ~~」みたいな声が出る。
くにぞうも「このごはん、やるね」と言ってくれた。

それから、遅れた日記を必死に書く。
休憩の時に、くにぞうに「今日記、6月で止まってるんだよ」と言うと、
「じゃあ、『6月ですねー。えー、7月も終わり、今は8月です』」
ってすれば?」と言っていた。あほだ。でも笑った。


24時間テレビはほとんどDVD録画にまかせっぱなしだが、
最後のあたりだけ、生で見る。
冒頭から「あなたにとって『生きる』 とは」
という質問をみんなにしていて、いろんないい答があった。
そしてその時自分で、はたと考えてみて、
「私にしかできないことを、ずっとやっていくことかなあ」
となんとなく思っていた。

そして最後に徳光さんが剛君に質問したら、
数秒言いよどんでいたけど、
「なにか、自分にしかできないことを見つけて、
まっとうするという気持ちになりました」 と言っていて、
ええっと思う。
そして、ああ、なんか同じだ、と思って、ものすごく感動…。
今回の展覧会でも「シメイ」、 「マットウ」という言葉を
陶板に書いたりしていたのだ。

剛君の、こういう心の中のことが、好きだよと思う。 (他も全部だが)
昔からラジオや雑誌で言ってることも、そう。
忘れられないのは、はるか昔にラジオで、
桜を見て、「あー、春だなあ。俺って生きてるんだなあ」
と思ったと言ってたこと。(うろおぼえですが)
なんかうまく言えないけど、
そういうふうに生きてる剛君が好きです。





8月29日(月)

午前中に急いで、できた分の日記をアップ。
午後は、 くまちゃんちで作品の梱包。
数々の展覧会等でも慣れているとはいえ、
さあっと梱包材を切って、包んでいくくまちゃんの敏速さよ。

夕飯は、またくまちゃんがおにぎりを握ってきてくれていた。
3種類で、じゃこ&ごま、高菜&七味、
そしてしおりちゃんお手製の梅干し入り。おいしい~!
あといつものように野菜のおかずたちも。
「最後の晩餐だね」と言いながら、3人で乾杯した。

そしてまた急ピッチで包み、
なんとか終電前10分前くらいに奇跡のように終わる。
細かいのも数えると、全部でゆうに300個以上はあるはずだ。
いよいよ、あさって搬入。ついに、だ。


8月30日(火)

展覧会用の「ひとりがけの椅子」を数十冊梱包し、発送。
そこから会期前にせめて7月分を、と思って、
ぐわあ~~~~~~っと日記を書く。
深夜、もーろーとしてくる。でもいやな感じではない。
何か間違ってないことを祈る(笑)。


8月31日(水)

搬入の日。 くまちゃんが車で運んでくれた作品達を降ろして、
ひとつひとつ飾る場所や、乗せる台などを決めていく。
さすがに300点もあると、置く場所を決めるのは至難の技だ。
特にくまちゃんとカワハラが中心になって、
点数をしぼったりして、全体がすっきり見えるよう試行錯誤。
ギャラリーの明るく、広い窓もほぼ全面的に開け、
ベランダに出て休憩できるようにもした。


ギャラリーのおふたりにも陶板を掛ける壁を設置してもらったり、
さまざまにお手伝いいただく。
そして朝の11時から作業して、夜11時前についに完成。
見回すと、気持ちいい空間になったのではないかなと思う。

そこからくまちゃんに車で途中まで送ってもらう。
「いやー、終わってよかったねー」
「明日、みなさん、どんな服にされますの?(笑)」
など車中で少し打ち合わせやら。
「疲れてるだろうから、運転気をつけてね!」 と別れるが、
こっちのほうが寄る年波で、駅の階段を
カワハラと上るのに、「足が重すぎ~(笑)」 とよろよろ。
「明日、がんばろー」と別れる。

戻って、だいだいやっておいた日記を直して、
アップしようとしたら、何か記号が狂ったらしく、
何度やってもあちこち指定の場所に飛ばない! 
うそー。こんな時間にー!

でもあきらめずに、しらみつぶしにHTML言語を見ていくと、
やっぱりジャンプの記号が変になっていた。
ドリームウイーバーで更新する時に、
ファイル名を変えたら、リンクも更新されるのかな…、たぶん。
(いまだに全然よくわかってない)

でも言語を習ってた強みで、
その記号をいちいち変えていったら、できたああ~~!! (号泣)
スイセイ先生、ありがとうございます、と明け方に感慨深げ。
明日、遅刻しないように、気合いを入れて寝る。