2012年4月下旬

日記

日記や短文です。
日付は、下がいちばん新しいもの。








[2012年4月下旬]



4月16日(月)


今週、冷えとりの洋服の本の撮影があるので、
気合いを入れて、怒濤の準備!
(先週1回、単品撮影分でこれをやったので、2回戦目ではあるが)

えっと、これは、これと組み合わせるやつで…、
ここまでで、夏のやつは終わりで…、
これのインナーはこれなんだから、これと一緒に…、
これはもう向こうに届いてて…、
これは手持ちだし…、
あれっ? これの下は、どうするんだっけ、
とか、長時間あたふたし続け。

こういうことに慣れてないし、
もし忘れ物があったらどうしよー、とか思って、
胃がキリキリ…。リストをつくって、何度もチェックする。

洋服の雑誌などで、毎回こういうのを準備される方とか、尊敬する…。
なんとか宅急便に詰める!
うううーーー。できたーーー!








4月17日(火)


本のことで、打ち合わせに。

帰りに近所の団地の道端で、野の花を摘む。
さまざまにカットして、入れていく。
茎が長いほうは、もうちょっと長い瓶のほうがよかったかも。






春は、野の花がたくさんなので、よく摘んでくる。
じっと見る。
ただ素直な感じがして、癒される。

よく考えると、
こういう生けたりするのって、実際にかかる時間は、5~10分くらいなのだ。
それでその後、
ふっと、何回も見て、なごむことができる。

忙しい時にも、こういう時間くらいとったほうがいいと思って、
近年は、なるべくそんなふうにしている。










4月18日(水)

朝9時から撮影で、荷物もあるので、満員電車をさけ、
5時半頃起き、7時前のライナーで行くことにする。


しかしライナーによく慣れてなくて、
(しかもこの直前にダイヤか、予約システムが変更?)
ホームの発券所の前に行ったら、もうすごい列で!
買えないまま、もう列車が到着していまい、
「えっ!えっ!えっ! これもう発車する!」となって、飛び乗ってしまう。


で、青くなりながら、車内をちょっと歩いてみても、ぎっしりのよう。
うわー…。せっかく超早起きしたのに、
寝ていけないうえに、立ったまま行くのか!と、かなりショック…。

しょうがなく連結のところに立ってたら、
車掌さんが回ってきて、
イラッとした感じで、ひややかに「500円です」とか言われ、お金を払う。
(ほんとはここに立ってるのも、いけないんだろうが)

なんとなくは知っていたのだけど、
ライナーと、特急?の区別がよくついてなくて、
払いながら、
「あのう…、席ってないんですよね?」
とかなり低姿勢で聞いてみたけど、
鼻で笑われ(ほんとうに鼻で笑うというのを、久々に見た…)
「券がないと、もともと乗車はできないんです」
とかなり高飛車な感じで言われる。


「あ…」とうなだれる私。
すると、その一連のやりとりを連結部分で見ていた
サラリーマンの男の人
(40~50代?の若社長か、できる営業の人みたいな。
いいガタイで、白いシャツ姿)が、
「あの、僕の席、空いてますから、よかったら」
と言ってくれたのだ。

最初、は?という感じだったけど、
その人、そういえば、
最初からそこで体操していたようで、
連結部分で大荷物持って、うろうろ行ったり来たりしている私を、
「あー、券なくて乗っちゃったんだね」と見ていたのかもしれない。


「えっ…、でも、(あなたは)いいんですか…?」
と聞くと、
(この時、撮影準備でクタクタで、
小さいことで泣きやすくなっていたのもあったのか、
なんか、一連の車掌の対応で、すでにじわっと涙目だった私)
「ええ、どうぞ、僕ここで体操してますから」
とすっごく親切で、爽やかな感じ。
「あ、ありがとうございます…!!!」と甘えることに。


そしたら、向こうに行きかけてた、
そのとてもイヤな感じの車掌が、
お客様がわざわざそんなことしなくても、という感じで、
苦笑い(ほんとに)しながら、
その人の携帯の予約番号をわざわざ見て、私をその席まで案内したのだった。
(この案内、いらないんですけど…)


席に着いてから、
あんないい人っているんだな…と感動して、涙が出てきて。

だって、みんな
自分が座るために、きちんと券を携帯やホームでとっているのに。
こんな、見ず知らずの、やってしまった、ぼんくらな人に、
それをさっと譲ってくれるなんて…。

涙のグズグズが止まらないので、
座れはしたけど、寝ることはできなかった。
車掌に泣き顔を見られないように、二度と来なければいいがと思いつつ。


降りる駅で、急いで連結部分に行ってみたら、
まだそこに立っていらっしゃったので、
「あ…、ほんとに助かりました! 
ほんとに、どうもありがとうございました!!!」
と深く何度も頭を下げると、
「ああ、だいじょうぶですよ!」と明るく。
たいしたことないですよーという感じで。


その人は、その駅で降りられないので、もっと先まで行かれるようだった。
(きっと、いつも朝ちょっと体操してから、
自分の席に着かれるんじゃないか…、と想像)



ホームを歩きながら、また涙がじわっと。

私も、こんなことができる人になりたいなあ。
この人は、絶対すごく仕事ができる人だと思う。
そして周りの、誰にも好かれているだろう。

車掌さんは、私が当然悪くて、
こういう知らないで乗り込んでくる客に何百回と言い続けて、
すっかりうんざりなのだろうけど、
もっと違う態度と言い方で仕事をすることもできたと思う。

私は、サラリーマンのほうの人みたいな態度で、生きていきたいな。
なかなか簡単にできることではないと思うけど。
こういうことが、
人生の運を強く、よくしていくんだろうと思う。

あの時の方、ありがとうございました。




        ***********




そこから、まだ感動しつつ、朝のカフェに入る。
すると、勉強している人がなんと多いことか。
出勤前に、難しそうな本を広げて、ひとり熱心に、という人がたくさん。
これが「朝活」というの?
すばらしいなあ。すごくはかどりそうだし、自分をほめられそう。

時間をどう使うかは、その人次第なのだ。
が、こちとら、
早起き&出勤もしてない上に、朝さりとて何もしてない…。
時間の使い方がヘタな自分を、ものすごく反省する。

ま、でも、私も時には、がんばってはいるか…。
認めていくようにしよう。

撮影に向かう。

今日は、冷えとり本に出てくださるお友達の撮影だ。
みなさんの協力で、うまくいった…。ほっ…。











4月19日(木)

今日も撮影。
今朝は、すごく早く行って、列に並んで、ライナーの券を取り、
ちゃんと座ってこれた。

今日は、私自身の撮影も…。
くにぞうも…。
こんなのほぼ、初めてだけど、
スタッフみなさんが、いい雰囲気でリラックスさせてくださり。
川原もいてくれて、サポートしてくれて、ありがたかった。









4月20日(金)


撮影前から、バッタバタになっていた家の中を、掃除。洗濯。
あーーーーー。さっぱりする!

が、冷蔵庫にしなびた野菜が…。
かわいそうに。ごめんね。
まだ使えるものだけ、料理する。

家で食べることが、ほとんどになってきたから、
以前よりは格段にダメにするものが減ったと思うけど、
通勤してた昔は、よくやっていたなあと思う。

でも忙しい時は、しょうがないぞ!
そんなに何もかも、完璧にはできないぞ!
そういうことで、いちいち落ち込んでいるほうが、よくないのかもと思う。

家の中が、そんなにひどい状態でなく、
住人がハッピーなら、それでよいではないのか?











4月22日(日)

仕事でずるずる伸ばしていた味噌づくりを、ついに決行!
寒い時のほうがいいんだけど、
4月も後半になってしまったが…。

一昨年とほぼ同じなので、工程(2010/2/26、27)はそちらを参考に。
(去年は、3/26に同様にやった)



が、私、
届けてもらった「生麹」を、バタバタしてたせいか、
大豆と一緒に
玄関の涼しい場所の段ボールに入れてしまってて、
1週間後に気付いて!、冷蔵庫に慌てて入れたので、
その麹で大丈夫なのか、
ネットで調べまくるが、よくわからない。

ついに最後に、買った自然食料品店の方に聞いてみたら、
「涼しいところだったら、大丈夫でしょう! それでいきましょう」と。
しかも今、塩麹ブームなので、
もう生の麹がお店にもないのだって。

しょうがないので、
「ごめんねー、がんばってね」と生麹にお願いして、仕込み。
いつものように、
ビニール袋で大豆を踏んでつぶしたり、カメに詰めたりするところは、
くにぞうにも手伝ってもらう。

(年々、できた味噌の中に、大きい大豆がつぶれずに残ってても、
別にそんなに問題ないとわかってからは、わりと適当に踏んでいるかも)



今年は、去年の3袋ずつ(大豆が3キロ、麹も3キロ)
より減らして、2袋ずつに。
あまりに多いと煮たり、潰したりが、
全部2回戦になり、それが大変すぎたため。

なんとか、無事仕込み終了!
だんだん慣れてはくるねえ。




        ********




途中のおやつに、こないだからの黒豆を。
たくさんつくったのを、そろそろ食べ終わる。
何度も煮返して食べていくと、
最初は甘味控えめでも、最後には煮詰まって甘くなるので、
牛乳を入れて、ちょっと温かくして食べてみた。
これ、おいしいでっす…! 簡単ミツマメ?みたいな。
人に出してもいいかも。
また次回、最後はこうやって食べよう。













4月24日(火)

朝、原稿をメールで送ってから、
予約していた経堂「ささや」さんの料理教室へ。
川原、ちよじと。

生まれて初めての料理教室!
マイ包丁も持参。(しかも研いで頂けるのだ!)
8名くらいでカウンターに座って、そこから厨房の様子を見たり、
時々切ってみたり、ひとりずつ青菜を茹でてみたり。

なので、すごくハードルが高いわけではなく、
ひとりでも、問題なく参加できますよ。
私たち3人は、けっこういっぱい質問をしてしまったけど、
ただ聞いていてもいい。
とてもタメになることばかりだった。


最後は、みんなで、
お店の方が、手順を見せながら、つくられたものを頂ける~!
まあ、ほんとに、どれもこれもおいしかった!


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●菜の花のゼリー寄せ
●お豆とひじきのマリネ
●アサリと春キャベツの豆乳スープ
●じゃが芋と干し桜海老のかき揚げ
●豚バラ肉と青菜の酒蒸し
●小鯛の炊き込みご飯

だったかと思います。
どれも美味なんですけど、この「豆とひじきのマリネ」が、特においしくて!
しかも、簡単なのです。


お店のレシピなので、詳しくは書けないけど、
戻した豆を水から火にかけ、沸騰後、弱火で2~3分茹でるだけ。
噛みごたえがあるまま、ひじきや長ねぎと合わせてマリネにする、
という新鮮なやり方!
うちでも、何回もリピート中です。

機会があったら、「ささや」さんでぜひ。
(たぶん定番メニューじゃないかと思うので)
料理教室もぜひ。

とにかく、ぜひ「固めの豆」のおいしさを楽しんでみてください。
すぐ茹だって、ラクだし。











4月25日(水)



洋服の撮影が終わったのに、
まだ衣類を揃えて準備している夢を見た。
「えーと、このカットに、これいるんだっけ…」とか
夢の中であたふたと揃えている私…。

自分がちょっとかわいそうになる。もうそれは、終わったよ。
私にしたら、そうとうな重圧だったねえ…。










4月26日(木)


朝は、ヨガに。

夜は、ひさしぶりに西荻の「のらぼう」へ。
くまちゃんのお友達で、
私やくにぞうも、ちょっと知り合いの方がお店をやめられるので、
友達数人で伺う。
はー。ほんとに全部おいしかった。
(あ、そういえば「ささや」さんも、「のらぼう」の出身の方)

旅立つ方が、よい門出になりますよう。









4月28日(土)


うどを買ったので、夕飯の一品に。
皮をむいて、にんじんとキンピラに。
中は、甘酢漬けに。





うどの穂先の部分は、翌日天ぷらに。
衣つけて、さっと揚げ焼きにするだけ。
天ぷらにすると、穂先も、もしゃもしゃせず、
簡単で、香りがよいので、いつもこうしてて。
「たらの芽の天ぷら」風になります(と思うけど…)。










4月29日(日)


やることはあるのだけど、
ちょっとすっきりしたくて、納戸の大掃除に手を付けてしまう。

2時間半で、けっこう終わった…。
いつも思っているより、短い時間でできてしまうという。

なら、もっと日頃できるんですよねえー。
知ってはいるんですよーー。
(昔よりは、やる頻度が上がってます!)






4月30日(月)

世間は、お休み。
私は、家にて仕事。
でも幸せなことではある。


また買い物帰りに、花を摘んでくる。
全体の色味を考えたりするのが、楽しい。
名前は知らない花。かわいすぎる…。ありがとう。






     *******



あさりを買ってきて、料理教室でつくった
「アサリと春キャベツの豆乳スープ」に挑戦。







できた~。これも簡単なのに、おいしい~!
教室で習っても、家でつくるかなあと思っていたけど、
料理教室って、なんかいいですねえ。


今って、男女でつくる婚活的な料理教室もあるらしいですね。
テレビでやってて。

あと、同じ趣味の男女で集まって、
キャンプとか、陶芸とか、ワインとか?(忘れちゃったけど)
婚活する、とかもあるよう。
ただ会って飲むより、趣味が一緒のほうが話が早そう。
プロ野球観戦も、たまにイベントでそういうのをやっている。
いいんじゃないでしょうか。