2008年1月

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。




[2008年1月]


1月8日(火)

実家から東京に戻ってきたら、やることがなんかいっぱいあって、
家の中をあっちこっちと、小走りに行ったり来たり。

双方の実家で、いちおうお掃除などがんばったので、
手や爪の周りが切れてたりして、けっこう痛い。こんなの久々。
バンドエイドしてから、
シルクの薄い手袋があったので、それでパソコン打ったらいい感じ。
これって、いつも使ったらいいのかも。
私は、家の中で手が寒いということはないんですけど、
パソコンの時、手が寒いという方は、いかがでしょうか。








1月9日(水)

くまちゃん、川原と「マッチ展」の搬入で落ち合ってから、
下北沢の「七草」へ。
年末年始、忙しかったから、ものすごくたのしみで。

はー、全部、泣きそうにおいしい。
またリカさんが、頂き物を出してくださったり、
お母さまのピーナッツ味噌をおみやげにいただいたり。
うなります…。
ずっと田舎にいたから、都会の夜に女3人という感じで、
日本酒少々で、大人だね~、幸せだね~、といろんな話。
いつもだんどってくれる、くまちゃんに感謝。






1月10日(木)

ヨガの後、
華順さん、しおりちゃん、くまちゃん、くにぞうで、
またおいしい、おそばやさん&カフェへ。
ここのケーキをはじめて食べた華順さんは、目をまんまるにしていた。

その前に谷山さんに教わった製麺所で、
みんなでやきそばの麺を買ったりも。
自分ちの地元で、こういう友達と買い物って、なんか不思議な気分。



          ************



解散した後、今日仕事でヨガに来られなかった川原が家に来てくれて、
本の企画のことで、いろいろ話。
そのまま、くにぞうと3人で夜ごはん。

やきそば、
豚と薄切り大根、ほうれん草の塩鍋、
そして昨日くにぞうが茹でて残ってたソーセージ入りの
パスタ(ペンネとスパゲティが混ざってるんですがあー)も食べねば、と
即席でケチャップ味のナポリタンみたいな感じに。

「麺と麺と鍋っていったいどうよ…」と笑いながら、
スーパーにもう出ていたウドを酢の物にして付け加える。
「私は麺なら、いくらでも食べれるよ」と川原さん。
「特に川原、このナポリタンもどき(洋食の横についている)が
好きなんだよねー。私、あれ、かなりダメだけど」と言うと、
「あの、ちょっと乾いたようなやつがいい」とのたまわっていたので、
わーと思う。

やきそばは、薄いソース&塩味。キャベツと豚肉で。
麺が細麺で、おいしい!
麺好きふたりが盛大に食べてくれ、完食。












1月11日(金)

年末年始、いろんな場所で考えていた
本の企画の文章を、連日いっきに、取りつかれたようにバンバン打つ。
手はまだ痛いけど、すごいたのし~。

私、こんな、たのしーんだなと改めて思う。

私、自分の好きなことをやれているんだ、と思う。

ほんとうに幸運に感謝する。






1月13日(日)

今日は、鍋の蓋から、リモコン、梅酒、うどんまで!
何でも床に落としてしまう日であった…。
なにかあるのかも。レベルが下がってるのか?

とりあえず、いちいちぐっとこらえて「ありがとうございます」と言う。
梅酒の小瓶の中身が床にぶちまけられた時は、さすがにへこみましたが、
「ありがとう」だけは、言わないと、と。
その後、落とした茹でうどんは、
タッパーの蓋の上になぜか見事に乗って、セーフ!
という離れ業をやってくれました。





1月15日(火)

本の文章(というか、内容というか)を、
打ってできた分だけ、担当者の方に送る。
(後で、こんな感じで進んでいいのでは、ということで、ほっ)
ちょっと、ひといきつく。



         ************

で、めちゃくちゃ楽しみにしていた、 「ガキの使い」の年末のスペシャル
「笑ってはいけない病院24時」を夜、くにぞうと見る。
いやあー、期待通り!

長いので、途中でやめるが、最初の梅宮でもう爆笑…。
遠藤君が見事に落ちたところから、
松本兄の総回診とか、板尾のブラックジャックとか、
東幹久とか、引き出しのボールペンとか、友近のおやじの「段取り」とか、
意味ない通訳とか、岸辺シローとか、オペラ熱唱とか…
(すいません、意味不明で)、はあー、どこもかしこも手がこんでる!
すばらしい! ああゆう構成作家みたいな人に、憧れるなあ。
うける企画を考えたい(なにものだ…笑)。

くにぞうは、「あきひさ」の歌で、笑いが止まらなくなってました…。
うますぎる! あの3人!
しかし、CTスキャンや西川先生のとかは、おそろしくて見られなかったけど…。

あと毎回、慣れが出ない、素朴な進行役、藤原が好き。
あの人じゃなかったら、こうはいかないだろう。
後でくにぞうは、「浜田、アウトー」の物まねしてました。


こうなると、前回の
「ガキの使い 絶対に笑ってはいけない警察24時」を消してしまったのが、
ものすごいくやまれる…。
一回見たら、もうネタバレしてるので、
笑わないかと思って消したんだけど、すごく見たくなった…。
特に受付のペットボトルのおばちゃんが…。
セルDVDは、あるみたいだけど。なんと3枚組で、7800円とか。
レンタルまで我慢するか…。うー。
あー、しかし、堪能しました!






1月17日(火)

今日は、瀬戸口しおりちゃんちで、ヨガメンバーの持ち寄り会。
内田真美さん、田中のり子さんも初参加。
(そして今回、後でお料理をメモるの忘れてたので、
わかんなかったり、かなり違うかもしれません…。すいません…)





やまいも、にんじんを蒸したのに、柚子味噌をつけて。
キャベツとベーコンをいつもの昆布&しいたけ出汁で煮たスープ。
(これ、私が持ってったもの)


3種のペーストを、ストーブであぶったパンにつけて。
人参とクミン、ブロッコリーや、じゃがいもなど(違ってたらごめんなさい!)
がすごくなめらかになってて、
野菜の甘味が出た、やさしい味わい。止まらなくなります…。
奥は、たしか小松菜の胡麻和え。




ごぼうとこんにゃくを炊いたもの。
こんにゃくの味の染み具合といったら…。




左は、レンズ豆と豚肉、いんげんの煮物。
レンズ豆がこんなふうに! ほっとする味わいでした…。
手前は、おみやげの「ゆべし」?のスライスではなかったか。
奥のお豆は、ひよこ豆を煮て、オーブンであぶったもの。
なんか酒の肴みたいになるんですね。びっくり! カリポリ…。





くにぞうのリクエストに答えてくれた、大根のキムチ~!
おひつの玄米とともに。
ネギとごぼうのマリネ。柚子もちょっと入ってるそう。
さっぱりしてておいし!



れんこんやエビ、三つ葉の入った炊き込みご飯。
もっちりで、うま~!  れんこんとご飯ってあうんだ…。
たしか高山さんのレシピ、って言ってたと思います。






ムースのような、軽く、さっぱりしたチーズケーキ。
最後にもうちょっと誰が食べるかで、
譲り合いつつ、もらう女子達…(私含む…)。



あと、写真撮れなかったものに、
手羽先をカリッと焼いてレモン、とか、
大豆の入った滋味のある野菜スープとか。
とにかく、贅沢なことこのうえない、ラインナップでした。

しおりちゃんちの息子さん、和楽ちゃんが、
みんなの周りを回って、笑わせたり、なごませてくれました。
みんなが帰る頃には、すやすやとおねんねしていて、ほんとにかわいかった。

ストーブがたかれていて、笑い声があって。
とてもあたたかい夜。







1月18日(金)

「ちりとてちん」(↓ネタバレです)

順ちゃんの結婚のくだりで、くにぞうとふたりで号泣…。
ほんとにひとりひとりに、ぐっとくるセリフがあることが、奇跡的…。
「ケンカはすな。仲良くせい」とヤキサバのお父さん。
すべて、この日のための前振りだったら、天才的…。
秀臣さんも、アホな友春も、ほんとにかっこいい。

そして順ちゃん、すごい…。よかったなあ。
「一生懸命なアホほど、やっかいなものはないで。
ほやけど、一生懸命なアホほど、愛おしいもんはない 」って、
ほんとにいいセリフ。

いつも、いつも、友達のこと、家族のことを考えてて、
そういう人には、やっぱり幸せがめぐってくる。
しかし、どんだけ毎週山場がくるねん、このドラマ…。






1月19日(土)

元サン・アドのコピーライター、蛭田君から、
松本人志、高須光聖のラジオ「放送室」がおもしろい、
と去年から言われてて、予約録音してたのを聞いてみました。

M-1の裏話、すごいおもしろかった…。
私、高須さん(放送作家で、ダウンタウンの子供時代からの友達だったと思う)
の意見とほとんど同じで、そうそうそう!とすごい盛り上がりました。
トータルテンボスをすごい押してたり、
決勝にも、最初のネタの
「ボイラー室みたいの、もういっこ探してきたらよかってん!」とか、
「笑い飯」の初登場の時は、絶対一番おもしろくて、
あの時に優勝させてあげないといけなかった、とか。
(あの縄文時代?の人形のネタとか、すごかったよねえ)




コンビの組み合わせを変えて、3時間くらいでネタをつくる
「ドリームマッチ」の裏話も。
あれは、ボケより、つっこみの人の祭典で「かっこいい~!」て思うとか、
打ち上げは、ほとんど全員が参加して、
朝までずーーーーっとお笑いの話とか。
みんなお笑いに対して真剣なんだなあ、とかなり感動…。

蛭ちゃんとは、サン・アド時代から、たま~にお笑いの話してたので、
会った時、今何が好きとか喋ったりも。
このあと、メールで
「放送室」での、ふたり恒例のアホらしい喋り方とかも、教えてもらいました。
やっぱりダウンタウンって、好きだなあ。




1月20日(日)


しょうがをたっぷりすろうと、
大きいまま、無意識に皮をむいてたら、
うさぎみたいになったので、感動して写真を撮る。
必死に撮ってたら、くにぞうが「何しとるん?」とあきれていた。
しかし、みごとにうさぎ。









1月22日(火)

ガキの使いの、「絶対笑ってはいけない温泉宿」を
レンタルで見つけたので、
よろこびいさんで(ちりとて風…)借りてくる。

いやー、これまたすごい。(↓以下、ネタバレ)
のっけから、おばちゃんタトゥだし…。
外人板長とか、アフリカ中央テレビとか、モンゴル相撲だっけ…?
返してから時間たってるから、思いだせないけど、おもしろかったー。
なかでも、「中村Pの永ちゃん」最高…。
イントロが流れるだけで、もうおかしくて、おかしくて。
マイク入ってない「人の~」が、頭にこびりついてしまいました。
「声ちっちゃいねん…」そのとおり!

くにぞうのリクエストもあって、中村Pのとこだけ、
返す日まで超リピートして笑いました。大満足だ。
最初は、罰が吹矢だったんですね。ほんと痛そう。
高校と警察もレンタルになったら、借りよ!






1月23日(水)

東京にも、雪。
少し積もってきて、世界は真っ白に。
この地球の自然現象といったら。
美しい。




1月24日(木)

スソ(須曽明子)さんの「楽しいカタチの帽子」展を見に、
銀座、松坂屋の「ファインリファイン」へ。
ちょうどスソさんと、
ファインリファインの與田さんがいらっしゃって、よかった。

本が並ぶ空間の中に、スソさんの帽子がとてもすんなり入っていて、
「もともと、ここにあったみたいだねー」と話す。
今回は帽子を自分でつくるワークショップがあったようで、
與田さんのつくったベレー帽を見せてもらったら、すごくかわいかった!

「またこれ、今度一緒にもつくれるよ~」とスソさん。
3時間くらいでできると聞いて、おどろき。
「イトイ新聞」で見てこられたお客さんもいらっしゃったり、
本を購入した方に、
「帽子のお教室はないんですか?」と聞かれたりしてたスソさん。
「またやったらいいのにー」という私に、
「いやー、そんなー」と謙遜していたけど、
あんなかわいい帽子が自分で数時間でつくれるなら、
やってみたい人は多いと思う。

スソさんのHPの「展覧会」「ニュース」→「ほぼ日ニュース」などで、
展示の模様も見れますので、ぜひどうぞ。

あ、あと帽子のレンタルのページもぜひ!
私、最初に開いた時、申し訳ないけど、
ひとりで夜中に、ものすごくウケてしまいました…(笑)。
みなさん、ぜひレンタルして、かぶってみてください!





1月25日(金)

本の打ち合わせに。
これからの方向など、ざっくばらんにお話できてよかった。

         ****************

そこから、「オーパ・ギャラリー」のマッチ展へ。
今年も、くまちゃん、川原とともに参加。
HBギャラリーの久村さんも。

展示の模様は、こんな。

いくつか、紹介しますと。
(表が写真で、裏がハンコ)

「ちいさなかたち」展をやってから、
だんだん、短い言葉もいいなと思っています。
その人、その人で、いろんなふうに思えるし。

見てくださった方、ありがとうございました。




1月27日(日)

見れなかった分もまとめて、
今週の「ちりとてちん」を見る。(↓ネタバレ)
お父さんとお母さんの若い頃のエピソードで号泣…。
はー、もう、泣いてばっかしなんですけど。

若い時の糸子も、ものすごくかわいいなあ。
自分がつらい時も、相手の修業を邪魔しないように、
「もっぺん、正典さんの顔見られただけで、うち、元気出たでえ」
とニコッと笑って、追い返そうとするなんて、ほんとに尊敬する。
おもちゃの指輪のくだりや、
病院での「ふるさと熱唱」も、ほんといいね…。
誰にもみんな、若狭塗り箸のように、塗り重ねられた時間があるんやねえ。
(小浜のイントネーションで)








1月29日(火)

石坂しづかさん、芳野さんが参加されている
「映画の中のリトグラフ3人展」へ。

吉祥寺の「にじ画廊」は、行くのは初めて。
3人それぞれのリトグラフが、繊細で、美しく、とてもよかった。
リトグラフの世界というのも、きっと奥が深いのだろうな。

そして、永作博美、松山ケンイチ出演の
映画「人のセックスを笑うな」の中に、みなさんの作品が出てくるのだそうです。
(主人公が版画家なので)
でも、「よく見ないと、なかなかわからないんですよー」と言われてたけど。
そしてこんな素敵な会場で、またしても嵐の話もしてしまう私ら…(笑)。
そこからマッチ展の搬出へすべりこんだ後、
ナチュラルハウスに寄って帰る。








1月30日(水)

ハンドボール男子のオリンピック予選、再試合。韓国戦。
私たちも世間と同じく、まったく見たことがなかったけど、
スピード感があって、すごくおもしろかった。
あの空中で止まったように跳躍し、シュートするところがものすごい。

仕事をしてたので、途中から見たが、
くにぞういわく、このアナウンサーの人は
すごくハンドボールに詳しいのだそう。
語りが熱くて、すごくよかった。
やっと多くの人に見てもらえる試合になって、感無量ではないか。

しかし、「7メートルフリースロー」という名前だけは、
「そのままじゃん!」という感じで、
「7メートルフリースローを止めましたー!!!」(ほとんど入ってしまう)
と絶叫されても…、と思いましたが。
そんなに劇的なら、もうちょっとかっこいい名前はないものかと…。

2点差まで迫った場面もあったけど、惜しくも負けた日本。
でも、多くの人が知るスポーツになった。運気が来ているね。







1月31日(木)

ヨガが終わってから、そこに須藤華順さんのお友達が来られて、
革のお財布の色など選んでいらっしゃった。
部屋の反対側では、ちょうど私と川原がスソさんの帽子
(恐縮だが、展覧会で気になってたものを持ってきてもらったのだ…)
を試着してて、その後で紹介してもらった。

ウエブで「foodmood」というお菓子のショップをされている
なかしましほさん。
私のことを華順さんが話すと、「あ!」と言われて、
なんと、昔体調をくずされた時に、
本屋さんで私の「冷えとり毎日」を読んでくださっていたそうだ。
(「ゆるゆる冷えとり日記」にも書きましたが)

で、体調も回復されたそうで、
「ほんとにすごい偶然だねー!」とみんなでびっくり。
そんな方にお会いできるとは、ほんとに嬉しかったです。


後でメールをもらって、当時は腰湯や靴下だけじゃなくて、
一緒に鍼灸やホメオパシーもされていたそう。
どれかひとつじゃなくて、いろんなものの効果がゆるゆる出たのかな、
という感じだったとか。
そして重ねばきや腰湯は、体に対しての効果はもちろんだけど、
こころに効く部分が大きいなあと思いました、と書いてありました。



そして、そこに持ってきて頂いてたクッキーが、
めちゃくちゃおいしくて…。
バターや白砂糖などは使わず、こだわった材料でつくられているとのこと。
ウエブを見てみたら、とても人気のようでしたが、
機会があったら、ぜひ申し込んでみてください。
なかしまさんは、文化出版局から昨年
もっちりシフォン さっくりクッキー どっしりケーキ
というお菓子の本も出されてます。