2009年9月上旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。





[2009年9月上旬]




9月1日(火)

余ったゴーヤを、ぬか漬けに入れてみたのを、出してみた。
おいしいような、そうでもないような…。
ただ半分に切って、タネを取って、入れただけ。
やっぱり苦味は残っているようで、それは好きな感じだけど、
炒めたほうが、より好きかな。
でも余ったら、入れてみたらいいのではと思う。








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楽天は、ものすごく大事な西武との3連戦、初戦。
岩隈は、全員から三振を奪うという、すごいピッチング。
がっ、9回裏、2-1で負けている…。

そこを代打、憲史が涌井の初球をたたき、同点タイムリーーー!!!(泣)
やったあーーーー!!!
憲史は、おすもうさんタイプの体形なので、
ここで小坂と並ぶ「ちびっこコンビ」の、内村が代走に。

内村も、いつもスタメンではなく、
守備固めや、代走で出てくる、ちっちゃい選手。
今選手名鑑で調べたら、ななんと163センチ!!!  えーーー!
(小坂は167センチで、私とほぼ同じくらいだった)
うーわーーーー、ちいさーーい。



その内村を2塁において、
リンデンがセンター前に浅いヒットーー!!!
「きゃーーーー!!!」と立って叫ぶ私。
もう3塁を回って、超高速回転で走っている内村。

地元放送で、楽天寄りであるアナウンサーの人も、
「俊足の内村、どうかーーーー?!!!
セーーーフ!!!! サヨナラーーーーー!!!!!!」
とものすごい興奮ぶりで叫んでいた。



浅いヒットだったので、
センターからすごくいい球が帰ってきて、ほぼベースの真上で捕球。
急いでタッチへ。
しかし、そのキャッチャーの足の間に、
すっと入れ込んだ足が一瞬速い!!!   神業!!!

ヒットを打ったリンデンは、また水をかけられまくり、
岩隈もベンチから飛び出して、
みんな小学生みたいな笑顔で、めちゃくちゃ飛び跳ねていた。

その後も興奮おさまらないアナウンサーの人、
「これは、内村だから、
回した(走れ、と手をぐるぐる回す)という西コーチ…。
3度目のサヨナラ勝ち、すごいゲームになりました…」と言っていた。


その後、何度リプレイで見ても、内村の足、はっやーーーい!
ゲームに出てくる人みたーい。
めっちゃかっこいいーーー!!!



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お立ち台で、岩隈は、
「クライマックス狙える圏内にいけると思ってますので、
飛ばしていこう、という思いと…」
というところで、何か思い直したように、一拍おいて、
「本気ですから!」
と少し笑いながら、強く言った。
おとなしい仙台のファンも、この言葉に、どおっと沸く。



この、「本気ですから!」が
のちのち、みんなの合言葉みたいになる。
この試合が、発祥の地だ。

いやー、大っきい人と、ちっちゃい人と、
役割分担で点を取るって、漫画みたいな展開…。
今見返しても、感動…。

これで岩隈完投の、11勝目。
チームは、なんと5連勝!
4位西武とのゲーム差は、4に広がる!!!








9月2日(水)

くにぞうの誕生日。
また高山さんの本(「高山なおみの料理」)で、
皮から餃子をつくりました。

包んだりするのは、テレビのある部屋の
テーブルで、座ってやってます。






ちょっと、盛りつけがなんなんですけど、
茹で、焼きと、両方堪能。おいしかった…。










9月3日(木)

仁侠ヘルパー、8話をくにぞうと見る。

(以下、ネタバレ)
リコちゃんの組の若頭?のお兄さん、実はいい人だったんだな…。
どの人にも、いいセリフがあるなあ。

病院で、敵対する鷲津組の組長が、
彦一に連れられてエレベーターに乗り込む時、
入れ違いに開いた正面のエレベーターに
リコが乗っていて、というシーンの演出が、すごい…。
あれ、秒単位でやり直したんじゃないだろうか。
ナイフを出したところで、終わる。


「うわー、どうなるん…?」とくにぞうに言う私。
その直後に電話が来て、
「クロネコさん(宅急便)だ…」と言うと、
「なに? クロネコ組か?」
と仁侠の、彦一の真似で言うくにぞう(笑)。

「ペリカンのシマ、あらしやがって…。
もしクロネコにのっとられたら、くいもんは魚ばっかりだぜ!」
と、無意味なことを言っているので、
「ペリカンだって、魚じゃん…」と笑いが止まらない。

その後も、
「今日の楽天、(録画)予約入れたのか?!
そう何もかも、いっぺんにできやしねーぜ…」
と、ひとり芝居のくにぞう(笑)。
仁侠ごっこは続く。








9月4日(金)


本のイラストについての、電話打ち合わせなど。
そして、いろいろ考える。



夕飯の一品は、トマトスープ。
生のトマトと、トマトカット缶、ケチャップ、にんにく、
野菜もてきとうに何でも入れる。おいし~。

器は、メディアファクトリーの、
冷えとりの本をデザインしてくださってる千葉さんに
2冊目ができた時、頂いたもので、
スープやサラダに、かわゆしーー。
(ほんとは、側面の柄がまた、北欧チックでかわいいのですが…)






あと、ちょうどこの日記を書いている今、
「ちばさんの机」オフィスの机探検隊 編(メディアファクトリー)
という本が出ています。(11/20発売)

これ、いろんな会社での、男女合わせて13人の、
机周りや文房具などが、たくさんの写真入りで紹介されてる本で、
このメディアの千葉慈子さんのが、トップで紹介されてます。
ほんとにかわいくて、なんとも癒し系な机周りなのですよね…。
こんなふうな環境をつくられてるから、
かわいくて、いい本ができるんだなあと思いました。

私、机の周りって、ほんとに事務的だから、
ちょっと意識を変えないと、とか思ったり。
自分の机とどんなに違うのか、とか、文房具に興味のある方、
楽しいので、ぜひご覧になってみてください~。








9月5日(土)

劇的なサヨナラから、その後は4連敗なのだが…(うー)、
なぜか西武も負けていて、2ゲーム差が保たれている。
試合の途中で、他球場の西武の点差が出ると、
「うわー!! 勝ってる…(がーん)」
「はあああーーー! 負けてる!!!(ごめんね、だけど、よっし!)」
と息をのむ日々。







9月6日(日)


剛君の映画、「バラッド 名もなき恋のうた」を見に、くにぞうと。
よかったです…。
また最初から、最後まで泣いていた気がする。

(以下、ネタバレ)
廉姫を演じるガッキーも、ものすごくよくて、
ストーリーも破天荒なのに、存分に楽しめた。
悲恋というのは、ほんとうに、
成就する恋よりも、胸にくるものだな…。

でも又兵衛(剛君)は、ほんとうは思いを告げないまま、
流れ弾に当たって死ぬはずだったのに、
少しでも長く生きられ、国を救うことができ、
身分の違う廉姫に、
「自由に生きよう、お前と」と言ってもらえたのだ。

やっぱりあのシーンの、ふたり、最高…。





あと、まだ子供ながら、若き兵として戦場に出る
文四郎役の、吉武怜朗君が、すごくよかった。

そして戦国と現代のタイムスリップということで、
戦国の人が現代の携帯に驚いたり、と
笑えるシーンもたくさんあるのに、自然でいい。

パンフレットもよくできていて、
「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎監督の、思いも伝わってきた。

剛君は、いい作品に恵まれると思う。
それは、彼の才能と努力を、見込まれてのことだと思う。




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安田隆行厩舎のシンメイフジが、
新潟2歳ステークスで1着!
なんか、まだ遊んで走って、ランランランとゴールしたように見える。
この馬、強いのでは!

小倉では、同厩舎のダッシャーゴーゴーが2着になった。



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楽天は、4連敗中です…。
今日は9回裏まで、3-3の同点。しかもすでに、2アウト…。
代打は、中村真人。
(時々ライトを守ったり、めちゃくちゃストライクじゃないボールを打つ
悪球打ちのバッターとしても知られている)


緊迫した空気の中、真人、パカーンと打つ。
アナウンサーが、
「センターへ! 打球は伸びていく! 
伸びて、伸びて、頭を越えるか、おーっと取れない!
サヨナラーーーーーーーー!!!!!! 」

センターは、日ハムの名手で、ベストナインにも選ばれた糸井。
たぶんバックホーム態勢で、ずいぶん前に守っていたのだと思う。
ボールと同時に、矢のように走って走って、バックし、
最後に振り向くように追いつき!!!、
グラブをしてないほうの右手で必死につかもうとしたが、
手から落ちていった…。

しかし、あれは落としたのではなくて、
糸井じゃなければ、あそこまで追いついてはないだろう。
すごい選手だと思う…。





しかし、サヨナラヒットだああーーーー!!!
真人は、リンデンに飛びついて、抱っこされたまま、
ガッツポーズしつつ、うおおお!と雄叫びをあげていたら、
そこに何人も飛びついてきたあげく、 しまいには誰かに投げ飛ばされ、
ころがりながら、水をダバダバかけられたうえに、
走って逃げる途中で、直人にユニフォームを脱がされていた(笑)。

そのうえ、整列するために戻ってきたところへ、
草野がロージンバッグ(投手のすべりどめ)で、
頭をポンポンたたきまくって、白くしていたし、
万歳三唱をした後では、直人がなぜか真人に飛びついて、おんぶ…。
いやはや、ここまで手洗い祝福って…(笑)。
全員、小学3年生くらいです…。めちゃかわいい。
真人よかったねえ…。
チーム内で、おもちゃのように、かわいがられているのがよくわかる。



お立ち台では、
「ちょっと糸井が知り合いなもので、
『取んなよ、糸井!』と思いながら、祈ってました」と言っていた。

「皆さんの声援が必要なので、応援に来てください!」とも。
Kスタに降り注ぐ夕日の中で、
にっこおおおーっと笑った真人の笑顔が、忘れられない。







9月7日(月)

仁侠ヘルパー9話。
(以下、ネタバレ↓)
つかまったリコちゃんを助けに行くシーン、
夕日をバックに全員が横並びで歩いていくところ、最高…。
乱闘シーンも、やっぱり、かっこよかった…!
頭突きという技を考えた人、すごし!

夏夫さんが亡くなるシーンも、ほんとによかった。
特に晴菜ちゃんが、
不自由な手で「花ありがとう」と書かれた
スケッチブックを引き出しから見つけた時に、ぶわっと号泣…。



そして涼太に誘われたもんだから、
遊園地に行ってあげた彦一、
照れ隠しに競馬新聞を持ってて、超かわいい…。
園内での煙草を係員に注意され、キレた瞬間に、
アトラクションの水が頭から、どばっとかかったりも…(笑)。

泣かせるとこ、かっこいいとこ、おもしろいとこが、
ほんとに絶妙に混ざってて、
役者さんもやりがいのある脚本・演出だと思う。





9月8日(火)

川原とイラストの件で、打ち合わせ。
カフェでやったのだが、
まだ冷房が効いていて、びっくり。持っていった衣類を着込む。




夜。岩隈、自身6連勝で、12勝目!
「本気ですから」という
プラカードを持った女性が、スタンドにいた。
「ほらねー!!!! 
絶対つくってくると思った~」とくにぞうに言う。

お立ち台で「投げる試合、全部勝ちます!」と言う岩隈。
かっこいい…。
しかし西武も勝って、3ゲーム差は続く。







9月10日(木)

柏木江里子さんの参加する
「かみみの -美濃から生まれた紙の道具展」へ。

待ち合わせてお昼を食べた後、
神楽坂の「フラスコ」というお店へ。
江里子さんのは、とても繊細なラインが入ったレターセット。
うっすら、見えるか見えないかくらいの線。きれいだった!

「フラスコ」もいろんな展示をされているようなので、
神楽坂に来られたら、ぜひ。








9月14日(月)

ちょっと実家に帰省していて、東京に戻ってくる。
うちの近くの電車の中で、草食男子を見かけた。
トイメンに座っていて、
おばさまふたりに、さっと「どうぞ」と席を譲ったのだが、
まだ余裕があって、「美人の間に座りなさいよお~」とからまれていた。

しかし、「いえいえ」という感じで立っていて、
おばさま方が降りた後で、ひとり座る。
実は、周りに同じようなスーツを着た若い男の子があと4人くらいいたのだが、
その草食君だけ、仲間の会話に加わらず、
文庫本を取り出して、ひとり静かに読んでいた。
その文庫本も、カバーを外した、日にやけた古本だった。


顔は、スピッツの草野さんと、NEWSの錦戸君を足して2で割ったような感じ。
こういう人、実際にいるんだなあと、しみじみ見てしまった。
しばらくしたら、みんなで降りていった。
何の仲間なんだろう。
あの人は、どういう人生を送るんだろう、
同じような、文学好きなかわいい彼女がいるのかな、とか、
いろいろ想像してしまった…(笑)。




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いよいよ、仁侠ヘルパー、ラス前。
さびしーーーー。

(以下、ネタバレ)

晶(施設のオーナーで、彦一と敵対していたのだが、
だんだん彦一を知るにつれ、頼りにしていく。涼太のお母さん )
の若年性認知性が進んで、
ついに風呂で自殺をはかった時、
カンが働き、
涼太に見せないように、
「外出てろ!」と涼太をドアの外にほおり出し、
倒れている晶を見て、
「バカヤロー!」と飛び込んでいく彦一、かっこいい…。



そして、晶と涼太が彦一のいる施設に入ることになったのだが、
ある夜、晶が錯乱状態になって
「お家に帰るわよ!」と涼太を引っ張っていき、
誤って、涼太の頭が床に打ち付けられるという事件が。

その後、涼太は、彦一の隣の大部屋で寝ることになって、
小さい声で泣いていた。
そしたら、彦一が「俺の部屋、蚊がいんだよ」と嘘をついて、
すぐ近くのソファに寝てやったのだ。
涼太は涙で濡れた顔のまま、彦一のタオルケットの端をつかむ。
その伸ばしてきた小さい手を、彦一がにぎってやるとこで…私ぼろ泣き。
涼太は我慢していたのに、糸が切れたように、大きい声で泣いていた。



その翌朝、涼太の頭のたんこぶに気づいた晶が、
「私、何かしたのね、教えてよ! 覚えてないんだから!」
と彦一に言った時、ひとこと、
「わざとじゃね」
と言ったのにも、泣けた~。

いろんなところの、短いセリフが、すごいいい…。
男気って、こういうもんだろう。

彦一と晶がひかれあっていくのも、なんか自然。
加藤清史郎君演じる、涼太も、ほんとに上手で、かわいい。
あと一回で、終わりとは……。うううーー。





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夜。くにぞうが、私が帰省していた間の
楽天の試合がまたすごかったから、
「見ろ見ろ!」と言って、録画を見る。
マー君が投げて、9回まで3-1で負けていたのだが、
3-3に追いついた後、
鉄平が、人生初の満塁ホームラン!!!!!を打って、
7-4で勝つという!!!

そんなホームランの後でも、鉄平は、淡々としたインタビュー。
前世は、武士では…。超かっこいい…。
マー君は、満塁ホームランに「鳥肌たちました」と言っていたらしい。
奇跡的な試合が、次々に起こる。
この日をはさんで、6連勝なのですーーー!!!
ほんとに、いけるかも!




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夕飯は、私が疲れて帰ってくるだろうと思って、
くにぞうが全部つくってくれてました! すごい!


アボカドとマグロのマスタード和え。






鶏ささみときゅうりの和え物。




エシャレットのマヨ味噌。





「ゆるゆる冷えとり日記」にも載せた、茶わん蒸し。
鶏ひき肉とぎんなん入り、上に三つ葉。
やるーーー。




あと、いつもの煮豚&煮卵や、
マグロの余ったのを、湯引きにして、ズケのようにしていたり、
全部おいしかったです!
すばらし~ね!

洗濯もして、掃除機もかけておいてくれました。
ほんとに、幸せ者だと思う。私は。








9月15日(火)


くにぞうが使っている、
私の昔のマックのノートブックが壊れてしまい、
(ある角度以上に開くと、暗くなって見えない…)
急に購入することにした。
私が帰省していた間、くにぞうは、
そおっと70度くらいに開いて、傾けて打っていたらしい。
しかし、もう首と目が限界だそうです…(笑)。


なので、くにぞうのが、
私のより新しいノートになってしまったぜ!
いろんなところに電話をかけて、
「このワードは、このOSに対応しているんですか?」とか、
「プリンタは、インストールがいるんですか?」とか聞き、
設定してあげる。

私も全然詳しくないが、昔のパソコンより、
ずいぶん、そのままで使えることが多くなっている気がした。
LANケーブルをつなぐと、もう勝手にネットとつながったり。

普通はダンナさんが、こういうのやると思うんですけど、
くにぞうは全然できないので、
やもうえず、かろうじて私のほうが詳しくなっております(笑)。
テレビの配線も、全部できます。
やってみれば、あれは簡単。








9月16日(水)

仁侠ヘルパーが終わるのが、あまりにさびしくて、
公式HPをのぞいてみたら、いっぱいの書き込みが!
めちゃくちゃ読みまくって、
「そうだよね!」「うん、うん…」とかうなずいていたら、かなり刺激され、
私もいっちょ書いて送ろう!とやったてら、
ものすごい長文になってしまった(笑)。

で、まあ、いいかと送ったら、
後で見たけど、採用はされてないようでした。がく…。
ま、長すぎだし、熱くなって、話があちこちいきすぎてたしね…。
しかし私、いったい、なにをやっているのでしょう(笑)。
こうやって人生が終わっていくのだ…。
でも、ま、いいか。楽しいし。



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夕飯の一品は、プチトマトと三つ葉(たぶん…)のパスタ。
塩味で、トマトを切って入れるパスタが
あっさりして、簡単で、けっこう好きです。
さっさと炒めるだけ。
三つ葉(たぶん…)も合いました(笑)。